サスティナブルへの意識もあり、今私たちの中に高まっているのが「本当にいいと思えるものを長く着たい」という気持ち。
「それなら断然おすすめしたいのが、自分好みの"ちょっといいスカート"をワードローブに加えること」とスタイリストの徳原文子さん。その理由と魅力を教えてもらいました。
教えてくれたのは?
スタイリスト 徳原文子さん
数々の女性誌で活躍する人気スタイリスト。トレンドとベーシックをMIXし、大人にちょうどいいさじ加減に仕上げるセンスが、絶大な支持を集めている。
Fumiko Tokuhara’s Voice
「個人的な話ですが、ここ5〜6年ほど、スニーカー派になってからというもの一年のうち350日くらい(笑)スカートばかりはいてます。どんなに足元がカジュアルでも、裾が少し揺れるだけでぐっと女性らしい印象に引き寄せてくれる、大好きなアイテムです。
スカートって実は流行に左右されにくいんですよ。例えばパンツやデニムには意外とトレンドがあって、時代に合ったシルエットにアップデートしないとちょっと気後れしてしまうときもある。
でもスカートの場合、トレンドが大きく変わるのは丈くらい。それだって、もし「少し短いかな」と感じるならボトムを重ねれば新鮮になるし、よほど厚手素材でなければ一年中はけるのもうれしい。
だから、値段がちょっと張ったとしても、自分が本当に好きだと感じるものや、素材のいいものに投資する価値があると思います。
手に取るたびに「ああ、素敵だな」と心が躍り、その時々の気分で着こなして、長く愛せる。そんな、相棒のようなスカートとの出会いが、皆さんにも訪れますように!」(徳原文子さん)
01_MADISONBLUE
マディソンブルーのコットンレース
「レーススカートの可愛さって特別ですよね。でも一歩間違えるとチープに見えやすいから、選び方にはほんの少しだけ注意が必要。
このマディソンブルーのレースは、コットンなのにキレがよくて、ほっこりしない。最小限の甘さが、大人にちょうどいいと思います。透け感と、ミディな丈感のおかげで、ボトムや靴との組み合わせを一層楽しめるはず」(徳原文子さん)
柔らかなコットン100%のレースティアードスカート。裏地がなく、ごく薄手の質感だからこそ、ボリューミーにあしらわれたタックも重たくなりすぎず、抜け感たっぷりに着られます。
デニムを重ねるもよし、冬らしいロングブーツを合わせてコットン素材とのコントラストを楽しむのもよし。足元の隙間をどう埋めるか、組み合わせの自由度の高さに胸が高鳴ります。
02_Whim Gazette
ウィム ガゼットのラップレザー
「レザー、特に上品なツヤをたたえた表革の〝リッチ感〟は、やっぱり特別。TシャツやGジャンでカジュアルに着崩しても、かっこよく決まるから本当に頼りになります。すっきり細身のシルエットながら、ラップで足さばきもいい、使える一枚です」(徳原文子さん)
ラップの下側に重なる生地は、逆サイドの足首に向かって斜めにカッティングされるなど、足元のもたつき回避のための細やかな工夫がうれしい。長めの共布ベルト付きで、ウエストマークをリボン結びにしたり長く垂らしたりと、着こなし印象を自在に変えられるのも便利です。
03_HOUSE OF LOTUS
ハウス オブ ロータスのトライバル柄
「何年かごとにトレンドが巡ってくるものには投資する価値があると私は思っていて、〝エスニックテイスト〟もそのひとつ。このトライバル柄は、普遍的ではあるけれどグレイッシュで落ち着いたトーンが心地よく、大げさになりすぎないのがポイント。今年は柔らかなグレーのニットで優しげにまとめると、新鮮味が出そうです」(徳原文子さん)
スナップボタンを左前あたりで留め、端の生地を遊ばせるユニークなラップスカート。布が翻って揺れることで、奥行きのある表情に。黒のエコレザーのパイピングが、トライバル柄特有の"土っぽさ"を消し、モダンな雰囲気に昇華してくれます。
04_Mes Demoiselles
メドモアゼルのプリントシフォン
「メドモアゼルは、柄の素敵さに加えて軽やかな素材感が好きで、私も愛用しています。このスカートも、シフォンのほのかな透け感が花柄をぐっと大人っぽく見せてくれるし、ベージュトーンでヴィンテージ感満点なのも◎。足元には重厚なロングブーツを合わせて、あえて重×軽のコントラストを満喫したい!」(徳原文子さん)
大小の花モチーフが咲き乱れた華やかなプリントが目を引くシフォンスカート。フロント部分にウッドボタンがあしらわれた凝ったデザインが、ヴィンテージ感をさらに増幅させて。ひざ上部分まではベージュの共布裏地がついているので透ける心配がなく、一枚で着ても安心です。
「スタイリスト 徳原文子さん『今、投資するなら“華やぎスカート”』」詳しい内容は2021年LEE12月号(11/6発売)に掲載中です。
撮影/渡辺謙太郎 ヘア&メイク/森 ユキオ(ROI) スタイリスト/徳原文子 モデル/竹内友梨
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年11/6発売LEE12月号現在)です。
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