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LIFE

月経前のこころとからだをサポートするサプリが登場!大塚製薬が「新・セルフケア」でめざすもの

  • 佐々木はる菜

2021.12.26

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ちょっとしたことイライラして子どもやパートナーに怒りすぎてしまった、なんとなくやる気が出ない、大切な会議の日なのに頭痛がひどい、むくみやお腹の張りが不快などなど、生理の前に起こりがちな不調の数々…。

調査によると、約80%の女性が月経前に心と身体の変化を感じているといいます。
それらを優しくサポートする「トコエル(tocoelle)」というサプリメントが、11月18日に大塚製薬株式会社から発売されました。

ポカリスエットやカロリーメイトなど、私たちの暮らしにも馴染み深い大塚製薬ですが、実は長年女性の健康をテーマに研究を重ね、製品開発や健康啓発などを積極的に行ってきました。
その中で、「月経前」という女性ならではの健康課題の解決をテーマに生まれたのが、今回取材させていただいた「トコエル」です。
新製品プレス発表会では、月経前をより快適に暮らすためのヒントをたくさん教えていただきました。

あの抑えきれないイライラや不調を解決する方法はあるのか?!
現在かかりつけの婦人科へ定期的に通っている私の視点で、レポートをお送りします!

改めて…「PMS」ってなんだろう?

当日はまず、産婦人科医で女性のトータルヘルスケアを専門とされる小川真里子先生からPMSについてのお話を伺いました。

東京歯科大学市川総合病院 産婦人科准教授 小川真里子先生
日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本心身医学会産婦人科専門医、日本女性心身医学会認定医等の資格をもち、PMSや更年期などの診療にあたる。

いち早く更年期医学に着目し多くの更年期女性と接してきた中で、女性の健康には身体と心の両面からのアプローチが必要と気づき、心身医学の勉強もされてきた小川先生。

「月経前の不調についてもやはり、心身両方のアプローチが不可欠だと実感しています。
私はPMSなどの悩みを抱える女性は、毎月ハードル競争を走っているみたいだと感じます。普通に走っている人に対して、『心身の不調』という『ハードル』を超えながら同じように走らなければならない。だからこそ、そのハードルをなるべく下げるためにできることがないか、日々試行錯誤しています」

そんな温かなお言葉がとても印象的でした。

そもそもPMSとは「月経前に周期的に繰り返し起こる心身の不調」で、実ははっきりした原因は未だにわかっておらず、症状もむくみ、お腹や胸の張り、体重増加と人により幅広く、「イライラする」「特定のものを食べたくなる」といった精神症状は一説によると150以上もあると言われているそう!

1か月の4分の3は本調子でない人も少なくない?

「PMSに悩んでいる方は月経が始まってからも生理痛などがある方が多く、長いと1か月の4分の3は本調子でないということも少なくありません。
データによると、女性の95%が月経前に何らかの症状を経験しており、経産省によると約6割が女性特有の健康課題で職場で困った経験があるといいます。さらに仕事への影響も大きく、日常生活に支障をきたすほどの症状を感じている女性のうち2人に1人は退職を意識し、6割が昇進への辞退を考えたことがあるという調査もあります。」

つまり困っている人が多く、女性の活躍を阻害している現実があるということですが、日本ではまだまだPMSについて認知不足なことに加え、専門家も充分ではないという現状があるそうです。

PMSが起こるのは、女性ホルモンが正常だからこそ

PMSの原因はホルモンバランスの乱れなどがあるからと考えている方も多いそうですが、実は症状のある方とない方で各女性ホルモン値に差はないといいます。

「女性ホルモンが正常に働いているからこそ、月経周期によってホルモンの分泌量が変動する。そのことで引き起こされる症候群がPMSだと言うこともできます。
また月経前に『むくみ』を感じることが多い理由も、女性ホルモンの一種で月経前に分泌量が増える黄体ホルモンに、水分を体に貯めこませる作用があるからだと考えられます。
PMSの時期はイコール妊娠しやすい時期で、身体は栄養も水分も貯めこむモードになっています。皆さんが月経前によく感じる『お腹や胸の張り』『体重増加』といった症状は、言われてみると『水分を貯めること』が原因になっていることが多いはずで、最近ではそれがイライラや気分の落ち込みにも繋がることがわかってきており、月経前のむくみが強い方ほど否定的な感情が強くなるというデータもあります。



PMSとうまく付き合う方法とは?

「やはりライフスタイルの改善は効果的で、例えば適度なエクササイズや睡眠時間の確保、もし喫煙されている場合は禁煙するといった生活習慣の見直しはPMSの改善に繋がると言われています。
 その中でも大切なのが食生活です。
患者さんにも、月経前に甘いものや刺激物を食べたくなるという方は非常に多いです。特にチョコレートに手が伸びるという声を良く聞きますが、ついチョコを食べ過ぎてしまい、その分食事を減らす…というありがちなスパイラルは、血糖の変動を激しくさせますますイライラしてしまいます。」

PMSの方はもちろん、女性が積極的に摂りたい栄養ばかり!血糖値を安定させる「精製されていない炭水化物」やセロトニンのもととなる良質なタンパク質も意識して食べたいところ。

「もともとPMS は日本人よりも欧米人に多いとされ、その要因の一つに食事内容の違いがあります。ただ、食事を改善した方が良いとわかっていても、昭和の食卓みたいにはなかなかできないのが実情ではないでしょうか。令和の日本はおいしいものに溢れていますし、実際、私自身も色々なものを食べたいと思います(笑)
そして現代女性本当に忙しい。
身体にあまり良くないとわかっていたとしても、時間がなくてお菓子をつまんだり、時に栄養ドリンクのお世話になったり…毎日ゆっくり眠ることもままならない方も少なくないと思います。だからこそ、私は『新たなヘルスケア戦略』が大切だと考えています。」

PMS対策で注目を集める成分とは?

お話を伺う中で「新たなヘルスケア戦略」とは、これまで触れてきたような日常生活の見直しなどを心がけることに加え、症状がひどい場合は婦人科での治療を検討することやサプリメントの活用など、改善のための正しいアプローチ方法を積極的に探ることなのだと感じました。

先生によると、治療を行う場合は患者さんの希望もあって漢方薬を使うことが多いほか、いわゆる低用量ピルが有効な場合もあるそう。また精神症状が強い方には抗うつ剤を処方することもあるそうです。

「PMSは『軽症』の方が非常に多いとされています。ただ軽くても何かしらの不調はあるわけで、これくらいの症状で病院に行っていいのかとためらっている方には、まずはサプリメントなどを試してみることもおすすめです。」

最近注目されているのが「γ(ガンマ) -トコフェロール」「γ -トコトリエノール」という2つのビタミンEで、普通のビタミンEとは異なり、月経前に体がむくみやすくなるのを和らげる作用を持ち、むくみや倦怠感に有効という検証結果も出ているそうです。

「毎月のように不調があり、身体の辛さに加え、パートナーと喧嘩になったりお子さんに怒りすぎたりといったことに悩んでいる方はたくさんいらっしゃる一方、『治療すべき症候群』であるPMSと関連付けられず、ひとりで悩んでいることも多くあります。
 まずその方自身、そして大切なのがその周囲の方々にも、PMSというものの存在と、それが改善できるかもしれないということを知ってほしい。それが悩みの解決に繋がる道への大きな第一歩だと確信しています。」

「かかりつけ医」や「婦人科健診/検診」も”新・セルフケア”!

発表会では、大塚製薬代表取締役社長 井上眞さんによるお話もあり、女性の健康分野への取り組みの歴史や想いの強さが伝わってきました!

今回の製品発表会で私が大変共感したのが、大塚製薬の皆さんが提唱する「新・セルフケア」でした。
食生活・運動・サプリメント利用といった一般的なセルフケアに加えて、医療専門家によって普段から健康状態の正しい把握を心がけよう。そのために、一般的にはセルフケアとは認識されていない「かかりつけ医」や「婦人科健診/検診」も、大変重要な要素だという考え方です。

大塚製薬が行った「女性の健康に関するアンケート調査」によると、「定期的に婦人科検診を“ほぼ/全く受診しない”」人は49%、また、「かかりつけ婦人科医がいない」人は72%と、自身の健康状態の把握と管理に、専門家の意見を求める人は少ない状況がわかってきました。

大塚製薬株式会社「女性の健康に対するアンケート調査」

そして自分自身も女性ホルモンに関して知識が足りない、職場や家庭など周囲の環境は「女性の健康」への理解やサポートが足りないと感じている人が多い一方で、普段から婦人科を中心とする医療機関を定期的に利用しセルフケアをしていると答えた層は、生活の満足度やパフォーマンスが高いという結果もわかりました。

私が生理に振り回されなくなった理由は「かかりつけ医」

私は今38歳ですが、やはり20代や30代前半と比べると無理がきかなくなり、ただガマンしたりがんばったりするだけでは辛いと感じています。また、仕事も子育てもパートナーや家族との関係も、やはり自分自身が良い状態でいないとうまくいかないと実感もしています。

一方、女性の身体には波があって当然です。
今回の取材でも伺ったように、PMSもちゃんと身体が機能しているからこそ起こるもの。
そこを受け入れ、どう付き合い、どう自分の負担を軽くしていくか。小川先生がお話されていた「ハードル」の高さをいかに下げるか。
そのために積極的に動くことは、忙しいからこそ必要で大切な行動だと思います。

私はこの数年、低用量ピルを服用しています。かかりつけ医の先生と話し合った上でのあくまで私個人の選択ですが、それを機に定期的に婦人科に通うようになったことで、生理についての悩みが改善されたことをはじめ毎日がより快適になりました。
また、例えば「月経時の出血量が月によって違う感じがする」といったふとした疑問や、かゆみやかぶれといったマイナートラブルなど、その都度気になることを気軽に相談し、その場ですぐ解決されることが多い点もメリットだと感じており、私自身もかかりつけ医の先生を持つことをおすすめしたいと考えています。

月経前1週間に、心身の変化を穏やかにする4つの成分を

7袋入りの個包装で持ち歩きやすい!月経前の1週間、1日1回、ソフトカプセル1粒&大豆をイメージしたというタブレット2粒の合計3粒を飲みます。

今回発売されたトコエルには、月経前の女性の変化を穏やかにしてくれる4つの成分が入っています。
「γ(ガンマ) -トコフェロール」「γ -トコトリエノール」という2つのビタミンEは、普通のビタミンEとは異なり、女性の周期的な心身の変化をサポートしてくれると注目を集めている成分。そして女性の健康と美容に欠かせない一方で、腸内で作り出せる人が限られているという「エクオール」、さらに不足しがちな「カルシウム」です。

「トコエル」は全国の医療機関のほか、大塚製薬の公式通販「オオツカ・プラスワン」やAmazon、楽天、LOHACOなどの一部ECサイトでも気軽に買うことができます。
気になった方は、自分の月経や症状と向き合うための、ひとつのきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

トコエル(tocoelle) - 大塚製薬

佐々木はる菜 Halna Sasaki

ライター

1983年東京都生まれ。小学生兄妹の母。夫の海外転勤に伴い、ブラジル生活8か月を経て現在は家族でアルゼンチン在住。暮らし・子育てや通信社での海外ルポなど幅広く執筆中。出産離職や海外転勤など自身の経験から「女性の生き方」にまつわる発信がライフワークで著書にKindle『今こそ!フリーランスママ入門』。

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