【日本ブランド発!カジュアル名品10】スタイリスト徳原文子さんとエディター磯部安伽さんがおすすめ!
2021.12.29
アメカジブランドやフレンチブランドに負けず劣らず、日本のブランドにも名品がたくさん。仕事でもプライベートでも日々名品に触れているおしゃれプロ二人、スタイリスト徳原文子さんとエディター磯部安伽さんが日本ブランド発のカジュアル名品について熱く語ります!
スタイリスト徳原文子さん
確かな物選びと圧巻のコーディネート力で、読者のみならずファッション業界にもファンが多い人気スタイリスト。大人に似合う感度の高いフェミニンスタイルにも注目が集まる。
エディター磯部安伽さん
カジュアルをこよなく愛するファッションエディター。著書『ファッションエディター磯部安伽のスマートクローゼット』(KADOKAWA)でも、カジュアル名品を豊富に紹介。
新しいブランドに多いのが、ジャパニーズ名品の最大の特徴
磯部 日本ブランド発のカジュアル名品って聞いてすぐ、すごく大事なことが思い浮かんだの。
徳原 なになに? 言ってごらん(笑)。
磯部 LEE読者におすすめしたい名品のほとんどが、歴史の浅い、旬ブランド発だってこと。
徳原 確かにね! 100年近い歴史を持つ老舗のアメカジブランドやフレンチブランドに比べると、思いつく日本のブランドはできて十数年以内の若いところだね。
磯部 そうでしょ!
徳原 アパレル業界で経験を積んだ日本人デザイナーたちが満を持して自分のブランドを立ち上げて、とことんこだわった物作りをしているんだと思うの。そういった名品に触れると、やっぱりほかとは違うって思うよね。
磯部 移り変わりの激しい日本のマーケットを研究し尽くして牽引する。つくづく日本ブランドってすごいなって思うよ。
ユニセックスブランドは、長く愛せる名品の宝庫
徳原 まずおすすめしたいのは、エイトンとオーラリーのようなユニセックスブランド。
磯部 数年前、ちょうど同じような時期にデビューしたブランドだね。センセーショナルだったな。
徳原 どちらも“素材オタク”っていえるくらい、とにかく素材へのこだわりがすごい。決して買いやすい値段とはいえないんだけど、あのクオリティに触れると納得しちゃうよね。
磯部 結果、長く着られるしね。
徳原 オーラリーの薄手スウェット(1)は中でも手が出やすい価格で、私は制服かってくらいすごく着てる(笑)。エイトンは、実は毎シーズン、攻めた素材で新しい服作りをしていて、フリース素材のスカート(2)なんて、ほかでは見つからない名品なんだよね。
(1)AURALEEの薄手スウェット
一枚で着るのはもちろん、インナーとしても重宝する薄手のスウェット。ニュアンスカラーは、男女ともに人気のある色み。
(2)ATONのフリーススカート
カジュアルなフリース素材を使用してエレガントなラインのフレアスカートを作るという、斬新な新作。エイトンらしい贅沢な生地使いにも注目して。
磯部 ニットブランドのスローンもユニセックスブランド。サイズ展開、アイテム数、色バリエが豊富で、ほかにはないニットが手に入る唯一無二のブランド。
徳原 個人的にはミドルゲージのタートルニット(3)がおすすめ。上質感、こなれ感、ニュアンス感、どれをとってもピカイチだね。
(3)SLOANEのタートルニット
ニュアンスたっぷりのオフホワイト。1〜5の5サイズ展開。選ぶサイズで着用イメージが変わるのもスローンの魅力のひとつ。
パンツや白シャツなど完成度の高いアイテムに注目
磯部 カジュアル派&パンツ派の私にとって、シンゾーンのパンツ(4)は欠かせない名品。
(4) THE SHINZONEのカジュアルパンツ
シンゾーン人気の火付け役ともなったタック入りのチノパン。鮮度と普遍性を併せ持つブルーは、どんな色のトップスにも似合うカラー。
徳原 プライベートでパンツをはかない私でもわかるよ! LEEの撮影でリースするもん。
磯部 古着やミリタリーから発想を得たカジュアルパンツは完成度がすごく高くて、シーズンごとに発表される新色にも注目してる。
徳原 やっちゃん(磯部さん)、よくはいてるよね。あとあれね、ユニオンランチの白シャツ(5)。
(5) UNION LAUNCHの白シャツ
オーバーサイズ&ラグランスリーブの定番シャツ。今シーズンの新作は取り外しができるレース衿付き。
磯部 そう! すごくよく着てる。私ね、白シャツこそ賞味期限は短くていいって思っていて、流行に合わせて買い替えたいタイプなの。でもユニオンランチの白シャツは別格。トレンド感がちゃんとあるのに何シーズンも着られる、稀有な存在なんだよね。
日本ブランドの名品は新しい常識を作っている!
徳原 スカート派の私がおすすめしたいのは、マリハのスカート(6)とティッカのシャツワンピ(7)。
(6) MARIHAのフレアスカート
シーズンレスで着られるコットン素材のティアードフレア。高感度な色使いもブランドの人気を支えている。
(7) TICCAのシャツワンピース
ティッカならではのベーシックなデザインを踏襲しながら、シーズンごとにアップデートされるシャツワンピース。今季ならレイヤードしやすいバンドカラーがおすすめ。
磯部 この2ブランドを使った徳ちゃんのコーデ大好き!
徳原 ありがとう♡ コットンのスカートやシャツを、シーズンレスアイテムとして格上げした立役者という点もすごい。
磯部 本当だね! 名品って聞くと、老舗感を想像するけれど、実は“先駆者”としての意味もあるんだよね。
徳原 そして最後は小物。日本の旬ブランドは小物作りへのこだわりも秀逸。
磯部 徳ちゃん、アエタのレザーバッグ(8)は、色違いでオフ白と黒を持ってるでしょ。
(8) Aetaのレザーかごバッグ
ほぼ引っかかりのない、精緻なかご編みの技術は、日本ブランドならでは。ショルダーストラップ付きもうれしい。
徳原 服や荷物を傷つけないかごバッグってすごいよ。一生使うと思う。アソース メレのストール(9)も一生ものだね。クオリティの高さもさることながら、“大判”の発想が独創的。
(9) ASAUCE MELERの大判ストール
ほかにはない大判のサイズ感とともに、ウール、カシミヤ、リネン、シルクなど、素材のバリエーションが圧倒的に多いのがアソース メレの特徴。
磯部 あとサングラスやメガネ。日本人には日本ブランドのものがいい。アイヴァン(10)なら必ず自分にぴったりのタイプが見つかるの。
(10)EYEVANのサングラス
おしゃれなメタリックケース付きのシリーズには、名品度の高い長く愛せるタイプが揃う。
徳原 本当に名品揃い。日本ブランドの底力にあらためて感動した!
次回は、おしゃれプロたちが太鼓判! 無印良品、GAP、モンベル…冬カジュアルの「裏名品」教えます。
撮影/魚地武大(TENT) スタイリスト/徳原文子 取材・原文/磯部安伽
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年12/7発売LEE1月号現在)です。
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