<石井佳苗さんがナビゲートする照明の飾り方アイデア>
USBなどで充電が可能なポータブル照明。電源の場所やコードの存在を気にする必要がないため、まさにオブジェ感覚の手軽さ。ポンと置くだけで、欲しいところに明るさをプラスできます。「以前は実用性重視でアウトドア用のものが多かった印象ですが、最近は状況が一変。いわゆる"名作照明"のポータブルタイプが登場して話題になりました。スピーカーを兼ねたものなど、+αの機能がついたものも出てきていますね。お気に入りはひとつの場所に据え置くのではなく、持ち運ぶ。これからの照明は、そんな使い方も普通のことになりそうです(インテリアスタイリスト 石井佳苗さん)」
どうしても暗くなり、夜になると沈んだ印象になる棚の中には、デザインの美しい照明をひとつ。その光が一角をクローズアップし、自然な奥行きを感じさせます。コードいらずだからこそのテクニック。
北欧デザインの巨匠、ヴァーナー・パントンによる照明「フラワーポット」に、USB充電式のポータブルタイプが登場。ふたつの半球体からなるミニマルで大胆なフォルム、そこからあふれる美しい光は、ミッドセンチュリーの代名詞的照明。
同じ照明でも、使う場所が変われば表情まで変わって見えるから不思議です。ベッドサイドにあるときは、眠りにつく前の穏やかな明かりとして。夕方のテラスで使うときには、手元をやさしく照らすキャンドル代わりに。
@Balcony
@Bedside
夜の長い北欧では照明に対する意識がとても高いことから、デザインと機能性を両立させた照明が多く誕生。この「ソフトスポットソーラー」は、USB充電のほかソーラー充電も可能で、暗くなると自然に点灯するセンサー付き。
キャンドルのように食卓の中央に置いてほのかに照らす、スピーカーを兼ねた照明。最近、次々に登場しているこの2 WAYは、おうち時間をよりゆったりとした時間にする注目アイテム。
ランタンとスピーカー機能をひとつに。スマートフォンと接続すれば、キャンドルやたき火を思わせるやさしい明かりとともに、360度全方向に、クリアで厚みのあるサウンドが広がる。
※サイズはW=幅、D=マチ、H=高さで、単位は㎝です
※クレジットのないアイテムは、すべて私物です
インテリアスタイリスト 石井佳苗さん
PROFILE
いしい・かなえ●雑誌や書籍、広告など多岐にわたって活躍するインテリアスタイリスト。特に照明に対する愛は深い。「明かりを楽しむことができれば、インテリアの味わいは一段と深くなります」https://kanaeishii-stylist.com
撮影/宮濱祐美子 取材・原文/福山雅美
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年9/7発売LEE10月号現在)です。
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