【大人の夏に“ちょっといい黒”がきく理由】エディター磯部安伽さんが提案!ジャケット、パンツ、メンズTシャツ…2022夏コーデ
2022.06.08
一年で一番楽しい季節、夏がやってきました! そう、夏は楽しいんです。でも、"おしゃれ"となると、「暑くて何も考えられない」とか「毎日同じような格好ばかり」とか、後ろ向きな声が聞こえてくるのも事実。
そんな夏のおしゃれを前向きにする最強カラーを、カジュアル派エディター磯部さんがナビゲートします!
エディター 磯部安伽さん
ファッション誌をはじめ、ブランドのカタログやWEBコンテンツのディレクション等で活躍する、カジュアル派エディター。著書に『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』(KADOKAWA)。
「大人の夏にちょっといい黒がきく理由」
「Tシャツ、ビーサン、ロングワンピ、etc.夏はカジュアル派らしいアイテムを存分に満喫できる最高の季節です。ただ少し手を抜くとだらしなく見えてしまいがちだったり、暑さで装う気持ちが失せてしまったりと、着こなしが決まりにくい季節でもあります。楽しいことであふれている季節だから、おしゃれだって諦めたくない! そう願う私が、夏が来るたびに自然と頼りにしていたのが、黒という色。潔くて、涼しげで、力強い——。湿度の高い日本の夏に、凛とした空気を運んでくれる特別な色です。
そして、黒は流行に左右されない永遠のベーシックカラーでもあります。だから、もしこれから手に入れるならひと夏でサヨナラしてしまうようなチープな黒ではなく、おしゃれと自分に自信を添えてくれる"ちょっといい黒"をおすすめしたい。大好きなカジュアルの格上げも、暑さに負けそうな気分の後押しも、身につけるだけで叶う。そう、実はどんなおしゃれよりも手抜きなのかもしれません(笑)。そんないつもよりゆるっとした感じも夏らしいのかな、なんて思ったりもします」(磯部安伽さん)
「夏の強い日差しに負けない強さと、風の心地よさを感じられるしなやかさ。ちょっといい黒のワンピースは、夏のおしゃれを全身で楽しめる要素が詰まったカジュアル派のマストハブ。麦わら帽子、かごバッグ、ヌーディなサンダルなど、夏を代表する小物と一緒に」(磯部さん)
エディター磯部安伽さんが提案
「ちょっといい黒」、この夏の楽しみ方
カジュアル派の夏のおしゃれに似合う、"ちょっといい黒"の具体的なアイテムを磯部さんの視点で紹介。夏らしいラフさと同時に、きちんと感やおしゃれ感が手に入る秀逸のセレクトです!
BLACK JACKET
(ブラックジャケット)
「キレのあるカーディガンを羽織る感覚で」
夏の必需品である羽織り物の中でも、カジュアルコーデにきちんと感を添える〝額縁〞の役割をしてくれるのが、黒のジャケットです。オーバーサイズのリネン素材なら、カーディガン感覚でさらっとラフに着られるはずです。
blurhms×THE LIBRARY(ブラームス×ザ ライブラリー)のリネンジャケット
「ロゴT×ワークパンツという今っぽさ満点の着こなしに羽織ったのは、メンズのリネンジャケット。きちんと感だけでなく、カジュアルの完成度もぐっとアップします。リネンジャケットは、夏らしい清涼感と同時に、自然に寄るシワ感もおしゃれのひとつ。まさにカーディガン感覚でラフに持ち歩くのが、私の夏のスタイルです」
BLACK PANTS
(ブラックパンツ)
「ビーサンに社会性を与えてくれる優秀服」
街でも堂々とかっこよく、ビーサンで歩きたい! 夏の定番ボトムに黒のきれいめパンツが躍り出たのは、それが理由でした。カジュアルスタイルにモード感を添えてくれるタック入りが、この夏のイチ押しです。
THIRD MAGAZINE(サードマガジン)のタック入りパンツ
「黒パンツ×ビーサンというコンビは、黒パンツには夏らしい抜け感を、ビーサンには街でも楽しめる社会性を、それぞれに加えてくれるWin-Winの関係。ボーダーカットソーをはじめとするカジュアル派にとっての定番トップスとの相性も申し分ありません」
BLACK ACCESSORIES
(ブラックアクセサリー)
「着やせをこっそり忍ばせる」
黒の引き締め効果はやっぱり偉大。服だけでなく黒小物でこっそりと着やせを忍ばせるのも遊び心があって、大人っぽいなと思ったりします。パール、サングラス、帽子。面積は小さいのに効果は絶大。
CADEAUX(カドー)のパールピアス
「ブラックパールの一粒ピアスは、着こなしが軽くなる夏にこそつけたいアイテムです。顔まわりをシャープに仕上げる効果も」
Ron Herman(ロンハーマン)のサングラス
「マスクが手放せない今は、クリアグラスのサングラスが活躍。安定感のある黒のフレームならオールマイティです」
FERRUCCIO VECCHI(フェリシオ ベッキ)の麦わら帽子
「麦わら帽子も黒でアップデート。カジュアルコーデにモダンさが加わります」
BLACK SKIRT(ブラックスカート)
「ほどよい甘さの正体がわかります」
大人のカジュアルに必要とされる、〝ほどよい甘さ〞。でも、ほどよいって、とても曖昧な表現ですよね(笑)。甘さの中にかっこよさが潜んでいるというのが私の定義で、黒の甘いロングスカートは、それを象徴するアイテムです。
Curensology(カレンソロジー)のティアードスカート
「リネン混コットンを使用したロング丈のティアードスカートは、少し厚みのある素材が〝ほどよい甘さ〞を決定づける一枚です。ビッグサイズのロゴTと一緒に、夏らしいMIXカジュアルを存分に楽しんで」
BLACK SCARF(ブラックスカーフ)
「冷え対策だってスマートにしたい」
バッグに忍ばせる冷え対策のアイテムに、あなたは何を選んでいますか? 数年前から私は、バンダナのように巻ける黒のシルクスカーフが手放せません。ジュエリーをつけるようにスマートに。まさに夏のお守りです。
MANNER MARKET(マナー・マーケット)のシルクスカーフ
「贅沢に聞こえるかもしれませんが、シルク素材というのが、個人的なこだわりポイントです。カジュアルなコーディネートにコットンやリネンなどのラフな素材のものを巻いてしまうと、やっぱりどこか野暮ったい印象になって、気分も上がりません。エアコンで冷え切った場所でつける冷え対策前提なので、シルクでも大丈夫。ちょっといい黒のスカーフが、夏の肌に心地よさを運びます」
BLACK T-SHIRT(ブラックTシャツ)
「正装感とこなれを備えた、夏のエース」
カジュアル派の夏を語るのに、Tシャツは外せません。ここ最近、登場頻度が高いのが黒のTシャツ。黒が持つ正装感とTシャツならではのこなれ感を兼ね備えた夏の絶対エースを、最後にお届けします!
YLÈVE(イレーヴ)のメンズTシャツ
「毎日をTシャツで過ごすメンズに向けて作られた、少し厚手素材の黒T。丁寧な縫製もメンズアイテムらしい魅力。ちょっといい黒というテーマにぴったりの一枚です。白のワークパンツで今年らしく」
次回は、「リュック&サンダル」vs「ショルダーバッグ&スニーカー」黒で揃えるだけの超簡単コーデが夏に効く!をお届けします。
撮影/渡辺謙太郎(人物) 魚地武大(TENT)(物) ヘア/左右田実樹 メイク/AIKO ONO スタイリスト/石上美津江 モデル/蛯原友里 竹内友梨 取材・原文/磯部安伽
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年6/7発売LEE7月号現在)です。
▼「黒・ブラック」関連記事はこちらもチェック!
FASHIONの新着記事
-
【ティファニーで50歳の自分へのプレゼント】ティファニー メトロ フル エタニティリングを。~50代からのわたし【LEE DAYS club なお】
2024.11.21
-
2024冬【進化したおしゃれタイツ8選】スタイリストが厳選!機能とデザインを両立する一足は?
2024.11.21
-
寒さが本格化!【人気ブランドの最旬アウター】をゲットして冬のおしゃれをランクアップ♡
2024.11.21
-
【ユニクロ×アニヤ・ハインドマーチ】11/22発売!アウター、ニット、バッグ…全アイテムを一挙紹介【2024冬】
2024.11.21
-
上品な光沢を放つゴールドスカートはカジュアルからきれいめまでシーンを問わず対応/明日なに着る?
2024.11.21
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。