「やっぱり赤が好き!」スタイリスト 石上美津江さんが赤を好きな理由と赤私物を大公開!
2022.10.06
誌面に掲載されたりインスタに写真が上がるたびに大きな反響がある、スタイリスト石上さんの〝赤〞を効かせたコーディネート。
「着てみたいけれど気恥ずかしい」「自分には派手すぎて似合わない」なんて思っていませんか?
実は赤は、流行に左右されずに誰にでも似合ううえ、カジュアルをもっとおしゃれに楽しめる、LEE読者にとっていいことずくめの色なんです。
寒さが増し、あたたかな色が恋しくなるこれからの季節は、まさに赤のハイシーズン。
大胆に取り入れたり小さく効かせたり……赤を着てみたい気持ちに背中を押してくれる石上さんのメソッドで、素敵への一歩を踏み出して。
シンプルなニットとパンツの気負わないワンツーも、ぬくもりと強さのある赤で存在感たっぷりに!
「洋服で赤を取り入れたいとき、私は真っ先にニットを選びます。その理由はニットのやわらかな風合いが赤の強さをほどよくやわらげて、ぐっと投入しやすくなるから。流行り廃りのないきれい色でありつつ、今季はトレンドカラー。私服では小さく取り入れることの多い私も、この秋冬はこんなふうに主役として楽しむ予定です」(スタイリスト 石上美津江さん)
スタイリスト 石上美津江さん
「私が赤を好きな理由」
Mitsue Ishigami
Instagram:ishigamimitsue
『LEE』『MORE』をはじめ、さまざまな女性誌やカタログ、広告で活躍する人気スタイリスト。ベーシックさの中に旬感と可愛げを忍ばせたカジュアルコーデは、モデルやスタッフにもファン多数。
「幼い頃、母がよく着せてくれた赤いカーディガンと赤い靴。大好きな映画『四月物語』の赤い傘に、『パリ、テキサス』の古びた赤い野球帽。そしてスタイリストになる夢をくれた、スピッツのCDアルバムジャケットに写る赤いワンピースを着た女の子……。あらためて振り返ってみると、私が心惹かれたものや大切な思い出の中には、必ず〝赤〞がありました。
そんな不思議な縁を感じる赤は、おしゃれをするうえでもなくてはならない色です。赤と言っても、発色によって印象はさまざまですが、選ぶのは〝可愛らしさ〞や〝やんちゃっぽさ〞を感じる赤。そういう赤はベーシックなカジュアルにぴったりで、甘さだけでなく、いい意味でコーディネートに強さをくれるんです。そのうえトラッドやフレンチ、アメカジとどんなテイストにも合うし、年齢問わずどんな人にも似合う色だとも思っています。
今回は、いつもスタイリングとプライベートで実践している取り入れ方、そして愛してやまない赤アイテムを紹介させてもらいました。
今季はトレンドとしても注目されている赤。LEE読者の皆さんが〝自分らしい赤〞と出会えるきっかけのひとつになれたらうれしいです」(石上美津江さん)
石上さんと赤の可愛い関係
01.アエタのスーパーエーマーケット別注モデル
「辛口カジュアルにほんの少し可愛らしさを足したいときは、小さな赤ポシェットを頼りに。今はアエタのスーパーエーマーケット別注モデルを溺愛」
02.アメリカの写真家スティーブン・ショアの写真集
アメリカの写真家スティーブン・ショアの写真集。「雰囲気が好きで買ったのですが、さりげなく赤が効いた写真が多くて。無意識に惹かれていたみたいです(笑)」
03.おばあちゃんになっても履き続けたい永久定番
「レペットの赤いエナメルのバレエシューズは、私の好きな〝可愛らしさ〞の象徴」
04.インバーアランのニット
「ケーブル編みと赤。大好物同士の組み合わせに展示会で一目惚れ!」 ニット¥63800/ビショップ(インバーアラン)
05.バッグの中の荷物も気がつけば赤ばかり
「スマイソンの手帳をはじめ、名刺入れやキーホルダー、ハンカチなど自然と赤が大集合」
06.実はギンガムチェック柄。セラードアーのフレアスカート
セラードアーのフレアスカートは、無地見えするほど細かい赤と黒のギンガムチェック柄。「ソフトな印象なので、04.のニットと合わせてワントーンで着るのもいいかも」
07.褒められアイテム、キュアバザーのネイルカラー
「オレンジ混じりの朱赤っぽい色がタイプ。つけているとよく褒められます」 ネイルカラー ボヘミアン¥2530/フォルテ(キュアバザー)
08.このアルバムとの出会いがスタイリスト人生の原点
大ファンのスピッツが1995年にリリースしたアルバム『ハチミツ』。「ジャケットとブックレットに出てくる女の子のスタイリング、世界観に強く引き込まれてスタイリストになることを決意。このアルバムに出会わなかったら、今の私はないと言っても過言ではありません」
09.愛用歴10年!ジョンストンズ オブ エルガンのストール
「10年以上愛用しているジョンストンズ オブ エルガンのストール。秋冬は毎日のように持っているので、トレードマーク化しています」
※価格のないものはすべてスタイリスト私物です
次回は、スタイリスト 石上美津江さんの「やっぱり、赤が好き!」照れずに可愛くさしたい「小さく効かせる赤」をお届け!
撮影/三瓶康友(人物) 魚地武大(TENT)(物) ヘア&メイク/YUMBOU(ilumini.) スタイリスト/石上美津江 モデル/竹下玲奈 取材・原文/鈴木絵美 撮影協力/THE DECK COFFEE & PIE
こちらは2022年LEE11月号(10/6発売)「スタイリスト 石上美津江さんの「やっぱり、赤が好き!」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年10/6発売LEE11月号現在)です。
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