「セルフインタビュー」で自分を深掘り!
2021年も残りわずか。年末年始のような節目には、一度、頭の中をすっきり整理して、新しいスタートを切りたいものですよね。
私は、よく手帳やノートに「心に残ったこと」「これからやってみたいこと」などを書いているのですが、それがふとした瞬間に役に立つことがあり、もっと自分や日常と向き合えたら、と思うように。
そこで考えたのが、「セルフインタビュー」。自分に質問を投げかけ、それに答えることで、どんどん自分を深掘りしていこう! という企画です。
仕事でトップスターやトップランナーにインタビューすると、お話の内容が濃く深く面白く、「すごい!」と感動することばかり。それを近くで聞く中で、私は、インタビューに答えるのは“特別な人”だとずっと思っていました。でも、そんな取材相手からも「質問されて初めて自分の考えを意識した」、「何度も答えているうちに自分の考えがクリアになってきた」、という言葉を聞くことがあり、インタビューは、自分自身と向き合い、考えを整理して、ブラッシュアップしていく、いいきっかけにもなるのかもしれない、と考えるようになったんです。
「セルフインタビュー」のポイントは?
年の瀬が迫る今回は、1年を振り返るための10の質問をリストアップ。時間のあるとき、立ち止まったとき、気持ちをリセットしたいとき、などにお試しください。
「セルフインタビュー」をする上でのポイントは……
①素直に正直に答えること
「セルフインタビュー」は、聞くのも自分、答えるのも自分、記録するのも自分、読むのも自分。基本的に一人ですることなので、本音を隠す必要も、失敗を怖がる必要も、自分を大きく見せる必要もないのがいいところ。ただただ、素直に正直に、がポイントです。
②「それはなぜ?」をプラスすること
たとえば、「今年、嬉しかったこと」が「温泉に行ったこと」だとします。それを再認識するだけでも意味があると思いますが、理由を言葉にできるとさらに効果的。「露天風呂から見た景色がキレイでリフレッシュできたから」「家族とのんびり過ごせてたくさん話ができたから」など、一歩奥の答えを引き出せます。「それはなぜ?」をはじめ、「どんな点が?」「どんな風に?」「それからどう変化した?」と、自分に”追い質問”を。
③読み返せる形で記録する
「セルフインタビュー」の答えは、自分の考えに気づいたり目標を見つけたりするヒントになるもの。思い立ったら読み返せる形で記録するのがおすすめです。スマホなどに一問一答形式で簡潔にメモしても、ノートなどにイラストや写真を添えてじっくりまとめてもOK。ちなみに私は、PCで思いつくままワードに打ち込み、保存してみました。
2021年の”私”へ10の質問
それでは、2021年を振り返る10の質問を始めます。Qのタイトルだけ見て直感で答えるのもいいですが、パッと思いつかない場合は、「リアルインタビュー」風に言葉を足したので、読んで参考にしてみてくださいね。
Q1 今年、嬉しかったことは?
この1年で、嬉しかったことは何ですか? 夢が叶った、じんわり幸せを実感した、思わぬハッピーに恵まれた、なんてことはありましたか? 自分だけでなく、周りの環境や家族の変化によることもあるかもしれないですね。大きくて華やかな出来事でなくても大丈夫。1番嬉しかったことから、日常のプチハッピーまで、いくつでも挙げてみてください。
Q2 今年、大変だったことは?
この1年で、大変だったことは何ですか? 日々の忙しさ、落ち込んだ出来事、まさかのアクシデント……など。暗かったり後ろ向きだったりカッコ悪かったりして、人にはあまり言えないことも、そっと挙げてみてください。(私もそっと挙げてみました)。また、その問題が解決した場合、どうやってクリアしましたか?
Q3 今年、出会えてよかった人は?
パッと思い浮かぶでしょうか、今年のキーパーソン。新しく知り合えた友達、仕事仲間、先生などはいましたか? 前から知ってはいたけれど、この1年で初めて親しくなった人もいるかもしれませんね。その人と出会えてよかったと思うのは、なぜですか?
Q4 今年、心に残った言葉は?
自分にかけてもらった言葉、人が話していた言葉、本や映画や音楽に出てきた言葉……など、今年出会った言葉の中で心に残ったものを挙げてみてください。いつ、どこで、どんな風に、その言葉に出会いましたか? また、その言葉にどんな影響を受けましたか?
Q5 今年、初挑戦したことは?
今年、初めてやってみたことはありますか? 仕事、勉強、スポーツ、趣味、暮らし……など、どんなジャンルのことでもOK。始めてから続けている継続型のものはもちろん、「一度やってみた」という完結型のものもあり。それに挑戦してみたことで、どんな変化がありましたか?
Q6 今年、手に入れたものは?
思い切って買った憧れのもの、人にもらって嬉しかったもの、意外なきっかけでゲットしたもの……など、今年、手に入れたものは? 高価なものやときめくもののほか、たとえば「理想のスタイル」「家事のスキル」など目に見えない何かを得た方もいるのではないでしょうか。それを手に入れる前と後も振り返ってみてください。
Q7 今年の自分を褒めてあげるなら?
この1年の自分の「頑張った!」ポイントは? 仕事、家事、育児を頑張ったこと、自分磨きを続けたこと、人とじっくり向き合ったこと……など、今年の自分のファインプレーをいくつでも挙げてみてください。そして、遠慮も謙遜もせず、思い切り認めて褒めてあげましょう(笑)!
Q8 今年の自分の反省点は?
反対に、この1年の自分の「残念だった」ポイントは? やろうと思っていたけどできなかったこと、できれば隠しておきたいイケてない自分、新たに見つけてしまった欠点……などがある方もいるのでは?(もちろん私も……(苦笑)!) 頭を抱えたくなるかもしれないけれど、そんなダメな自分と向き合うことで、今後の目標や課題が見えてくるはず。
Q9 今年1年で変わったところは?
1年前の自分と今の自分を比べて、変わったところはどこでしょう? 「特にない~」と思った方は、ここまでのQをヒントにしてみるといいかも。よーく考えてみると、まったく同じではないはず。華麗な大変身や重要なアップデートを果たすのも、もちろん素晴らしいことだけれど、「30分早起きするようになった」というようなちょっとした変化にも目を向けたいですよね。その変化の理由と結果も掘り下げて。
Q10 来年はどんな1年にしたい?
ここまでのQへの答えを踏まえてー-来年はどんな1年にしたいですか? 今年できたことに磨きをかけるのもよし、できなかったことにリベンジするのもよし。一言で目標を表すのも、たくさん希望を書き出してみるのもいいですね。私は、年明けにも「セルフインタビュー」をして、2022年の目標を考えてみたいと思います。
「セルフインタビュー」を終えて
2021年を振り返る「セルフインタビュー」、いかがでしたか?
パッと即答できた項目もあれば、時間をかけて考えた項目もあったのではないでしょうか。
”自分の1年”について聞かれる機会はなかなかないものだと思いますが、だからこそ、こうして振り返ってみると、自分の考えを整理できたり意外な本音を発見できたりするのではないかと思います。私の場合は、特別なことはなく平凡な毎日だったと感じていた1年の中にも、たくさんのトピックがあったことに気づけたのが大きな収穫でした。
聞き方や答え方によって、いろいろな”私”を見つけられる「セルフインタビュー」。1つのQをもっと掘り下げたい、ほかのQにも答えてみたい、という方は、どんどん質問の内容や角度やタイミングを変えて、自分だけの「セルフインタビュー」を試してみてくださいね。
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藤本こずみ Kozumi Fujimoto
ライター
1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。