木南晴夏さん
〈 女優 〉
確かな演技力でキャリアを重ねている木南晴夏さん。近年では、大のパン好きとしても知られています。パンをはじめ、語学や絵画教室など、没頭できる趣味がバイタリティあふれる笑顔の秘訣のよう。木南さんならではの“好き”が彩る日々の暮らしについて、じっくりお聞きしました。
子どもの頃から大好きなパン。家に届くことで、さらに幸せ&わくわく感が増すと知りました──木南晴夏
● 木南晴夏 Haruka Kinami
1985年大阪府生まれ。2004年女優デビュー後、映画『20世紀少年』やドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズなど話題作に多数出演。ドラマ『君の花になる』(TBS系・10/18より毎週火曜22時~)、ドラマ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(MBS/TBSドラマイズム・毎週火曜)に出演中。パンシェルジュ検定2級を取得するほどのパン好きで、エッセイ連載をまとめた著書『キナミトパンノホン』(講談社)も。
Instagram:kinamitopan
Twitter:kinamiharuka
公式サイト:https://www.horipro.co.jp/kinamiharuka/
木南晴夏さんの
食べると心も体もハッピーに。優しい味わいのパン
「今年1月から始めた『キナミのパン宅配便』は、おかげさまで好評につき継続中。私の“幸せの素”であるパンを、皆さんにも味わって笑顔になってもらえているようでうれしいです!」。パンを保存するための独自の冷凍技術を持つ「パンフォーユー」が運営。月に1回、木南さんが全国各地から厳選した冷凍パンのセット(6~8個入り、パン屋さんは月替わり)が届く。
1回あたり¥4200(送料込み)、6回から申し込み可。https://kinami-bread.com/
子どもの頃からいつも、生活の中心にパンがあった
舞台や映画、ドラマなどでの存在感のある演技が印象的な木南晴夏さん。彼女の日々の活力となっているのが、パン。
「もともと母親がパン関係の仕事をしていて、小さな頃からたくさんパンを食べて育ちました。工場へ行く機会も多く、焼き立ての香ばしい匂いに包まれると、たまらなく幸せな気分になりましたね。女優を目指して16歳で上京したのちも、その愛は変わらず(笑)。
デビュー当時ダイエットをしていたのですが、朝食ではパンの上に目玉焼き、チーズ、レタスをのせ、ケチャップをかけて食べるのが一日1回の大きな楽しみでした。大人になった今も、やっぱり朝はパンからスタート。シンプルなトーストが定番ですが、こだわりは厚さ。ボリュームある4枚切りを思いきりいただきます」
デニッシュなどの甘い系も好きだけれども、「さまざまなマイブームを経て、トースト、ベーグル、ミルクフランスなどのシンプルなものが、私の王道」だとか。
「三食続けて食べたりするので、『そんなに食べて太らないの?』と聞かれることもあるんですが、おやつというより主食にしているから大丈夫なのかも。それに、いいパンは、お店の方が厳選した食材でできているから、体に悪いわけがない、というのが持論(笑)。脂質や糖質を制限すると肌が荒れやすいほうなので、私の体質にも合っているのかもしれません」
その情熱と知識を生かし、最近では、『キナミのパン宅配便』という冷凍パンの定期便サービスをプロデュースするまでに!
「最初にお話をいただいたのは2021年。コロナによる制限があった中で、私もパン屋さんへ出かけることができなくて、お取り寄せをしていて。家に何かが届くって、こんなにワクワクするんだとあらためて気づかされたんです。私が選んだパンでも、皆さんが明るい気持ちになり、そして自由に外出できるようになったら、お店に足を運んでいただけたらな……という願いもあって始めました。
お店の選定や、試食、パンのラインナップを絞り込む作業は、挑戦の連続です。『みんなは好きそうだけど、私好みのテイストとは違うかも?』などの葛藤も。初回はちゃんと売れるだろうかと心配でしたが、完売してホッとしました」
22時からのひとり時間。今は韓国語と韓ドラに没頭!
現在はお子さんを育てながら仕事に励む日々。コロナ禍での撮影現場の変化に戸惑ったこともあったそう。でも、これまでとライフスタイルが変わったとはいえ、仕事への向き合い方は変わらないと言います。ドラマや映画の撮影はもちろん、演劇の地方公演にも出演するなどワークライフバランスよく働けているのだとか。
「初の泊まり仕事は、私がいなくて動揺するんじゃないかとヒヤヒヤでしたが、子どもは意外にケロッとしていて。帰宅後『あ、帰ってきたんだ~』といういつもどおりの姿を見て、安心するやら、少し寂しいやらでした(笑)」
そんな木南さんにとって、毎晩22時~24時は、大切な一人だけの時間なんだそう。
「この2時間の間にやりたいこと、やるべきことをどう配分するか考えて動いています。作品に入っているときは、台本やセリフを確認したり。Netflixを観たりもしています。時間に限りがあると思うと、だらだらせずに過ごせる気がしています! 最近は韓国語の勉強をし、韓国ドラマを観ることが多いです。韓国語は昔、語学学校に通っていた時期もあり、あらためて学びを深めるのが楽しいですね。
ドラマでは『恋愛体質』という作品がお気に入り。韓国ドラマ界を舞台にしたラブコメで、主人公は脚本家。役者同士の軽妙な言葉のやり取りも笑わせてくれるし、何よりもドラマ作りの裏側が見られておもしろいんですよ。作品制作中のピンチを『こう切り抜けるのか!』なんて発見があります」
そのほかにも「英語も学び直したいし、日本のドラマももっと観たい。月に2回通っている絵画教室での作品作りも、続けたい。放っておくとやりたいことがどんどん湧き出てくるタイプ」と笑います。この木南さんの旺盛な好奇心が、仕事や暮らしにもパワーを与えていることは間違いありません。
「教えて! 笑顔の素」記事一覧撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/佐藤エイコ(ilumini.) スタイリスト/中井綾子(crêpe)(服) 来住昌美(物) 取材・原文/石井絵里
こちらは2022年LEE11月号(10/6発売)「教えて! 笑顔の素」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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