「働きたいけどブランクが…」「家事・育児と両立したい」「今のわたしに合った仕事って?」などなど、“働き方”の悩みは人それぞれ。
30~40代、LEE読者の仕事観は?どんな風に働きたい?読者アンケート&就活のプロにお話をうかがいました!
この記事は2022年1月7日発売LEE2月号の再掲載です。
LEE読者の現在の就労状況は?
LEE読者 就活意識アンケート
※LEE100人隊、LEEメンバー206名が回答
専業主婦が3割強。6割は働いているものの、正社員は新卒で入った会社の場合が大半。
再就職では、パートなどフルタイム以外での勤務形態を選ぶことが多い様子。
現在、専業主婦の人は…
また、働きたいと思う?
働きたい主婦はなんと8割以上!再就職を希望する人が大半という結果に。
ただ「子どもが帰宅する14時に家にいたい」「家から30分以内の職場」「家計の足しになるぐらいの給与」など、条件が合う仕事が見つかりづらいのが現状。
働きたくても就活の壁は高い?
専業主婦の人へ:これまでに就活をしたことがある?
意外にも、前職を辞めてから就活をしたことがない人は73%も。
「一度辞めると子どもの預け先もなく、タイミングを見失う」との声もあり、主婦の就活の難しさを痛感。
働きたくても就活の壁は高い様子。
現在、仕事をしている人は…
子どもができてから、仕事をペースダウンしたいと思っている?
「子どもの勉強や習い事に付き合う時間が欲しい」など、正直、仕事をペースダウンしたいという人が約6割。特に小学生以降になると"小1・小4の壁"にぶつかる正社員ママも多い。
就活のプロに聞く!
ママの就活って?どんな働き方が増えてるの?
コロナ禍を経て、ますます多様化する働き方。ママの再就職や転職について、専門家お二人にお話をうかがいました!
株式会社ビースタイル メディア 代表取締役社長
小牟田斉美さん
主婦向けの求人情報サイト『しゅふJOB』を運営。定期的に主婦層に仕事や働き方にまつわるアンケート調査を実施しており、最新情報やデータにも詳しい。
キャリアコンサルタント
岩橋ひかりさん
株式会社MYコンパス代表。女性に特化した個人向けのキャリアコンサルティングを行い、これまでに延べ1万人以上の女性を支援。著書に『最強のライフキャリア論。』(時事通信社)。
株式会社ビースタイル メディア小牟田さんがレクチャー
ブランクがあっても、また働くために必要なこととは?
母親の対応力が生かせる仕事も。年齢は気にせず挑戦して
主婦の再就職を取り巻く状況は少しずつ変わってきているそう。
「就活の場ではやはり経験者が有利。未経験でも戦うには、ママの段取り力やコミュニケーション能力を生かせる仕事を選ぶと採用されやすいかもしれません。例えば、通販のコールセンターの仕事などでは、強みを生かせそうです。人口が減っているので以前よりも40代以上で就活しやすくなっています。年齡は気にせずトライを」(株式会社ビースタイル メディア 代表取締役社長 小牟田斉美さん)
またこんなアドバイスも。
「就活中、企業からメールが来ているのに、迷っていて放置するなんてケースも。ブランク期間があると基本のマナーを忘れがちなので復習を。あとは、条件のいい仕事には応募が集中するものなので不採用でもへこたれず、就活を継続することが大切だと思います」(株式会社ビースタイル メディア 代表取締役社長 小牟田斉美さん)
しゅふJOB
主婦が働きやすい求人を多数掲載。47都道府県全エリアの情報が。専業主婦からの応募も多く、サイト内では再就職するための就活に役立つ情報も紹介している。
https://part.shufu-job.jp
キャリアコンサルタント岩橋さんが考える
自分の強みを生かす働き方とは?
主婦だって十分なキャリア。もっと自由に働き方を探せる!
「ママとしての時間は空白期間じゃない」と岩橋さん。
「出産して仕事を中断したと自信をなくす主婦は多いのですが、主婦だって十分なキャリア。例えば、PTAの活動で周りがやりやすいように取りまとめたり、相手の立場を考えて動けるのは、ビジネスの目線を持っているということ。主婦としての生活の中で、就活で求められているスペックを示すエピソードを見つけておくと、面接で話せていいかもしれません」(キャリアコンサルタント岩橋ひかりさん)
そのうえで、これまでの固定観念にとらわれてほしくない、とも。
「これだけ在宅勤務やオンラインでの活動が当たり前になったのに、求人募集など顕在化しているものだけで仕事探しをするのはもったいない。例えば料理や整理収納など、興味がある分野のSNSやオンラインサロン、ワークショップなどで人脈を広げ、まずは手伝いをさせてもらって仕事につながることも。最近は知り合いを通じた、紹介での就活も増えています。ネット上で個人で商品を販売することも仕事に。雇われるだけではなく、もっと自由に働き方を模索し、自分の強みを生かしてほしいですね」(キャリアコンサルタント岩橋ひかりさん)
イラストレーション/オカダミカ 取材・原文/野々山 幸(TAPE)
この記事は2022年1月7日発売LEE2月号『私たちの「もう一度、就活」!』の再掲載です。
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