昨年からのコロナ禍で、空気環境に対してとても敏感になりました。まずはこまめな換気が大切なのですが、それに加えて室内を清潔に保つ家電を活用したいものです。そこで今回は、アトリエで活躍している光触媒を採用した除菌脱臭機を2つご紹介したいと思います。空気清浄機のように空中のホコリなどをHEPAフィルターによってキャッチするものではなく、光触媒フィルターの力で菌やウイルス、臭いとなるガス成分を元から分解・除去して空間をクリーンな〝0の状態〟に整えてくれるというもの。ウイルス対策だけではなく、ペットを飼っているご家庭のニオイ対策や、赤ちゃんのいるご家庭にもおすすめできる心強いアイテムです。
スリムでスタイリッシュな壁掛け式が魅力のカルテック「ターンド・ケイ」KL-W01
アトリエの壁にお気に入りのアートと共に並んで、除菌脱臭機能を発揮してくれているのが、カルテックの光触媒除菌脱臭機「ターンド・ケイ」KL-W01。あまり聞きなれないメーカーだと思うかもしれませんが、カルテックはシャープ出身の技術者・染井潤一氏が、同社出身の仲間と共に2018年4月に立ち上げたスタートアップながら、わずか3年で90億円の売り上げを誇る急成長している企業なのです。
ルチル型柱状結晶の採用で世界ナンバー1の反応効率を実現させた光触媒を材料メーカーと共同開発し、独自の機構設計で光の量・風量・センシングをコントロールして、スリムで軽い“壁掛け式”を可能にしています。取材をきっかけにアトリエにも一昨年の12月に設置して、運転させていますが、なんとこの除菌脱臭機、2020年10月には理化学研究所や日本大学医学部と共同で実施した実証実験で、新型コロナウイルスを99.8%以上不活化したという発表がありました。
少人数での取材対応やテレビのロケなども引き続き行っているアトリエなので、このニュースはとても心強く感じました。特許を取得した「サイドフロー構造」でファンによって本体内に吸い込まれた汚れた空気がLED照射された光触媒フィルターを通るだけで強力に酸化分解される仕組みで、他社で使用しているような吸着フィルターは必要ないため、石こうボード仕様の壁にも設置できる、3.3㎏という軽さを実現させているとのこと。
通常は自動運転モードにしていますが、センサー機能もかなり優秀で、アトリエで料理をしたり、アルコール消毒をしたり、来客が訪れたりすると強モードで運転が始まり、やがて静かになるころには室内のニオイもすっきり。その威力にいつも感動しています。
ちょっとしたことですが、壁掛け設置する際に水平に掛けられるように水平器が付属していたり、白壁でも黒いコードが目立たないようにコード用のカバーが付属していたりと細部まで気配りされているところも素晴らしいなと思っています。
お手入れも簡単!数か月に一度漬け置き洗いして天日干しするだけ
空気清浄機のようにHEPAフィルターを交換する…などの必要はなく、お手入れも数か月に一度、光触媒フィルターを外して水かぬるま湯に漬け置き洗いするだけと簡単です。アトリエでは、キッチン家電を使っての料理や、来客も頻繁にあるので、3~4か月に1度、お手入れするようにしています。
本体の右側から簡単に光触媒フィルターを外すことができ、洗剤不要なのもいいですよね。漬け置き洗い後には、太陽光の当たるところに置いて、しっかりと乾かせばお手入れ終了! 再びカチッとはめ込んで電源ボタンを押す時、なんだかとても頼もしい気がします。
マスクフジコーの「ブルーデオ」は国際宇宙ステーションの消臭除菌プロジェクトでも実証済みの実力派
もう1台、アトリエのテーブルの近くに置いてあるワゴンの上で活躍しているのが、マスクフジコーの空気消臭除菌装置「ブルーデオ」。幅18.7㎝、奥行12.9㎝、高さ26.8㎝、重さ約1.4㎏と、驚くほど小さくて軽いのに、その実力は国際宇宙ステーション(ISS)の消臭・除菌プロジェクトでも実証済みなんです。
ちなみに会社名に付いている「マスク」の意味は、“強い殺菌能力を発揮する材料”という意味のMaterial with Strong Sterilization Capabilityの略なのだそう。少ない光にも反応する高性能な光触媒にフジコー独自の溶射技術で金属をプラスして被膜化し、強力な分解力で消臭・殺菌、シックハウスの原因ともなるVOCを分解して空気清浄するのです。
だから、こんなに小さいのにパワフル。“光触媒フィルターの力で菌やウイルス、臭いとなるガス成分を元から分解・除去して空間をクリーンな〝0の状態〟に整えてくれる空気消臭除菌装置”という説明にも納得できます。音も静かなので赤ちゃんやペットのいるお部屋や介護をされているご家庭にもおすすめです。
こちらもお手入れ簡単! 1か月に1度、フィルターのホコリを吸い取るだけ
ブルーデオのお手入れもとても簡単です。1か月に一度、本体前面のパネルを取り外して、中にある四角いプレフィルターのホコリを掃除機で吸い取ればOK。奥にある光触媒フィルター部分にもホコリが付いているようなら、こちらも掃除機で吸い取ります。
清掃しても黒い目詰まりやにおいがとれにくくなってきた場合は、プレフィルターを交換したほうがいいとのこと。こちらは1,375円で購入できます。
DATA
- ブランド:カルテック
- 商品名:「光触媒・除菌脱臭機ターンド・ケイKL-W01」
- ブランド:マスクフジコー
- 商品名:「ブルーデオ」
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
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