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FOOD

上紙夏花

早くてキレイなみかんの薄皮むき、「和歌山剥き」を知ってる?

  • 上紙夏花

2017.01.06

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LEEwebをご覧のみなさま、新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします!
さて、みなさんお正月はたくさん食べましたか?『こたつでみかん』を楽しんだ人も多いのではないでしょうか。

元旦の富士山です。よく晴れて清々しい日でした。修善寺駅から車で25分くらいのところにある、伊豆市のだるま山高原からの眺め。

元旦の富士山です。よく晴れて清々しい日でした。修善寺駅から車で25分くらいのところにある、伊豆市のだるま山高原からの眺め。

私は大晦日に静岡県は修善寺へ旅行し、そこから実家の大阪に帰省してきました。

旅行先の修善寺でみかんを剥いて食べていたときのこと…。一緒に旅行していた義理の妹に「みかんの剥きかた、面白いですね」と言われたのです

。「え?私のみかんの剥きかたってみんなと違うの?」と気がつきました。以前から、何枚もバラバラとちぎる夫のみかんの剥きかたが、どうも不便そうだなと思っていたのですが、どうやらそちらが一般的な剥きかただったようで、ビックリ!

私の母は和歌山出身で、小さい頃から見てきた剥きかたは『和歌山剥き』なるものだったのです。早くてキレイに食べられる方法なので、みなさんにもご紹介したいと思います。

素早く剥けてキレイに食べられる、これが『和歌山剥き』

では、和歌山出身の母に剥いてもらいます!みかん大好きな次男がもう狙っていますね。

では、和歌山出身の母に剥いてもらいます!みかん大好きな次男がもう狙っていますね。

①まずはヘタの方を下にして真ん中から半分に割ります。

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②割ったみかんを一度閉じて、4つに割ります。

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③4つに割ったうちのひとつの房を皮から剥がします。皮をお皿代わりにして房をバラして食べます。

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ヘタ側の方から剥がすことで、白いスジが取れやすくなりますよ。ちなみにこの白いスジには、ビタミンP(ヘスペリジンというみかん由来のポリフェノール)と食物繊維が豊富で、毛細血管を強化する働きがあるといわれています。なので、一緒に食べてしまうのもおすすめです。

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④四角く座布団のように畳んで、皮を捨てます。

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和歌山の親戚はみんな「たくさん食べたいから、お腹がふくれる袋(薄皮)は食べない」と言います。この袋を残して果肉だけを食べるのも早ワザでびっりしますよ。口から出した袋が人目に触れないように、外皮に隠しながら食べて、最後は写真のように四角く折り畳んで捨てます。

以上が『和歌山剥き』でした。次にほかのみかんの産地出身者はどんな食べ方をするのかインタビューしましたので、続きもご覧くださいませ!

愛媛県出身者のみかんの食べ方は?

愛媛県出身のシンガーソングライター千宝美さんと長女の日向詩(ひなた)ちゃん4歳。おふたりともみかんが大好き!

愛媛県出身のシンガーソングライター千宝美さんと長女の日向詩(ひなた)ちゃん4歳。おふたりともみかんが大好き!

愛媛県出身でみかんをこよなく愛する、シンガーソングライターの千宝美さんにお話を聞いてきました。

上紙「千宝美さんはみかんをどうやって剥いて食べますか?」

千宝美「私はまず皮を全部剥いてから食べます。愛媛県民全体のことはわかりませんが、この剥き方が多いと思います。あ、最近、近所の子供が学校で習ったって4つに割って食べていましたよ」

上紙「4つに割るのは和歌山剥きって言うらしいですよ」

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千宝美「そうなんですね。私のこだわりとしては、みかんの皮はなるべくバラバラならないように一枚で剥くということです。それを受け皿にして食べるんです」

上紙「それなら、外で食べるときもいいですね」

千宝美「あとはなるべく皮のうすーいみかんを選びます。
おばあちゃんが教えてくれた甘いみかんの見分けかたなんですよ」

上紙「なるほど!皮の薄いみかん、探して買ってみます」

静岡県ではどんな剥きかたなの?

みかんの産地でもいろいろですね。旅行先の静岡県で観光タクシーの運転手さんにみかんの剥きかたを聞いてみたところ、愛媛県の千宝美さんと同じでした。

ひとつ驚いたのは、「外の皮が薄い品種のみかんは洗ってそのまま丸ごと食べるよ」ということ。なんだか栄養がありそうですよね!
漢方では風邪薬などで使われるみかんの皮を乾燥させた『陳皮』というものがありますが、調べてみると普通のみかんの皮をお家で乾燥させても同じようなものができるそうですよ。

美肌効果やダイエット効果も狙えるようなので、無農薬のみかんをみつけて自家製陳皮に挑戦してみたいと思います!
身近な食材のみかん、まだまだ旬ですのでみなさんも味わってくださいね。

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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