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LIFE

相葉雅紀さん「お客さんの前に立てることが嬉しい」舞台『ようこそ、ミナト先生』取材会レポート

2022.06.05

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12年前のトリオが再集結した舞台!

ようこそ、ミナト先生

『ようこそ、ミナト先生』は、嵐の活動休止以来、テレビ朝日系の連ドラ『和田家の男たち』での主演、様々なバラエティ番組のMCなどで活躍している相葉雅紀さんが、12年ぶりに挑戦する舞台です。

さらに、『恋はつづくよどこまでも』(TBS)、『着飾る恋には理由があって』(TBS)など、人気ドラマの脚本を手掛け、数々の大ヒット作を生み出してきた脚本家の金子ありささんと、青年座公演のほか、翻訳劇・古典・ミュージカルやオペラなど多種多様な作品を手掛け、緻密な演出で評価の高い、日本の演劇界を代表する演出家の宮田慶子さんが手掛ける物語。

しかも、この3人は、12年前の相葉さん主演の『君と見る千の夢』以来となる再集結なんです!

初日公演の前に、フォトコール及び取材会が開催されました。その模様をお届けします。

町や人生の“再生”をテーマにした心温まる物語
『ようこそ、ミナト先生』

物語の舞台は、甲信越地方の山あいにある日永町。相葉さんが演じる、主人公・湊孝成は、一年前に観光で訪れ、その町の学校に非常勤の音楽教師として働くことになりました。

ようこそ、ミナト先生

[写真左から]湊孝成(相葉雅紀)、日永小・中学校の校長役・及川太一(忍成修吾)

フォトコールでは、まず町民たちが、湊が暮らす家に訪れるシーンから始まります。湊は、町民たちの買い物のリクエストや相談を次々と応えていきます。人当たりがよく誰にでも親身な彼は、“ミナト先生”と慕われていました。

ようこそ、ミナト先生

[写真左から]宮森ハツ(田中利花)、湊孝成、喫茶店の自称看板娘・難波さつき(青木さやか)

どんな時にも、明るく笑顔で分け隔てなく町民に話しかける湊。彼が町に溶け込み、慕われている様子が観られました。

ようこそ、ミナト先生

診療所の医師・高梨由佳子(秋元才加)

日永町民の間では、湊がずっと町にいてくれるよう、医師・高梨とくっつける計画が持ち上がります。

ようこそ、ミナト先生

湊と高梨のやり取りを見守る町民たち。ふたりの仲を画策する住民たちの様子はコミカルに演じられていました。[写真左から]町で生まれ育った青年・野村伊吹(濱田龍臣)、少女・及川美優(谷花音)、校長の妻・及川美樹(須藤理彩)、難波さつき(青木さやか)、宮森ハツ(田中利花)

しかし、一人暮らしの偏屈者、植村久志だけは、湊がたびたび家に訪問しても、「帰れ!」と言うばかりで心を開こうとしません。

ようこそ、ミナト先生

人付き合いを嫌い、待ちはずれに住む元町長・植村久志(松平健)。植村が抱えている深い悲しみを、松平さんはベテランらしく重々しいセリフ回しと表情で演じていました。

町民の前では明るい湊でしたが、実はある秘密があったんです……。

ようこそ、ミナト先生

いつも笑顔の湊でしたが、ひとりになった時に影のある表情を見せます。秘密の重さが感じられる瞬間でした。

フォトコールで演じられたのは、ここまで。植村が町民とまた交流を持つようになるのか、そして湊の隠された秘密が何なのか……ものすごく気になるところです。

「稽古は想像以上につらかった。でも、お客さんの前に立てることはうれしい」(相葉さん)

フォトコール後の取材会には、相葉雅紀さん、松平健さん、脚本家の金子ありささん、演出家の宮田慶子さんの4名が登壇しました。

ようこそ、ミナト先生

(写真左から)演出家の宮田慶子さん、松平健さん、相葉雅紀さん、脚本家の金子ありささん

相葉さんは、初日への思いを聞かれると、「ずっとやりたいと思っていた舞台が、素敵なみなさんに囲まれてできることを幸せに思いながら、この一ヶ月間稽古をしてきて、ようやく今日がきました。僕個人的にも、お客さんの前に立つことをすごくしたかったので、少し緊張してるんですけど、楽しんでやりたいと思います」とコメント。

約12年ぶりにタッグを組んだ宮田さんの演出指導については、「こんなこと言うのもなんですけど……つらかったです(笑)。愛のあるしごきと、12年分のダメ出しをされてハードな期間でした」と苦笑い。

ようこそ、ミナト先生 宮田さん

演出家・宮田慶子さん

それを受けて宮田さんは、「(相葉さんは)真摯に受け止めてきちんと重ねていかないとできない役柄、設定なので、そこに向かい合っていく時に、相葉さん自身が大人になって中身が充実した分、どう受け止めてどう表現したらいいのか苦しんだんだろうなと感じました。稽古としてはハードだけど、楽しんでほしいと思いながらもしごいてました」と振り返っていました。

しごきについて相葉さんは、「ありがたいですね。徐々にそういう機会は減ってくるので、この期間はできるだけ吸収しようという思いがあったんですけど、予想以上につらかったです(笑)」と言いつつ、「宮田さんは、僕にとってお母さんみたいな存在。ご飯を一緒に食べたりする時は本当にやさしいです」とのコメントから信頼度も伝わってきました。

ようこそ、ミナト先生 金子さん

脚本家・金子ありささん

一方、相葉さんに「たまに稽古場に来られた時にほめてくれてすごくうれしかった」と言われた金子さんは、「相葉さんは12年ぶりに会って、カッコ良く、男前になったなと頼もしくも思いました。私の持っている相葉さんのイメージが、“ファンタジーとリアリティの融合”というテーマがありまして。いそうでいない方、身近に感じるんだけどなんか存在しないような……そこをすごく意識して書きました」とコメント。

その言葉を聞いた相葉さんは、「“商店街にいそうだね”とかよく言われるのでうれしいですね」と驚きつつも喜んでいました。

ようこそ、ミナト先生 松平健さん

松平健さん

その3人のやり取りを聞いていた松平さんは、「私が若い頃はそういうしごきがなかったのでうらやましいなという思いと、相葉さんはすごく努力家で、日々変化して行く姿を見て、すごく頼もしいなと刺激をもらってます」と相葉さんを絶賛。

ようこそ、ミナト先生 

(写真左から)松平健さん、相葉雅紀さん

松平さんとの共演について、相葉さんは、「健さんのオーラがすごくて、稽古場から恐縮しっぱなしで、なかなか近づきがたいなというのは正直ありました。だけど、健さんのほうから話しかけてもらったので、和んでやらせていただいてます。演技でも、対峙して本当にすごさを感じました。目の力、放ってくるパワーがセリフ以上のものが伝わってくるので勉強させてもらってます」とリスペクトしている様子でした。

ようこそ、ミナト先生 相葉雅紀さん

記者から、「嵐のメンバーは舞台を観に来る予定はあるか?」との質問が飛ぶと、相葉さんは「松本(潤)くんは、“時間を見つけて行くから”とは言ってくれてるんですけど、みんな忙しいので。リーダー(大野智)は来てくれてもいいんじゃないかなーとは思ってます。連絡してみます(笑)。二宮(和也)くんとは“今度ごはんに行こう”と話してるし、(櫻井)翔くんともごはんに行ってるし、結構みんなとやりとりしてますね」と、変わらない仲の良さをアピール。

最後は、「みんなで全力で作ってきた舞台なので、足を運んでいただける方は楽しみにしていてください。頑張ります」と締めくくりました。

『ようこそ、ミナト先生』

<東京公演>
2022年6月4日(土)〜19日(日)
新国立劇場 中劇場
[チケット料金]¥12,000(全席指定)

<大阪公演>
2022年6月29日(水)〜7月3日(日)
梅田芸術劇場メインホール
[チケット料金]S席¥12,000、A席¥9,500(全席指定)

※公演時間や、当日券販売についてはホームページでチェックを。

「ようこそ、ミナト先生」公式ホームページ

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