ここ数年、ノンワイヤーブラのストレスフリーなつけ心地に愛用者も急増。だけど気づけば胸の位置が下がったような……。意外と体のラインを拾いがちなニットの季節、今さらワイヤーありのブラには戻れないけれどバストラインはきれいに見せたい、という声におこたえして最新事情を調査! 見た目も美しい機能充実タイプが続々登場しています。

- 胸の肉が背中や下に流れてしまいそうな気がします。(会社員 minさん・40歳)
- 使い続けると、将来胸が垂れてしまわないか心配。(会社員 はちさん・33歳)
- ホールド感が足りなくて動くとズレてしまうことが!(教育関係 miminaさん・39歳)
“進化系ノンワイヤー”なら、洗練された上向きバストが叶う!

ニット¥7920・パンツ¥15950/シップス 渋谷店(シップス) バッグ¥16830/ノーベルバ(ノマディス) ストール¥11000/シップス エニィ 渋谷店(シップス エニィ) ピアス¥6100・ブレスレット¥5200/エスタードジャパン(TUWAKRIM)
体のラインがしっかり出るリブニット。大げさに寄せて上げたバストよりも、ノンワイヤーで作る自然な高さと丸みのほうが断然しゃれて見える。
ノンワイヤー愛用者から絶大な人気を誇る2つのブラを徹底検証! 美しいバストラインとストレスフリーな着け心地を両立させるための工夫が随所に。
お試ししたのはこの5人
- LEE100人隊 TB mieさん(悩み/低めの胸位置、脇肉)
- LEE100人隊 076 muaさん(悩み/授乳終了後のお疲れ胸)
- スタイリスト 山﨑静香さん(悩み/デコルテの削げ)
- ライター 発田美穂さん(悩み/小胸、離れ胸)
- 編集 ディス子(悩み/胸まわりの贅肉、低め胸)
オリジナルで開発したパターンを採用し、さまざまなバストになじんで美胸を演出。抜群の伸縮性で身体に優しくフィットし、バストを集めて寄せてくれる。さらに包み込むように引き上げることで、胸元からデコルテラインまで美しく。

「ブラデリスハグミーブラレット」(各)¥4950/ゴールドフラッグ(ブラデリスミー)
アンダー・サイド・カップ上辺の3方向からバストを引き上げる。締めつけ感はゼロだから安心。
Point_1
バストをぐるっと囲むループが下からしっかり引き上げて、脇ゴムで浮かずにフィット
Point_2
伸縮性のある素材が体の動きになじみ安定感抜群

Point_3
カップ下寄りにボリュームをつけることで、自然に寄せてプッシュアップ
お試ししました

「ブラの上辺がバスト上に沿うようにフィットして、ブラが浮きません」(山﨑さん)

「しっかり支えられている安心感。シンプルで大人っぽいデザインがいい」(muaさん)
波形カットの上辺でフィット感が一層アップ

「ハートカップミディアムブラ21S1」¥6380/ゴールドフラッグ(ブラデリスミー)
人気の“ハグミー”を、さらにフィット感を高めて進化させたのがこちら。バストを引き上げる独自機能付きカップが、横広がりも防止する。「柔らかく包み込まれるような肌触り。しっかりホールドされているのに軽い着け心地で快適です」(mieさん)
Point

モールドカップ上部を波形カーブにカットすることで、カップの食い込みを解消。
硬いワイヤーを使わずに、ワイヤーブラに負けないボリュームアップ機能を持つ「ブラジェニック」シリーズ。カップ内側についたワイドシートと上下のパッドが、バストを優しく包みながらしっかりと寄せて、押し上げてくれる。

ともに「BRAGENIC」。(右)¥3080(ウンナナクール )・(左)¥3960〜(ダブルベーシック)(1月発売予定)/ワコールお客様センター
「ブラジェニック」の技術をベースに、それぞれのブランドらしさが光るデザインをラインナップ。
Point_1
ワイヤーなしでもしっかり支えるカップ下部のワイヤーループ

Point_2
上・下カップ部に厚みがあり、浮きを防いでボリュームアップする「ダブルアップ構造」
Point_3
内側下部についた柔らかいワイドシートが、左右にバストが広がるのを防ぎ、形をキープ
お試ししました

「横に流れる肉をきちんとホールド。つるんとしたデザインでひびきにくい」(ディス子)

「肌触りのいいワイドシートがバストの下をふんわり支えてくれる!」(発田さん)
パッド受け付きだから好みに応じて胸を盛れる!

「BRAGENIC+」¥3960〜/ワコールお客様センター(ダブルベーシック)
「ブラジェニック」よりもさらに盛りたい人には「ブラジェニック プラス」がおすすめ。パッドは取り外し可能で、シーンや気分に応じて自在にバストメイクを楽しむことができる。前中心に施したクロステープがバストをしっかり寄せて谷間をキープ。
Point

カップとワイドシートの間に「ピタッとパッド」が入り、さらにボリュームアップ。
お話を伺ったのは…
ランジェリーライター 川原好恵さん

かわはら・よしえ●文化服装学院卒業後、流通業界を経てフリーランスとして独立。ランジェリーを中心に、雑誌、新聞、ファッションウェブサイトなどで執筆・編集を行う。instagram(yoshiekawahara)
ノンワイヤー=盛れない、は過去の話。機能もデザインも格段に進化!
「以前はノンワイヤーブラといえばラクをしたい日に着けるもので、きれい見えや補整などは期待できないというイメージがあったと思います。実際、“寄せて上げる”ワイヤーブラが長い間主流でしたが、世の中やファッションの流れが、“抜け感”やリラックス方向へとシフトするにつれてブラのトレンドも大きく変化。頑張ってボディメイクするよりも自然に美しいほうがいい、という考え方へと変わってきました。さらに、ここ5年のノンワイヤーブラは日進月歩で進化!
ノンワイヤー=機能がないのではなく、素材やパターンなどワイヤーに代わるテクノロジーが駆使されているのです。またノンワイヤーだからとアバウトなサイズ選びをしている方も多いと思いますが、選び方も着け方もワイヤーブラと同じ。サイズがある以上はきちんと試着をしてほしいですし、着けるときも脇肉までしっかりカップに収めるのを忘れずに! ストレスフリーな着け心地でバストメイクができて、美しいデザインでランジェリーのおしゃれを楽しむこともできる最新ノンワイヤーブラ、ぜひチェックしてみてください」
詳しい内容は2021年LEE12月号(11/6発売)に掲載中です。
撮影/目黒智子(人物) 魚地武大(TENT)(静物) ヘア&メイク/後藤若菜(ROI) スタイリスト/山﨑静香 モデル/小濱なつき 取材・原文/発田美穂
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年11/6発売LEE12月号現在)です。
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