「おしりほぐし」でおしりのコリをほぐして、ラクして全身をきれいに！

2021.09.11

脚がむくむ、腰が痛い、体重はそんなに変わらないのにはみ肉が……。加齢＆在宅によるあるある悩みを解決するには、「おしり」がカギ！？　“おしり先生”こと田口咲さん考案のメソッドは1日5分程度で実践可能。プチ不調改善、小顔、美肌など、全身にうれしい効果があるとか！

トップス￥12600・パンツ￥16700／イージーヨガジャパン（イージーヨガ）

教えてくれたのは
おしり先生　田口咲さん

たぐち・さき●鍼美salonゑまひ～EMAI～代表。エステサロンで経験を積み、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の資格を取得後、おしりに着目した独自のメソッドを確立。著書に『全身きれいになりたければ、お尻だけほぐせばいい！』（講談社）。日々おしりケアのことで頭がいっぱい、ケア用アイテムの探求にも熱心で、イチオシはタオルの老舗企業、おぼろタオルの「専身タオル」。

こり尻
血流が滞ってまるで“肩こり”！

コロナ禍の生活もすっかり長引いて、気づけばずっと座りっぱなしということもありませんか？　「おしりが圧迫されて血流が悪くなると、こり固まって形も悪くなりますし、脚の冷えやむくみ、腰痛などを引き起こす原因にも。運動不足もおしりのこりを招きます」（田口咲さん）

セルライト尻
見た目ボコボコの悲しきおしり

セルライトとは、血流やリンパの流れが悪く、老廃物が排出されずに脂肪細胞に付着して肥大化したもの。それが肌表面をデコボコにさせます。「冷え尻、こり尻の人は同時にセルライトもある傾向。見た目、手触りもつるっとしたおしりを目指したいですよね」（田口咲さん）

垂れ尻
メリハリなし！　太ももとの境目なし

おしりの肉はあるものの、筋力が低下し、厚みがなく、位置も下がって太ももとの境目はあいまいなのが垂れ尻。「ひざを曲げて歩いている方は、おしりに力が入っていないので垂れ尻さんが多くいる印象です」（田口咲さん）

冷え尻
触ってみると表面ひんやり

こり尻同様血流が悪く、肌表面が冷えている状態のおしりです。「女性の大半は“冷え尻”といってもいいくらい。自覚していない人も多いので、自分で触っておしりの冷たさを確認してみてください」（田口咲さん）。こり尻と併発した「冷えこり尻」になっている人も。

げっそり尻
ハリがなく厚みもない貧相尻

運動不足や加齢などによって、おしりの筋肉量が減ってしまい、ふっくらとしたボリュームがないタイプ。貧相なおしりは老け見えにもつながります。「おしりをほぐして血行をよくするのと同時に、筋肉量を増やすためタンパク質をしっかりとるといいですね」（田口咲さん）

田口さんのおしりを頭側から見た写真。丸みがしっかり2山、キュッと上向き。弾力があり、おしりと太ももの境目、メリハリがしっかり！　これを目指したい！

「ラクして全身きれいになるなら、とにかくおしりをほぐすのが効果的だと約20年のサロンワークから気づいたんです。なぜかというと、おしりは上半身と下半身をつなぐ場所であり、大殿筋など大きな筋肉が集まっている部位。ここをほぐすとヒップアップはもちろん、全身の血行がよくなりむくみが取れるので、美肌、美脚になります。

おしりの中心にある仙骨周辺は太い血管が通る、女性にとって特に大事にしたいエリアで、冷えやむくみ、婦人科系の不調も改善。尾骨周辺もほぐすと、美肌や頭痛の改善など、うれしい効果がたくさん。体全体が健やかに美しくなるには、おしりをほぐすのが近道です！」（田口咲さん）。

田口さんいわく、健康＆きれいになる→気持ちがポジティブに→運まで開ける人もたくさんいるとか！　試して損なし！です。