まだまだ寒い日が続きますが、キャンパーにとっては何よりもうれしい「冬キャンプ」シーズンがやってきました。実は昨年末もキャンプ三昧だった我が家。朝起きたら雪が降っていたりとまさかのアクシデントもありましたが、それもこの時期ならでは醍醐味。そこで今回は、いまだからこそ行きたい! 冬キャンプの魅力を紹介したいと思います。
私たちが訪れたのは『しおさい キャンプフィールド&ホテル』
2020年の夏にグランドオープンした『しおさい キャンプフィールド&ホテル』は、道の駅に隣接した大型キャンプ場。キャンピングカーが車中泊できるRV専用サイトやペットOKのサイトなど、バリエーション豊富なサイトはもちろんですが、特筆すべきはホテル泊もできるキャンプ場であること!
ホテル泊もできるキャンプ場とは?
日中はお気に入りのキャンプ道具を持ち込んで、BBQや焚き火を楽しみながら、夜は快適なホテルでぐっすり眠るという、新しいスタイルを提案しているんです。ホテルには大きな浴場もあり、宿泊者は無料。テントで眠ることに抵抗がある方や道具を持っていないけど気分を味わいたい方にはおすすめですよ。
徒歩数分で海に出られる好立地も魅力
キャンプ場から道路を挟んだ向こう側はすぐ海。歩いて海岸まででることができます。夏場は海水浴を楽しめて天国ですが、この寒いなかでも子どもたちは元気、元気! 波打ち際で楽しそうに遊んでいました。こうやって遠くまで出かけなくても自然と触れ合える環境がすぐ近くにあるのも好ポイント。釣り好きの方は釣りもできますよー。
冬キャンそこフルクローズできる「シェルター」の出番!
開放的なタープのなかで、吹きっさらしの風に耐えるなんて、修行以外の何者でもありません。そこで、冬キャンプに欠かせないのがフルクローズできる「シェルター」です。スクリーンタープのイメージが強く、夏向けのアイテムと思われがちですが、実は冬こそ、その本領を発揮するベストシーズン。暖房であたためた空気をしっかり閉じ込めてくれ、室内はぬくぬく快適。設営もテントより短時間で立てられるものが多く、寒い中セッティングに時間を取らない点も冬向けといえます。
実際にこのキャンプでは予想外の雪が降りましたが、フルクローズなので、椅子や机が何ひとつ濡れることなく、ストレスフリーに過ごせました。まさに「シェルター」さまさま!
寒いなかの暖かい料理は格別!
キャンプにあえて凝ったものを作るのも大好きですが、寒い冬場は極力、動きたくないのが本心(笑)。そこで、簡単でおいしく、翌朝も楽しめる汁物がマストになっています。なかでも、一番の人気は「おでん」。スーパーで購入した具材を切って煮るだけ! それなのにとびきりおいしくて、カラダが芯からあたたまるなんて……最高でしょう? キャンプサイトの水場からお湯も出るので、快適に過ごすことができました。
このほかにも、鶏肉を切って串刺しにした「焼き鳥」や牡蠣入りの辛い鍋など、居酒屋のようなラインナップに。
友人のパパが豪華なカニを持ってきてくれて、歓喜! 年末らしい食卓となりました。
翌朝、なに食べる?
おでんのスープにうどんを入れて。あまったカニとちくわぶ、最高で最強コンビ。おでんのおつゆは白米を入れておじやにしたりとバリエーションも無限大。大人はお酒のおつまみにもちょうど良く、冬キャンプの欠かせない存在になっています。
キャンプにあると便利なもの
朝ごはんに便利なのが、均一なパンケーキがいっきに7枚できてしまうフライパン。私は『アマゾン』で購入しましたが『ニトリ』でも類似品が購入できるのだとか。パンケーキだけでなく、目玉焼きを焼いてハンバーガーに挟んだりと、マルチに使えるアイテムです。
ドリンクは手軽で本格主義
▲グロワーズカップの『COFFEE BREWER』は、コーヒー愛好家が好きな時に好きな場所で本格的なコーヒーを自由に楽しめるように、と作られたもの。
マシンも後片付けも面倒なことは必要なし!
必要なのはお湯だけ。フレンチプレスで淹れたようなリッチでックのあるコーヒーが抽出されるオーガニックコーヒーが手軽に飲めるとあって、キャンプの定番になっています。しかも、外側の紙パックが濡れてしまわない限り、(使った後ででがらしを捨て、フィルターをすすぎ洗いしてから新しい粉を入れれば)繰り返し何度でも利用できる、というエコなところも好ポイント。
最近発売されたオーガニックのハーブバージョンは、ティーバッグのように手軽でありながらポットとおなじ要領で淹れることができるスグレモノ。その日の気分によって使い分けています。
夏場のワイワイ賑やかなキャンプも好きですが、人や少なく、アウトドアや自然を純粋に楽しめるのは冬キャンプならでは。その魅力にどっぷりとハマってしまった私たちは、もう抜け出せそうにありません。
今年はぜひ、冬キャンプデビューしてみませんか?
きっとその魅力にハマるはずですよ。
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川口ゆかり Yukari Kawaguchi
ライター
1977年生まれ。LEEでは私服コーデや収納企画など、登場するたび話題に。2児の母としてトレンドをプチプラと賢くMIXしたスタイルが大好評。