失敗を繰り返し、本当に体が変わる運命のダイエット法に出会ったというつむらさん。つむらさんのこれまでについて、じっくりお話を伺いました。

お話を伺ったのは
つむらみおさん

短時間でも“やりきること”で、心も体もどんどん変わっていく

パーソナルトレーナー。これまでのべ2000人以上に指導。6カ月先までレッスンの予約が埋まるほどの、圧倒的な支持を集めている。企業研修や学校での健康指導も。新著に『みおの女子トレ部のやせる！食べトレ』（学研プラス）
Instagram：fitness_mio
Twitter：fitness_mio
公式サイト：https://miotore.com/

つむらさんのダイエット年表

健康的なトレーニングと食事がやせることにつながる！

シンプルでわかりやすいメソッドと、説得力のある言葉で人気を集めるつむらみおさん。かつては、あらゆるダイエットに挑戦しては失敗を繰り返し“ダイエット迷子”だったといいます。

「バナナだけ、キャベツだけのような単品ダイエットにファスティング、脂肪を吸収しないダイエット系サプリなどあらゆるダイエットを試しました。一時的には効果があってやせるのですが、必ずついてきたのがリバウンド。やせたり太ったりを繰り返し、自己肯定感も下がりまくり……。

そんなときにジムで出会ったのが、正しい知識を持って行うトレーニングと、たんぱく質を多めにとる食事法。これまでどうにもならなかった体が根本から劇的に変わり、やせた状態を維持できるようになって毎日がバラ色に。当時の私はよほど感動したのか、約半年後には会社員を辞めてトレーナーになるべく転職していました！　人生の大きな転機にもなりましたね。

やせることは、洋服をきれいに着こなせる、美しさの追求など外見的なメリットだけでなく、健康の延長線上にあるものだと私は思っています。健康のためのトレーニングと食事を続けていれば、自然とやせるしほどよく筋肉がつき、ボディラインも整う。ダイエットというよりは、ボディメイクを意識してほしいなと。

健康維持のために一生続けていくという意味でも無理なことはせず、体を動かして適切に食べるという、シンプルな方法にたどり着きました」（つむらみおさん）

産後太り脱却のためには骨盤のゆがみ調整が不可欠

2児の母でもあるつむらさん。出産後は“産後太り”からなかなか抜け出せず……。またも壁にぶつかりました。

「下っ腹はへこまない、背中の肉は取れない、胸は削げる、おまけに尿もれにも悩まされ……。1年もすれば元の体に戻ると思い込んでいたけれど叶わず、これまでのダイエット法は通用しないと。

第1子の産後にあらためて勉強し、骨盤のゆがみ調整、骨盤底筋トレーニングの資格を取りました。そして第2子の出産後に、学んだ骨盤のメソッドを自分の体で実践。出産してガタガタの体が、骨盤調整を意識したトレーニングで本当に変わりました。

子どもを産むと大半の女性は骨盤がゆがんでしまうので、根本的に方法を変えなければいけないんだと身をもって痛感。私と同じように“ダイエット迷子”だったり、産後太りに悩む女性にこのメソッドを伝えたいと思い、一昨年からYouTubeでの配信も始めました」（つむらみおさん）

「変わらない体はない」「続ければ鏡の中の自分を好きになれる」など、ポジティブなメッセージの発信も人気の秘訣です。

「喜んでくれる方が多いのですが、実は私自身がもともとすぐに考え込んでしまうし、落ち込みやすい。自分を励ます言葉をお伝えしているんです。特にお母さんは、食事も睡眠も思うようにとれないし、家事も仕事も中途半端になり自己肯定感が下がりがち。私自身もそう感じていたので、配信を始めた当初の動画は、できるだけ3〜5分と短く“やりきれること”を大事にしていました。

隙間時間にパッとやって『今日はこの1本のトレーニングだけでもやりきれた』と思うだけで、自信がつくはず。こういった少しずつの積み重ねで心が変わり、体も少しずつ変わっていく。さらに心も前向きに……と好循環に！　私もトレーニングを続けることで、昔よりもずっと自己肯定感が上がったし、ポジティブになれているのではないかなと思っています」（つむらみおさん）

つむらさんのメソッドの集大成

￥1540／学研プラス

つむらさんのやせるメソッドが詰め込まれた集大成。具体的な筋トレの方法も掲載。『絶対に失敗しないやせコツ事典』

YouTubeチャンネルが大人気！

公式YouTube「みおの女子トレ部」。チャンネル登録者数は56万超え！　さまざまなトレーニング動画や、つむらさんの休日ルーティンなども紹介。

詳しい内容は2022年LEE8月号（7/7発売）に掲載中です。

撮影／名和真紀子　ヘア＆メイク／千葉智子（ロッセット）　杉山えみ　取材・原文／野々山 幸（TAPE）

※商品価格は消費税込みの総額表示（2022年7/7発売LEE8月号現在）です。