家族の暮らしを維持するために必要だけれど、色々と手間や悩みも多い「買い物」。
食材を無駄にせず、ちょうどよく管理するにはどうすればいいの?
そこで、買い物賢者のリアルな一週間を取材。効率よく食材や日用品を回している達人たちのルーティンには、取り入れてみたくなるルールがいっぱいありました!
本多さおりさんの一週間買い物アイデア
自動的に届くおまかせ野菜が献立の軸に!
お話をうかがったのは… 本多さおりさん
整理収納コンサルタント。家事動線を重視して中古マンションをリノベーション。夫と5歳の長男、3歳の次男と4人暮らし。暮らしにまつわる著書多数。
本多さんの1週間の買い物ルーティン
月曜:宅配システムのお届け日
木曜:車でスーパーへ買い出し
宅配の毎週定期便で注文忘れを防止
商品を選ぶポイント
牛乳4本、卵1パック、おまかせ野菜7種を、宅配システムで購入。
「注文することを忘れがちなので、定期お届け便を利用して、毎週自動的に届くようにしています」整理収納コンサルタント 本多さおりさん
週1の一気買いでコストを削減
商品を選ぶポイント
お気に入りの銘柄のヨーグルトやバター、子どものお菓子、手頃な価格で新鮮な精肉、日用品のストックを格安のスーパーで入手。1人で行き、集中して一気買い。
以前よりストック量を増やし気持ちに少し余裕が出ました
「以前は食品や日用品など、ないと困るものでもあまり在庫を持たず、短いスパンでスーパーへ買いに走っていました」と本多さん。ここ1〜2年で生活が変化し、最近は多めに買って、ローリングストックを意識するように。
「宅配システムも始めました。コストもかかるので、最低限にしていますが、私のヒットはおまかせ7種の野菜。この野菜を1週間でやりくりするには?と、1つ課題があることで、無限大に広がる献立作りに道しるべができて、最後はゲーム感覚で使い切る楽しみができました」(整理収納コンサルタント 本多さおりさん)
また、家の中で一番往来の多い冷蔵庫にメモ紙を貼り、買うものを書き出すように。
「最近、朝ごはん作りを担当してくれるようになった夫とも食材情報を共有。1人だけで管理していた負担が軽くなりました!」(整理収納コンサルタント 本多さおりさん)
本多さおりさんの買い物ルール1
キャンプ用カートで重たい荷物を運ぶ負担を軽減
「スーパーでの買い物は短期集中で」と、基本的に1人行動。
「キャンプに使うカートを車にのせておき、駐車場から家までは、買ったものをこれにのせて運びます。なるべく低価格でいいものをまとめて買いたいので、カートが大活躍!」(整理収納コンサルタント 本多さおりさん)
本多さおりさんの買い物ルール2
汎用性の高い切り方でとりあえず野菜をカット
カレーや豚汁、スープなど、電気無水鍋のホットクックで作る料理が多いため、野菜はそれに合う形にカット。
「どんな出番があるかわからなくても、野菜は切っておくと、ぱっと使えるのでダメにすることが減りました」(整理収納コンサルタント 本多さおりさん)
本多さおりさんの買い物ルール3
在庫はまとめて収納して、常にその中を潤沢にしておく
乾物や缶詰、レトルト食品、調味料のストックなど、常温で保管できる食材は1つの引き出しで一括管理。
液体系の洗剤は吊り戸棚の奥行きまで入る量をストック。
トイレットペーパーやペーパータオルも、この棚いっぱいに並ぶ状態を保てるように補充。
本多さおりさんの買い物ルール4
お菓子は個包装で駄菓子屋風に。売れすじを見て次回の仕入れに反映
子どものお菓子は個包装のものを数種類並べて、1日3個、好きなものを選んでいいスタイルに。
「残量で彼らの好みと傾向がわかるので、次を予測しながらバイヤー感覚で買い足します」(整理収納コンサルタント 本多さおりさん)
本多さおりさんの買い物ルール5
冷蔵庫にバインダーを貼り、次に買うものを気づいたらメモ
磁石を内蔵した「木印」のクリップボードを、家で一番目につきやすい冷蔵庫に貼ってメモ。
「買い物には、このクリップボードごと持っていきます」(整理収納コンサルタント 本多さおりさん)
撮影/木村文平 取材・原文/田中理恵
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