LEEの撮影現場でも、わが子のポジティブな話題が多いのが、OURHOME Emiさんと料理家 近藤幸子さん。
自虐ネタを話さないのはなぜ?普段から実践していることは?お話をうかがいました!
OURHOME Emiさん
ママ友には"相手の子どものいいところ"を話すように
OURHOME Emiさん
OURHOME主宰。中1男女双子の母。LEEで「毎日が気持ちいい暮らしの仕組み」を連載中。
Instagram:emi.ourhome
公式サイト:https://ourhome305.com/
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ママ友との話題としてEmiさんが心がけているのは、相手のお子さんのいいところについて話すこと。
「『この前、私が道がわからないって聞いたら、すぐに地図を描いて教えてくれたよ』など相手のお子さんと接したときや、自分の子どもから聞いた話でいいなと思ったことを伝えるようにしています。逆の立場だとしても、自分が知らないわが子のポジティブな一面って、聞かせてもらったらうれしいですよね。
子どものネガティブな話は、まったくしないわけではなく、特にOURHOMEのメンバーとは本音で話していて、それが仕事につながることも。ただ、学校などでの立ち話ではしないようにしています。
真剣な悩み相談はもちろんいいと思うのですが、普通の会話の入口としてはマイナスが多いなと。子どものネガティブな話は聞かれていないようで、子どもの耳にはしっかり残るような気がします」(OURHOME Emiさん)
本当に長続きするのは子どもをほめあえるママ友
普段からわが子のいいところも「マイノート」につづっているEmiさん。子ども本人がいる場でママ友と話しているときに、書き留めた“いいところ”が話題として出てくることも。
「例えば“猫に対する声かけがすごくうまい”みたいなことですね。テストの点など“誰かと比べるような内容”にならないようには気をつけています。
私自身も親が親戚の前でほめてくれるのがうれしかった記憶があるので、ほかの人がいる場でほめられるのって、子どもには印象深いのかもしれません。
長く関係が続くママ友って、そういう相手の子どものポジティブな話題も、わが子のように喜びあえる人な気がします」(OURHOME Emiさん)
\子どもへのほめを"貯金"/
自分の気持ちが動いたことをつづる「マイノート」には子どもの「いいな」と思ったエピソードも。
「いいところを集めた〝貯金〞を、ふと子どもに伝えるとすごく喜びます」(OURHOME Emiさん)
料理家 近藤幸子さん
子どもと適度な距離があるから、長所も見えるのかも
料理家 近藤幸子さん
中3の長女、小3の次女の母。忙しい日々にうれしいレシピ集『やめレシピ がんばらなくてもおいしいごはん』(主婦と生活社)が発売中。LEEweb連載「おやこおやつ」も好評。
Instagram:oishisyumatsu
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撮影現場での雑談中「娘がおもしろい作品を作ったんです」と、お子さんのエピソードを話してくれる近藤さん。その語り方は「この前読んだ本が、この間観た映画がおもしろかった」と紹介するように、とてもナチュラル。その理由はお子さんとの適度な距離感にあるのかも。
「子どもを型にはめたい気持ちはなくて、私に好きな映画や舞台があるように、子どもは子どもで好きなものを見つけて、自由にどんどんやりたいことをやってくれたらいいと思ってます。長女も次女も私が思いもつかないことを始めるのがおもしろくて、それがどう広がっていくのか観察するのも楽しいんです」(料理家 近藤幸子さん)
子どもの言動に心を動かされた経験を人に伝えたくなるのも、自分とは別の人間としっかり分けて考えているからかも。
「次女はものづくりが好きなのですが、センスを感じさせるものが多くて。撮影で自宅に来てくれたスタッフの方にも次女本人がいる前で話すことがあって、いろいろな人に見てもらってほめてもらえるのはうれしいみたい。
親からほめるのも大切ですが、第三者に評価してもらう経験も大事だなと感じます」(料理家 近藤幸子さん)
“親の悩み”を間接的に聞いてもらうのはアリかも
とはいえ「ネガティブなことを言うことも全然あるんですよ」と近藤さん。
「うちは子ども2人とも食が細くて、“子どもが食べない”はよく言ってます。子どもに対しては私の本領がまったく発揮できずで(笑)。
でもそういう話も、子どものこともよく知っている信頼関係のある人に話すなら、本人の前でも絶対NGではないのかなと。“こんなことで困ってる”という親の気持ちは、直接言われるよりもすんなり届きそう」(料理家 近藤幸子さん)
\ファンも多数いる次女の作品/
「次女作のリカちゃん服です。上はスカートにマスクを利用。プリーツ部分が生かされていて感動しました。
下は履かなくなった靴下を再利用。羊毛フェルトで自由に形を作った帽子も素敵です」(料理家 近藤幸子さん)
取材・原文/古川はる香 本誌編集部
こちらは2022年LEE11月号(10/7発売)『やりがち「わが子自虐」見直してみませんか?』に掲載の記事です。
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