横澤夏子さん
〈 お笑い芸人 〉
芸人として大活躍中の横澤夏子さん。2児の母となって生活が激変し、家事、育児に追われる毎日に。そんな中でも、やるべきことをゲーム化したり、現状を俯瞰して見ることで、日々を楽しめているそう。いつでも自分自身や日常をおもしろがる達人、横澤さんならではの笑顔の秘訣を聞きました!
しんどいときこそ自分で自分にナレーションを! 少し引いてみると、楽しむ余裕が生まれます──横澤夏子
● 横澤夏子 Natsuko Yokosawa
1990年7月20日、新潟県生まれ。数々のバラエティ番組などで活躍。『王様のブランチ』(TBS系)、『ノンストップ!』(フジテレビ系)にレギュラー出演中。ʼ17年に結婚。ʼ20年に第1子女児、’21年に第2子女児を出産。産休、育休を経て、今年2月に仕事復帰したばかり。著書に『追い込み婚のすべて』(光文社)。
Instagram:yokosawa_natsuko
Twitter:45sawa72
公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=3394
横澤夏子さんの
100均のウエットティッシュケースをフル活用!
100円ショップで購入できる、ウエットティッシュケース。ケース本体と取り出し口のフタが別売りになっていて、好きなデザインで組み合わせて使えるそう。「ウエットティッシュ入れとしてはもちろん、100円ショップで購入できるプラスチックチェーンを入れて、引き出せるおもちゃにも。下の娘はこのケースをいじるのが好きなので、与えておくとご機嫌(笑)。お出かけにも持っていきます。フタ単体だとコンセントのカバーにも活用できて、使い方は無限大です!」
“夏子のナイトチャレンジ”と名づけてタスクをポイント制に
昨年、第2子を出産したばかりの横澤夏子さん。第1子とは1歳半差で、年齢の近い子どもたちの育児に大奮闘中! 便利グッズに助けられる毎日だそう。
「インスタグラムで知った100均のウエットティッシュケースは、使い方が無限大! 中にチェーンを入れておもちゃにできたり、フタがコンセントのサイズにぴったりで子どもが触らないようカバーにも。ほかにもSNSを情報源に、料理の手間が省ける千切りピーラーや、シンクが新品のようになるカインズの撥水スプレーなどの便利グッズを愛用しています」
子どもが2人になり「2倍じゃなくて500倍ぐらい大変!」と横澤さん。特に、夕方から寝かしつけまでがハードすぎて、乗り越えるためにこんな工夫も。
「“夏子のナイトチャレンジ”と名づけて、頑張ったらポイントを稼げることにしたんです(笑)。『夕飯が終わった後すぐ洗い物できたら200ポイント』『次女をお風呂に入れてクリームを塗ったら500ポイント』みたいな感じで。
大変すぎて投げ出したくなってしまうのですが、iPhoneのタイムラプスで早送りするみたいに、俯瞰で自分の動きを見ると笑えることもあるかなって。大好きな“朝ドラ”風に、自分にナレーションを入れるんです。『夏子はこのとき落ち込んだのであった。その後、いいことがあるとも知らずに』とか(笑)。すると、自分のつらさにスポットライトが当たるようでおもしろくなってきます。少し引きで見て、楽しむ余裕が持てるといいですよね」
出産後は、夫との関係も変化。
「子どもが病気になったときに、夫が病院に連れていってくれたんです。先生にウンチの状態を見せようと、撮っておいた写真を夫に送ったとき、私も変わったなと思いました(笑)。恋人同士でウンチの写真を送ることってないですもんね。その写真に夫から『ありがとう』と返信が来て、いい関係じゃん! 家族になってる!と。どうしてもときめきは減ってしまうのですが、私『子どもを預けられたら、この焼き鳥屋に行きたい』とかを、夫とのLINEのノートに記録してるんですよ。いつ行けるかわからないんですけど妄想で(笑)。夫と2人でデートしたいというモチベーションになりますね」
リトミック講師の資格を取得。ママの息抜きのお手伝いがしたい
コロナ禍での出産となり「産後は感染が怖くて外出できず、初のお散歩は人けがない夜中のシャッター商店街だった」と言います。習い事にも通えず、自分で教えられるようにと、なんとリトミック講師の資格を取得したそう!
「ピアノが得意だったので、習えないなら自分でやろう!と。もともと、独身時代にベビーシッターのアルバイトをしていたことがあり、よしもとの劇場の託児所でお客さんのお子さんを預かっていたんです。自分の出番がなくても劇場に行って、お父さんお母さんが舞台を見て笑っている間に、私が子どもたちと遊んで。すごく感謝してもらえて、舞台に立つだけじゃなくてこんな喜ばせ方もできるんだなと。これからも、ママの息抜きのお手伝いができればと思うので、託児所でもリトミックをできたらいいなと思いますね」
どんなに過酷でも、ポジティブな視点と行動力で、笑顔をたやさない横澤さん。多忙な中で、ひと息つける瞬間はありますか?
「子どもが欲しがるのでアイスを堂々と食べられなくなってしまい、寝かしつけた後に、達成感と疲労感とともに食べるアイスが究極においしい(笑)。至福の瞬間です。
あとは、女友達と話したり、LINEをするのも日々の楽しみ。高校でお弁当を食べていたメンバーのグループLINEが子育て掲示板のようになっていて皆の悩みが参考になるし、母親学級や1カ月健診で知り合ったママ友ともよく連絡を取ります。知り合って間もないママ友でも、あまり遠慮はせずに『土日何してます?』『どこのスーパー使ってます?』とか質問して、距離を詰めちゃいますね! 人とのつながりって心のよりどころだから、人見知りしてたらもったいない。変に壁はつくらず、大切にしていきたいなと思います」
「教えて! 笑顔の素」記事一覧
撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/豊田小百合 スタイリスト/大瀧彩乃(服) 河野亜紀(物) 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
LEE7月号『教えて! 笑顔の素』から。
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年6/7発売LEE7月号現在)です。
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