夏は〝とにかく涼しくはけること〞が必須条件のパンツにも、今年はTシャツとのワンツーコーデを活性化させるデザインが続々。きれいな色、リッチな素材感、そして華やかな柄——。毎日に寄り添いながら今どきな映え力を発揮する一本で、おしゃれも気分も軽やかに！

What’s?
風通しのいいパンツとは？

√適度にゆとりのあるサイズ感＆シルエット

√汗をかいても肌に張りつかずさらりとした着心地の素材

パンツ￥24200／トゥモローランド（トゥモローランド コレクション）

ビビッドカラー
こっくりと鮮やかな発色が鮮度とメリハリUPにてきめん

映えパンツの中でも一番簡単に効果が実感でき、コーデ全体の引き締め役も担ってくれるビビッドカラー。これからのおすすめは、大人に似合い、より夏らしいムードを感じられるこの２色。

まずは無地Tに合わせたい、清涼感とこなれ感が同時に手に入るフレッシュグリーン

パンツ￥24200／トゥモローランド（トゥモローランド コレクション）　Tシャツ￥1133／キャブ（ユナイテッドアスレ）　ピアス￥13200・バングル￥20900／アマン（アンセム フォー ザ センセズ）　ネックレス￥26400／フラッパーズ（シンパシー オブ ソウル スタイル）　バッグ￥26400（スキュー）・ストール￥29700（アソース メレ）／アイネックス　靴￥17600／ダイアナ 銀座本店（ダイアナ）

たちまち旬度が上がると春から大人気のグリーンは、見た目に涼感が欲しい夏こそ取り入れたい色。無地Tシャツとのシンプルなワンツーにも、キレのいい華やかさが宿ります。今季よく見かけるリボンベルト付きのハイウエストデザインなら、ぺたんこ靴でもスタイルアップが期待でき、きれいめ感も上昇。パンツに十分存在感があるので、サンダルにさりげなくグリーンをリンクさせつつ、バッグやストール、アクセは色を感じないもので引き算して。

はつらつとした印象のオレンジはベージュとの“ほぼワントーン”で、大人に合うリラクシーさに着地

パンツ￥14960／アンクレイヴ（アンクレイヴ スタンダード）　Tシャツ￥16500／イレーヴ　帽子￥12400／バナナ・リパブリック　チェーンネックレス￥22000・コインネックレス￥23100 （テンプル オブ ザ サン）・バッグ￥10450（ジャーディン デル シエロ）／ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム　靴￥15400／アダム エ ロぺ

ポジティブな発色を平常心で楽しみたいときは、上品見えの代表カラーにして、オレンジの延長線上にあるベージュの力を拝借。シャカシャカとしたナイロンパンツと体が泳ぐオーバーサイズTシャツ。こんなストリートっぽいワンツーも〝ほぼワントーン〞なら一気に落ち着いたテンションに。配色上手に見えるところも魅力です。

ツヤ素材
“光沢＋α”の質感が上級カジュアルを完成

華やぎアップやコーデの格上げに重宝するツヤ素材の中で、特に注目したいのがシワ感や透け感など+αなニュアンスを持ったタイプ。ほんのりとした質感のひとくせが、一歩先行く着映えを約束します。

リッチかつ軽快な光沢を放つシワ加工のサテンが、ロゴTをよそ行き顔へシフト

パンツ￥26400／アッシュプラスエリオトロープ（ティッカ）　Tシャツ￥5500／ゲストリスト（アッパーハイツ）　イヤリング￥6600／ウーサ　スカーフ￥8800／ショールーム ロイト（ジャスト・フィーメール）　バッグ￥30800／ウィム ガゼット 玉川髙島屋S・C店（マルコ マージ）　靴￥49500／フラッパーズ（ネブローニ）

シワ加工を施したカーキのサテンは、こってりではなく、さらっとライトな光沢の薄手素材。涼やかでどんなTシャツとも好相性ですが、その格上げ力が存分に生かされるのはロゴなどカジュアル要素の強いデザイン。イヤリングやスカーフ、細ストラップサンダルで女性らしさを加えると、より都会的に仕上がります。

ソフトな透け感、繊細なつやめき。洒落感満点のシアー素材は、辛口な色とデザインが大人向き！

パンツ￥36300／インターリブ（サクラ）　Tシャツ￥9350／エッセンス オブ アナイ（スローン）　シャツ￥20900／カデュネ プレスルーム（カデュネ）　ピアス￥24200・ネックレス￥25300／フラッパーズ（シンパシー オブ ソウル スタイル）　バッグ￥31900／プルミエ アロンディスモン（ベ ヴィニ） 　靴￥20900／アマン（マウロ・デ・バーリ）

これまで〝おしゃれ上級者のもの〞というイメージが強かったシアーパンツも、ベーシックカラーのワイドシルエットならハードルがぐっと低く。旬のカラーTとも相性がよく、その上品な透け感は見た目の暑苦しさにつながる〝のっぺり感〞の回避にも有効。今こそ挑戦する価値のある一本です。

プリント＆レース
ゆるシルエットだからスカート感覚で楽しめる！

さっぱりしがちなTシャツは盛り上がり、存在感たっぷりな柄には適度な落ち着きが生まれるベストバランスなコンビ。風をはらむようなゆとりのあるパンツなら柄の印象もやわらぎ、気軽に挑戦できるはず。

モノトーン配色で洗練感を高めたドラマティックな大花柄は、きれいめTシャツでフェミニンに

パンツ￥16500／アダム エ ロぺ　Tシャツ￥17600／インターリブ（サクラ）　ピアス￥14300・ブレスレット￥11800／ショールーム ロイト（ニナ・エ・ジュール）　バッグ￥23100／ヴァジックジャパン（ヴァジック）　靴￥22000／ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム（モリーニ）

色数を最小限に抑えたモノトーンと、甘さのない大胆なタッチの花柄。大人っぽさも涼感も手に入るうえ、リゾート感も控えめだからタウンユースにもしっくり。フレンチスリーブの淡色Tシャツを合わせるときれいめ感が上昇しますが、例えばメンズライクなフォトTとならミクスチャーなムードに。想像以上の着回し力にも注目を。

スカートより糖度低めで、新鮮な甘辛MIXが堪能できる注目株。黒のワントーンでソリッドに

パンツ￥24200／マイカ アンド ディール 恵比寿本店（マイカ アンド ディール）　Tシャツ￥8800／ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店（ジャーナル スタンダード レサージュ）　イヤリング￥14300／ショールーム ロイト（ニナ・エ・ジュール）　帽子￥4990・バッグ￥2580／ユナイテッドアローズ カスタマーサービスデスク（シテン）　靴￥7700／コンバースインフォメーションセンター（コンバース）

レーススカートと同じ要領で、それ以上に旬度の高い着こなしに。とはいえ目新しいアイテムなので、選ぶなら安心感のある黒を。ワントーンでも重たくならず、むしろTシャツとの質感の差が涼しげな印象を加速！

次回は、「Tシャツ＋ハーフパンツ」を大人が素敵に着こなす5つのアイデアをご紹介！

撮影／谷田政史（CaNN）（人物）　魚地武大（TENT）（物）　ヘア＆メイク／河嶋 希（io）　スタイリスト／徳永千夏　モデル／比留川 游　取材・原文／鈴木絵美
※商品価格は消費税込みの総額表示（2022年6/7発売LEE7月号現在）です。

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