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LIFE

令和の小中学生の恋愛のリアル

放送作家・タレント 野々村友紀子さんに聞く!子どもの恋愛・親の関わり方

2021.11.30

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親として心配すべき? 寄り添うべき? 令和の子どもの恋愛リアル

子育てについてのリアルエピソード満載な著書が好評の、放送作家・タレント 野々村友紀子さん。

“わが子の恋愛”にはどんな風に関わっているの?普段から大切にしていることは?

子どもの恋愛への率直な思い、親としての悩みや関わり方をうかがいました!

【子どもの恋愛】関わり方インタビュー
秘密主義な長女と、恋愛にオープンな次女。特に長女とは繊細に心の距離をはかり、娘が話したくなるときを見極めます

放送作家・タレント 野々村友紀子さん

お話をうかがったのは…
放送作家・タレント 野々村友紀子さん

芸人として活動後、放送作家に。テレビ出演も多数。夫は2丁拳銃の修士さん。著書『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(産業編集センター)では娘へのメッセージを収録。12月に新刊『アカンヒトズカン』(学研プラス)が発売。

『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(産業編集センター)

『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(産業編集センター)
https://www.shc.co.jp/book/1017

小5で彼氏ができたことを家族みんなで食事中に発表!

15歳と13歳の2人の娘の母である野々村友紀子さん。子どもたちから恋愛にまつわる話を聞くことはありますか?

「次女からはたくさん聞きますね。『今は◯◯くんが好きなんだ』とか『この人かっこよくて気になるんだよね』などとライトに言うタイプなんです。

恋愛に興味津々で、少女漫画もよく読んでいて。キスシーンのところにばっかり付箋を貼って、お気に入りのキスシーンはここだ!と見せてくれたことも(笑)。小学5年生のときには『告白されたんだ』と初めての彼氏ができたことを教えてくれました。

つき合うって何をするんだろうと見ていたら、彼氏のお姉ちゃんとうちの長女が見守る中、公園で遊んだそう。アイスを食べて、鬼ごっこをして帰ってきてと、まだかわいらしいものでした。

6年生になってやっぱりちょっと違うかなと思い、『私たち友達に戻りましょう』と言って別れたそう(笑)。オープンなので、こういう話を夕食時に家族みんながいる場で普通に話すんですよね。
味噌汁とかをすすりながら、最初は複雑な顔で聞いていた夫もだんだんと慣れてきて。もともと親子仲もいいので、最近は父としていろいろアドバイスしています。私たちが子どもの頃は、父親に恋愛の話なんて絶対できなかったので、今っぽいなと感じますね」

一方、長女は正反対のタイプで、自分のことをあまり話したがらないそう。

「小さいときはよく話していて『幼稚園で好きな男の子が、明日赤い口紅をつけてこいって言った』なんてことも。そのときは『何でも男の子の言いなりにならないで、自分色は持ってないとダメやで』と伝えたりしていたのですが(笑)。
最近は、気になって『どうなん? 好きな子できた?』などと聞いても『別にないよ』と。少し気まずそうな雰囲気になるので、なかなか踏み込めないんです。

好きな人がいても隠しているのか、本当に興味がないのかもわからず……。親としては話してくれるほうが安心ではあるのですが、ここはぐっと我慢。娘の気持ちがこちらに向いているときにそれを察知して少し聞いてみたり、嫌がられたらすぐに引いたり。

特に思春期に入ってからはこの機微がとても繊細で、日々娘との心の距離感をはかるのが本当に難しい。目を離さないことは大事だけれど、必要以上に干渉しないぐらいがちょうどいいのかなと思います」

裸の写真の送り合いが問題に。情報は娘たちに早めに伝える

野々村さんは、娘たちの恋愛への関わりや性教育において“情報を伝えること”を大切にしていると言います。

「例えば、以前に知り合いのお子さんが、つき合っている同士で裸の写真を送り合って、大問題になったことがあったんです。

娘たちが小学生のときだったので早いかなと思いつつ、『将来彼氏に要求されても裸の写真は送っちゃダメだよ』『もし別れたら、リベンジポルノということもあるから』と具体的に伝えました。

ママ友の話を聞いていると、ごく普通の子がこういうトラブルに巻き込まれていて。うちの娘たちも小学生のときからスマホを持っているし、身近に迫ってきている気がしますよね。真っただ中よりも“少し先の話”をしておくほうが、いざ直面したときに生かせるはずだと思い、聞いた話やニュースを見ながら話をしています。

こういう話をしてもウザがられないよう、普段から日常会話をたくさんして、親子の信頼関係を築いておくことは大切だと思いますね」

子どもたちの成長に伴い、現在は妊娠や避妊についてどう話すか悩むことも。

「これから高校生になれば、娘たちに本格的に彼氏ができることもあると思うので、特に避妊についてはいつ、どう話すか迷います。

早めがいいと思いつつ、まだ早すぎるかな、でも知らずにいて心も体も傷つくのは女の子のほうが圧倒的に多いし、とぐるぐる考えていますね。毎日気にして恋愛の話を振ったり、子どもたちと距離感をはかっていることのゴールは、究極そこだと思うんです。一番大事なことですから。

いつのタイミングで話すのか、最終的に私は娘たちに避妊具を手渡すのかどうか……。今はまだ答えは出ないですけど、子どもたちの様子を注意深く見て、そのときを見極めたいですね」



野々村友紀子さん【わが子の恋愛への親の関わり方】3つのポイント

オープンに話してくれる場合は問題なし。父親も一緒に話を聞いて相談に乗る

恋愛の話はしなくても日常会話は大切に。身近で起こった性のトラブルを引き合いに

恋愛の話や性教育のゴールは、避妊についてきちんと話すこと!でもタイミングが難しい


取材・原文/野々山 幸(TAPE)

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