【春のゆらぎ肌におすすめのスキンケアアイテム10選】花粉症、マスク蒸れ…原因と対策を水井真理子さん、友利新先生が解説

2022.02.10

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ワンピース￥26400／マイカアンドディール恵比寿本店　バングル￥6330／フォーティーンショールーム（エイチアッシュ）

すぐに乾燥するし、お手入れを頑張ろうとすると赤くなったり、スキンケアがピリピリしたり…、と悩めるゆらぎ肌。しかも、マスク蒸れやこすれによって、ゆらぎっぱなしという人も急増中。

でも、大丈夫！！炎症ケアとバリア力強化をダブルで搭載した最新ゆらぎケアコスメを味方につければ、肌が落ち着いて元気に復活。

そう、ゆらぎ肌でもポジティブにケアできるんです♪

教えてくれたのは？

内科・皮膚科医
友利新先生

美容クリニックに勤務し、多くの肌悩みに向き合う。医師の視点から役立つ美容情報や肌知識、コスメの魅力を発信。新著『最新美肌事典』（KADOKAWA）も好評。
●Instagram：aratatomori

●Twitter：aratatomori

トータルビューティアドバイザー
水井真理子さん

肌、体、食のトータル面からキレイになるための秘訣を手ほどき。肌を見るだけで瞬時に生活習慣やお手入れ法までを見抜く力と愛あふれるアドバイスでも人気。
●Instagram：mariko_mizui

●Twitter：mizuimariko

ゆらぎをケアするには炎症鎮静とバリア力強化がPOINT!

お手入れが難しいゆらぎ肌を最短ルートで立て直すカギは、炎症の鎮静とバリア力の強化。

「もともと肌の表面には外的刺激から守るバリア機能がありますが、ゆらぎ肌はその機能が弱まり、普段は刺激とは感じない化粧品や紫外線、ほこりや花粉などに対して敏感に反応してしまうんです。しかもバリア力が低下すると、肌奥までダメージが響いて炎症を起こし、ますますゆらぎが深刻化する負のスパイラルにハマるので、早めに鎮静させることが先決」と、友利先生。

そしてもうひとつ、ゆらぎケアのポイントとなるのが、なじませ方。「炎症によって肌は神経質な状態になっているので優しいタッチは基本。摩擦や速い手の動きに気をつけましょう」と、水井さん。

Point 1
炎症を鎮めること

肌内部で火事のような炎症が起きているから、鎮静ケアを！

ゆらいだ肌の内部では、いわば火事のような炎症が起こっている状態。だから、ちょっとした刺激にも、すぐ過剰反応を起こしがち。

「そもそも外からの刺激を排除するのは角質層のバリアの役割。ただ、バリア力が弱っていると肌に有害物質が侵入しやすくなってしまうため、その有害物質をやっつけるのに免疫反応として炎症が起こります。つまり防衛本能！ただその結果、赤みやヒリつきを招く要因にも。さらに注意したいのは慢性的なこの炎症を放置していると、シワ・たるみ、シミの原因などのエイジングも引き起こしてしまうんです」と、友利先生。

そんな炎症をいち早く鎮静すべく、ゆらいでいるときは抗炎症成分入りのスキンケアをチョイス。

また、「ケアの際の摩擦は、より炎症を悪化させるので、優しいタッチがお約束」（水井さん）。

Point 2
バリア力を強化すること

水分と油分で肌の外壁を強固にすべし！

表皮のいちばん外側にあるわずか0.02㎜の角質層と皮脂膜は、外界のダメージから肌を守り、その一方で水分が蒸散するのを防ぐバリアの役割が！

「角質層はたとえるなら、建物の外壁。薄くても丈夫な外壁として、肌を守っているんです。けれど、紫外線や乾燥、加齢、ストレス、間違ったケアなどにより、角質層が乱れたり、未熟な細胞のままターンオーバーが行われると、この外壁に穴や隙間があくようにバリア機能が低下し、ダメージを受け放題に。そうならないためにも、水分と油分をバランスよく与えてバリア力の強化が大切！刺激を与えないよう油分を控えがちな人も多いですが、水分は油分がないと留められないので、どちらも与えましょう」（友利先生）

「炎症鎮静」と「バリア力強化」を両立！
まずは二刀流スキンケアアイテムを取り入れて

ゆらいだときに「保湿とシンプルなお手入れ」はすでに実践している人も多いのでは？ただ、ケア成分が少ない化粧水だけなど、水分メインのスキンケアだけだとすぐに乾いてしまうし、元気な肌へと立て直すのは困難。そこでおすすめは、炎症鎮静とバリア力強化の両方にアプローチできる二刀流スキンケアアイテム！

「ゆらいだときはまず肌の土台を正常に整えることが大事ですが、肌内で起こっている、見えない炎症を鎮めつつ肌表面のバリア力を強化すれば、正常なターンオーバーを取り戻せるんです。昨今のゆらぎケアアイテムは、グリチルリチン酸をはじめ、トラネキサム酸やナイアシンアミド、シカなどの炎症鎮静成分が入っているものが主流です。またバリア力の強化に関しては、角質層の水分保持や、細胞と細胞の間を埋める成分が入ったものを選ぶと効果的。ただ、痛みやかゆみが続くときは、すぐ病院へ行きましょう」（友利先生）