4万2千坪の大自然の中にアクティビティがいっぱい!
栃木県は那須岳の山裾にある「星野リゾート リゾナーレ那須」に家族4人で行ってきました!東京駅から東北新幹線で約75分で那須塩原駅に到着、送迎バスで約40分。標高約500m、自然に囲まれた4万2千坪という広大な敷地の中に、田畑があり、農業体験をはじめとしたいろいろな体験ができるとのことで、ワクワクです。
ちょうど10月はハロウィンイベントもあり、実りの秋ということで田畑での体験を、小6の長男と幼稚園年長の次男の子どもたちも一緒に楽しんできました。リゾナーレ那須の魅力をお伝えすべく、前編では施設全体のこと、後編ではハロウィンイベントについてレポートします!
自然と調和する開放的な客室でのんびり
ホテルに着いた瞬間、子どもたちが言ったのは「空気がおいし〜い!」でした。小鳥のさえずり、木の葉がさらさらと葉擦れする音、川のせせらぎ…すべてが癒し!「ずいぶん長い間、家族旅行へ行けていなかったよね……」と有難さをしみじみ感じます。
この広い天然の林の中に、43の客室が点在していて、お部屋のタイプは15種類。今回私たちが宿泊したのはテラスハウスのような「デラックスメゾネット」というお部屋です。お部屋に入って飛び込んできたのは、天井高くまで続く大きな窓からの緑の景色!家族全員で感嘆の声をあげました。
目の前に広がる畑の緑が気持ちよくて、子どもたちはさっそくウッドテラスへ。田んぼの稲穂は黄金に輝いて垂れさがっています。まさに稲刈りシーズンですね。
1階はリビングスペース。4人での宿泊だったので、ソファはベッドになっていました。ミニキッチンとカウンターの雰囲気がスタイリッシュで子どもたちが気に入ったようです。
2階は寝室です。こちらも大きな窓と広々としたテラスが。夜はこのテラスから満天の星を眺められて、最高でした。じっと空を見上げていると、段々と星がたくさん見えてきて…次男は人生で初めての流れ星を見つけたと大興奮!お願い事は言えなかったようですが、とてもいい思い出になりました。
レストランまでの道のりも冒険気分!
少しゆっくりしたら、林を抜けてレストランで夕食です。私たちが宿泊している場所からだと、レストランまでは数分のお散歩コースになっています。橋を渡るときにトンボを見つけたり、くねくね道を探検のように歩いて行く子どもたちの目がキラキラしていて嬉しくなりました。
メインダイニングの「OTTO SETTE NASU」では、1日7組限定とのことで、ゆったりと過ごすことができます。イタリアトスカーナ州の郷土料理のフルコース。
もちろん、地元那須で愛情込めて育てられた旬の食材が中心となっていて、施設内の畑、アグリガーデンで育った野菜やハーブたちも登場していました。
とても上品で華やかな盛付けで、まず、視覚で楽しませてくれるお料理です。お味はもう、言葉にならないほど絶品!素材の味を最大限に活かしたお料理に終始、感動しっぱなしでした。イタリアの自然派ワインもとり揃えられていて、中にはなかなか出合えないようなワインも。
一口ずつに、感動!どれもこれもおいしかったのですが、夫婦揃って忘れられないのが「茸のズッパ」です。トリュフをその場で削ってもらうと…「香りだけでも、おいしい!」となりましたが、口に運ぶともっともっとおいしかったです。
ホスピタリティも素晴らしく、私たちのスケジュールを見て、食事の量やペース配分に配慮してくださったことが有り難かったです。早くコースが終わる子どもたちにちょうどいい難易度の迷路を用意してくれたり…と至れり尽せりでした。帰宅してからも話題にのぼるほど、印象深い特別なディナーでした。
森の香りを感じながら堪能する温泉
お腹がいっぱいになったら、ゆっくりとお風呂タイムです。大浴場は温泉でした。森を眺めながら内湯と外湯が楽しめます。今回私は貸切状態で入浴できました。星野リゾートでは、大浴場の混雑度がスマートフォンでわかる混雑予測サービスをはじめとした、3密回避や衛生管理などのコロナ対策も万全です。お部屋のお風呂も広くて素敵だったので、赤ちゃん連れの家族も安心ですね。
小さな子もおおはしゃぎ!?雨でも遊べる施設も
お部屋からレストランまでの道の途中、どんぐりのようなかわいらしい建物を見つけました。ここは「POKO POKO(ポコポコ)」というコミュニティスペースです。
農業や自然に関する書籍が閲覧、購入できるBooks&Cafeがあり、石窯で焼き上げる本格的なイタリアンピッツァも味わうことができます。そのピッツァは生地を伸ばしてトッピングをする体験もできるので、幼児でも楽しめますね。
Books&Cafeの向かいには、プレイエリアと託児施設のナーサリーも。プレイエリアのネット遊具はなんと高さ約6.5m。子どもたちが大好きなボールプールもあるので、雨が降っても楽しく遊べますね!(要予約)
POKO POKOの入口前の広場では焚火があり、焼きマシュマロ体験もさせてもらいました。焦がさないようにじっくりと焼いていくと、キツネ色になって膨らむんですね。これがなかなか難しい!大人も子どもも盛り上がりました。
朝食も野菜をたっぷりいただきます!
「朝はリスさんがどんぐりを食べに来ているよ」とスタッフの方に教えてもらって、「早起きしてお散歩したい!」とはりきっていた次男はサッと起床。あいにく小雨が降っていて、リスさんには遭遇できませんでしたが、カエルとオンブバッタを見つけて上機嫌で、いつもの朝食とはまったく違うハイテンション!
朝食は「SAHKI SHAKI」という和食と洋食、両方楽しめる、ビュッフェレストランでいただきました。新鮮な色とりどりの野菜がズラリと並びます。朝から新鮮な野菜をたくさんいただけるなんて最高です!
那須高原の森林ノ牧場の牛乳やチーズなどの乳製品のほか、シリアルもあれば魚料理などの和食も楽しめるというバラエティに富んだ朝食ビュッフェです。長男は「朝カレー」を堪能していましたよ。
「農業×観光」を体験することで親子で「食と環境」を考える
ここリゾナーレ那須は日本で初めてのアグリツーリズモリゾートというコンセプトを打ち出した宿泊施設です。農業(イタリア語でアグリクルトゥーラ)×観光(ツーリズモ)が楽しめます。そのひとつに「お米の学校 2021」というプロジェクトがあり、種まきからの米づくりを全5回に渡って体験できるというもの。私たちが訪れた日がちょうど第4回「稲刈りとはぜかけ体験」の最終日でした。単発での参加も可能ですが、年間通して、全5回に参加すると15㎏のお米がもらえるそうです。
まずはお米がどんな風に育つのかをクイズ形式で教えていただき、鎌の使い方を習って、いざ、稲刈りです!稲刈り体験は家族4人とも、初挑戦。慣れない手つきでしたが、コツも教えてもらって、なんとか刈ることができました。昔のひとは機械を使わずに、こうやって手作業していたのかと思うと気が遠くなります。
ある程度稲が集まったら、わらでひとまとめにして、はぜかけというお米を乾かすための作業を行います。干している間に稲が抜け落ちないようにギュッとわらを縛るのがなかなか難しい!
しっかり縛ったら、稲を少ない方と多い方2つに分けて、かけていきます。倒れないようバランスをとるために、稲を掛ける棒に対して、左右の稲の分量を少ない→多い→少ない…と、交互になるようにします。逆さにしておくと、稲にある栄養分がお米に行き渡るんですって。
ここからしっかりと2週間ほど乾かすと、脱穀ともみ殻を外す作業がしやすくなるのだとか。今回稲刈りをさせてもらった中から、ブーケのようにして稲を持ち帰らせてもらったので、お家で乾かして、脱穀ともみ殻を外す作業をやってみようと思います。ちなみにお茶碗一杯分のお米は約4000粒なんだそうです。ほんの少し稲刈りをしただけでも、お米の有難みを再認識しました。
日本のお米の消費量と田んぼの面積は、50年前と比べると半減しているとのこと。その分、カエルやトンボなどの住処も減っています。多くの人にお米の魅力を知ってもらって、この状況を打破したいという思いから、地元のお米農家さんの協力のもと、このお米の学校プロジェクトを進めているそうです。昨年の収穫分は甘酒にして振る舞ったそうですが、今年は収穫量が増えそうなので、第5回目(2021年10月21日の予定)には、脱穀から羽釜で炊飯して実食までを楽しめるそうですよ!田んぼで炊き立てのお米を食べられるなんて、幸せですね。
ここでお土産を買えば間違いなし!
厳選された那須のお土産が取り揃えられたショップはレセプションのすぐ隣にあります。数はそれほど多くはありませんが秀逸なセレクトで、どれもこれも魅力的。あの「INAPON」もありますね!
朝食ビュッフェにも登場していた、「いとこのラスク」やミルクジャムなどの那須ならではのおいしいお土産から、トラベラーズノートの星野リゾートオリジナルバージョンやOTTO SETTE NASUの食器をつくる陶芸家の作品や化粧品などなど、こだわりの品揃えでした。
星野リゾート リゾナーレ那須には、紹介しきれないほど、たくさんのアクティビティが用意されています。女子旅プランもあり、「ベジロス女子の救菜ステイ」という1泊2日の滞在中に1.5㎏の野菜を食べきる!というものも。とにかく新鮮なお野菜がおいしい場所ですので、ぜひ遊びに行ってみてくださいね!後編のレポートでは、ハロウィンイベントについてお伝えします。そちらもお楽しみに!
今回宿泊したのは……
【星野リゾート リゾナーレ那須】
住所:栃木県那須郡那須町高久乙道下2301
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳