家で過ごすことが増えたここ数年、あらためて自分に合った暮らし方を見つめ直す人たちが増えています。そこで今回は、コストを賢く抑えつつ、デザインや間取りも妥協しない、理想の住まい方を「マンションリノベーション」で叶えた元LEE100人隊 ちゃんまるさんのお家をレポート。
念願をしっかり叶え、塗装や設備購入で費用をカット
元LEE100人隊 ちゃんまるさん
◆リノベーションDATA◆
・家族構成:4人(夫、妻、4歳と3歳の娘)
・購入物件:築19年、93平米のマンション
・リノベーション内容:3LDKをリノベ
・費用:約700万円
・リノベーション会社:友人の建築士の紹介
◆コストダウンにつながったポイント◆
・既存の扉を再利用し、DIYで塗装をした
・作業台などをDIYで造作
・塗装はすべてDIYして、塗装費をカット
引っ越すかも?の選択肢を残し、今の心地いい暮らしを求めて
自然豊かな地域で育ったちゃんまるさんは、都市部に家を持つイメージがつかず、長年賃貸派だったそう。
「オーナーさんの都合で元の家を退去しないといけなくなり、慌てて物件を探すことに。その中で、自分たちらしく暮らしたい気持ちが広がって、将来売りに出すこともできる物件をリノベしようということに」。娘さんが2人いるため、将来のことを考えて洗面ボウルは2つ欲しい、ハンモックをつけたい、ウォークインのクローゼットが欲しいなどと夫とリクエストを出し、友人の建築士に設計を依頼。初めての見積もりは設計費抜きでおよそ1100万円だったそう。
そこから「わが家の工務店さん」こと、夫が本領発揮! 計算機を叩き、新規で入れ替えると1枚20万円と提案された扉は、自分で塗装し、既存再利用。レンジフードや洗面ボウルなどの設備類は施工会社経由ではなく、ネットで安く手に入れて施主支給に。塗装費を削り、すべてDIYで塗装するなど、細かくメスを入れて400万円の削減に成功したそう。
「職人さんが作業する横でDIYをすることで、工事途中で質問やリクエストをできた点もよかったです」(ちゃんまるさん)
Before
After
コンクリートの天井に金具を打ち付けて、念願のハンモックを取り付けたリビング。室内窓をつけ、奥の多目的室も明るい空間に。
システムキッチンは既存のものを生かし、扉の板材は夫が北欧風の板をDIYで貼り付け。
家族みんなが支度をする時間帯も、ストレスのないダブルボウルの洗面所。グレイッシュな扉は夫が塗装。
マンション 見取り図
Before→After
Before
After
次回は、憧れはあるけれど、未知な面がいっぱい…マンションリノベの素朴な疑問、プロに聞きました!
撮影/須藤敬一 間取り図作成/前田優子 取材・原文/田中理恵
※商品価格は消費税込みの総額表示(2022年4/7発売LEE5月号現在)です。
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