台湾ブームはどこまでも!
いまは自由に行き来できない台湾なのに、日本での台湾の注目度が上がっています!一大ブームとなったタピオカドリンクに続き、台湾カステラや台湾パイナップルのほか、鶏排(ジーパイ)や魯肉飯(ルーローハン)などなど、これまで台湾でしか味わえなかったものがどんどん日本で気軽に楽しめるようになっていますね。
そもそもタピオカドリンクが流行ったひとつの理由に、「台湾のお茶の品質の高さ」があると思います。ただタピオカをスイーツとして楽しむのではなく、お茶本来の香りや美味しさがベースとなっているから。台湾のお土産としても阿里山の高山茶や凍頂山の烏龍茶なども人気です。
「咖啡」コーヒーだって自慢です!
でも、お茶だけじゃないんです!中国語でコーヒーは口へんで「咖啡」。実はコーヒーの栽培に適した熱帯気候なので、農園がたくさんあって、世界的に見てもかなり品質の高い珈琲豆が栽培されているんですよ。中には果樹と混ざり合ってフルーツの風味をもった豆もあったり、希少価値のある高級コーヒーも存在します。
『初めての珈琲』という台湾コーヒーを日本に紹介するキャンペーンが行われています。今回、台湾農業委員曾水土保持局が厳選した13農園のコーヒーの飲み比べができる、珈琲豆のセットをいただいたので、少しご紹介したいと思います!
5キロ13万円相当のスペシャリティコーヒーも
まず初めに①番の嵩岳(ソンユエ)をお試し。台湾コーヒーは基本的にはお手頃な価格なのですが、なんとこの豆は5キロ13万円ほどするという希少なもの。コーヒーらしい香りがありながらも、角がないような丸みを感じました。
次は④番のTGCという豆。これはコーヒーの概念が覆されるような…良い意味で期待を裏切る味でした!豆のまま香ってみると、ウイスキーやリキュールを思わせる感じがしたのですが、飲んでみるとほんのりフィナンシェのような香りがして、そのあとに爽やかな酸味が追いかけてくるような風味。このお豆は結構人気が高いそうです。
⑦番は螢之光。ネーミングに惹かれますね。こうやって飲み比べてみると、それぞれ個性があって全然違いますね!豆を挽いたときの香りとコーヒーを淹れたときの香りの感じ方が違ったり…と、コーヒー好きな人には特にこの台湾コーヒーの幅広い表現力を味わってほしいなと思います。
「見る、飲む、楽しむ」
今回日本で行われるキャンペーンは全国24都道府県40店舗のカフェで、台湾の13か所の農園から直送する生豆を使った台湾コーヒーを日本で焙煎して楽しむことができます。Instagramのフォトコンテストでは台湾珈琲農園のドリップパックなどプレゼントもありますよ。このキャンペーンを記念して『初めての珈琲~第一杯咖啡~』という映画も制作されました。台湾在住の日本人女優、大久保麻理子さんがヒロインを務めます。主題歌は鈴木亜美さんの「Drip」。日本映画専門チャンネルにて10月2日(土)23時40分から(再放送もあり)上演予定のほか、コーヒー豆を取り扱っているカフェでの上映会も行っているそうです。
取り扱っているカフェやコーヒー豆の種類や映画の上映会の情報などは、「初めての珈琲」のキャンペーンの公式サイトからチェックしてみてくださいね。
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳