機能性に加え、デザイン性の高さでも話題の象印の家電シリーズ「STAN.」から、待望の「自動調理なべ」がリリース。その実力を、2人の子育て真っただ中で、自動調理なべが気になっているという料理家、今井真実さんと一緒に使ってみました。
料理家。毎日のごはん作りの助けになるストレスのないレシピ作りがモットー。旬の野菜、かたまり肉レシピが得意。宮崎県都農町の食材を使ったオンラインレッスンも好評。フォトグラファーの夫とともに、13才と6才の2人の子育て奮闘中。
「まわりのママ友でも自動調理なべを使っている人は増えているなあと感じます。料理教室やSNSでも『このレシピ、自動調理なべで作れますか?』と聞かれることもよくあるんです」と今井さん。ご自身は、自動調理なべを使うのは今回が初めて。まずはSTAN.公式レシピの中から、イチオシのビーフシチューにトライ。
牛肉、野菜と、ドミグラスソース、赤ワインなどを入れます。
「カレー/シチュー」を選び、時間設定は25分にセット。
できあがりの12時間前から予約が可能。
沸かし時間約25分を加えると、
トータルで約50分の調理時間。
最大12時間までおいしく保温できます。
※予約調理の場合は、自動的に保温に切り替わりますが、予約調理以外は手動で保温の設定をしていただきます。
できあがったビーフシチューを食べた今井さん、「お肉がとってもやわらかい!」。野菜も煮崩れることなく、食べごたえのある絶妙な食感に仕上がっています。それは、内なべに蓄熱性の高いホーローなべを採用しているから(詳しくは後述)。
「牛肉はスーパーで買えるごく普通のものを使いましたが、驚くほどしっとり。市販のドミグラスソースを使うからすごく簡単なのに、野菜からのうまみも加わって、何時間も煮込んだような本格的なシチューの味わい。これがほかの仕事をしたり外出したりしている間にできているなんて、すごく魅力的です。ほかにもいろいろなレシピを試してみたくなりますね」。
切った肉や野菜と調味料を保存袋に入れて、食べたいときに加熱するパック調理。日々のごはん作りに生かしている人も多いのでは。でも「湯煎中は袋に水が入りそう、とか浮いてくるとか、不安な点も多いんですよね」。耐熱性のある保存袋でも、なべ肌に袋が触れないように見張っていないといけないため、完全なほったらかし調理が可能というわけではありません。
パック調理は、気をつけるポイントが意外にいろいろと…
STAN.の自動調理なべは、独自のパックホルダーによって、パック調理の気がかりをまるっと解消。しかも2品同時調理も可能なんです。ビーフシチューに続いて、公式レシピから、スペアリブとポテトサラダをお試し。
まずは耐熱のジッパー付き保存袋に食材と調味料を。STAN. 公式サイトには、ほかにもさまざまなパック調理向けのレシピが掲載されています。「この状態でたくさん冷凍しておくと、忙しい時にいいですね」
A.なべにパック調理専用のパックホルダーをセット。 B.袋の口をあけてなべへ入れます。 C.パックホルダーカバーをセットし、注水口から水を注ぎます。 D.パックホルダーカバーのツメに、袋の口を引っかけ準備完了。本体になべをセットし、「パック調理」を選んで調理スタート。これでパックの状態を気にすることなく、ほったらかしOKに。
「食べ盛りの子どもがいて品数もある程度並べたいので、この2品が一緒に、ほったらかしでできるのはありがたいですね~。スペアリブは味がよくしみていて、娘はペロリと完食! ポテサラもさっぱりした味わいでおいしかったです」。
そして、STAN.のなべは、自動調理なべには珍しいホーロー製。蓄熱性が高いので食材によく味が入り、さまざまな料理がおいしく仕上がります。ホーローなべは重いものが多いですが、STAN.は重さを軽減するため厚さ2mmのホーローを採用。持ち運びやすさもバッチリです。「見た目もきれいで、そのまま食卓に出しても素敵ですね」
また、専用のフタ付きで、料理が余ったらなべごと冷蔵庫で保存→直火で温め直しが可能(IH非対応)。「保存容器へ入れ替える手間がなく、洗いものが増えないのもうれしいです」
子どもが起きている間はどうしてもそっちにかからないといけないので、料理撮影以外の、レシピを考えたりnoteの原稿を書いたりといった仕事は、子どもたちが寝た後か早朝にやっています。とにかく毎日時間が足りない! だから限られた時間の中で、なべにおまかせで2品同時に作れるのは便利だし、気持ちがラクになるのも大きいですね。何より『おいしくできる』ところがすごいです!
STAN.自動調理なべ EL-KA23
キッチンにすっきりおさまるシンプルデザイン、絶妙なサイズ感も魅力。お手入れが必要なパーツも少なく、毎回洗うのは、内ぶた、ホーローなべ、つゆ受けの3つだけなのがうれしい。この自動調理なべのほか「STAN.」シリーズには、炊飯ジャー、電動ポット、コーヒーメーカー、ホットプレートがラインナップ。
- 消費電力/900W
- 最大調理容量/2.3L
- 外形寸法/28.5×31×22.5cm(ふた開き時の高さ:46.5cm
- 本体重さ/7.0kg
- 電源コード/1.4m
- 付属品/なべ用フタ、パックホルダー、パックホルダーカバー、炊飯用計量カップ、レシピブック
- オープン価格
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象印マホービンお客様ご相談センター
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撮影/松村隆文 取材・文/田中希