突然ですが、皆さんは普段の料理にハーブは使いますか?
私は全く使ったことがなく…。個人的にハーブ=料理上級者のイメージで、凝った料理を作らない私が買うのはベビーリーフ(いつも洗うだけでサラダにする)くらい…。
しかし今回、“スパイス&ハーブ”で有名なエスビー食品によるイベント『オンラインで楽しむハーブの世界』に参加し、意識がガラリと変わりました!
ハーブ超初心者の私も「これからは自分でも買ってみよう」と思うに至った、ハーブの魅力&楽しみ方をレポートします。
収穫は手作業で。ハーブを丹精込めて育てる産地を見学
8月2日の「ハーブの日」を記念して開催された、今回のオンラインイベント。まずは茨城県にある、普段は非公開のフレッシュハーブ産地「エスビーハーブセンターつくば」をオンラインで案内してもらいました。
1ヘクタールほどの土地いっぱいに、水耕や土耕、露地栽培でさまざまなハーブを栽培。「バジルは暑さに強い一方、湿度管理が難しい」「ローズマリーは植えてから収穫まで時間がかかる」「ルッコラは朝が元気で、毎日の仕事始めはルッコラの収穫。種まきから3週間ほどで収穫できる、回転が1番早いハーブ」など、同じ「ハーブ」でも特性が全く違うことに驚きの連続でした。
最後の収穫は、基本的に人がハサミを使って行うため、とても時間がかかるのだそう。種まきから収穫までハーブをわが子のように愛でながら、丁寧に育てていることがひしと伝わってきました。
ハーブを料理に使ってみよう!簡単レシピ紹介
今回は料理レクチャーもあり、参加者の自宅には夏におすすめのハーブが届けられました。届いたのは「スィートバジル」「ローズマリー」「レモングラス」の3種類。
これらを使った簡単レシピを教えていただいたので、ご紹介しますね。
◆和えるだけ!バジルとトマトのマリネ
◆材料(作りやすい分量)
・スィートバジル……2〜3枝ほど
・ミニトマト……16個(4等分にする)
【A】
・酢(あれば白ワインビネガー)……大さじ2
・オリーブオイル……大さじ4
・砂糖……小さじ1
・塩……小さじ1
・ブラックペッパー……少々
・おろしにんにく(チューブ)……小さじ1/6
◆作り方
1.ミニトマトは4等分に切る。
2.ボウルで【A】をよく混ぜ、ミニトマトを入れ、バジルを手で小さくちぎりながら加える
3.よく混ぜて完成!冷蔵庫で1時間ほど冷やすと味が馴染んで◎。
パンはもちろん、そうめんや冷奴にのせるのもおすすめ。和風にしたい時は白だしを入れるなど、アレンジも可能です。
◆ローズマリーとグレープフルーツのモクテル
◆材料(作りやすい分量)
・ローズマリー……1枝+仕上げ用1枝
・グレープフルーツジュース……150ml
・炭酸水……適量
◆作り方
1.氷を入れたグラスに、4等分ほどにカットしたローズマリーを入れる
2.グレープフルーツジュース、炭酸水を入れる
3.仕上げ用の1枝を添えて完成!
ローズマリーを細かく切ると、飲んだ時に口の中に入ってしまうので大きめに。飾りの1枝も、コップに口を近づけた時に香りを印象づける役割があるそう。
ローズマリーをレモングラスに、グレープフルーツジュースをカットパイン(またはパインジュース)に替えれば、「レモングラスとパイナップルのモクテル」も作れます!
保存方法は?和食に使うコツは?ハーブをもっと活用しよう
最後はハーブの保存&活用法のレクチャーと質問コーナー。ハーブ初心者にとっては、こちらもとても参考になりました。
◆ハーブの保存方法は?
ポイントは「低温」「傷めない」「適度な湿度を保つ」。濡らして硬く絞ったキッチンペーパーを入れ、タッパーで保管を。
買った時のパックのまま、育っている状態と同じように立てて冷蔵庫に入れるのも◎。バジルのみ15度ほどが適温のため、パックを新聞紙で包んでから冷蔵庫へ。
◆ハーブが余った時は…
夏はフレーバーウォーターがおすすめ。ピッチャーなどの容器に好みのハーブ、フルーツ、水を入れ、冷蔵庫で半日ほど冷やせば完成。
◆和食にもハーブは使える?
ハーブは麺つゆや醤油と好相性。バジルを麺つゆに入れてうどんのつゆにする、すきやきの割り下にトマトとバジルを入れるのもおすすめ。
ローズマリーは醤油と合うので、にんにくと共に漬け込んで魚やイカを焼いたり、煮物に少量入れたりすると風味がアップ!
◆家でバジルがうまく育たない…コツはある?
水と太陽の光が重要。涼しい時間に水をたっぷりあげて、日当たりの良いところに置いて。湿気に弱いため、伸びてきたら内側から収穫し、中に湿気がたまらないようにするのもポイント。花が咲いてしまうと葉が硬くなることもあるため、咲く前に収穫を。
オンラインイベントは1時間ほどで終了。フレッシュハーブへの関心が一気に高まった貴重な時間でした!
2品を実際にお試し!ハーブでいつもの料理がぐっと華やかに
届いたハーブを使って、私も実際に「バジルとトマトのマリネ」と「ローズマリーとグレープフルーツのモクテル」を作ってみました。
フレッシュハーブを扱うのは初めてでしたが、本当にあっという間に完成。マリネはお店の味のようでしたし、モクテルはローズマリーのすっきりとした香りが夏らしく、夫にも好評でした!
それでもハーブは十分余っていたので、
・温めたチルドのピザにバジルをのせる
・夫の作ったスパゲティミートソースに、バジルをちぎってのせる
・お買い得だったステーキ肉を焼く時に、ローズマリーを添える
など試してみたところ、どれも大成功。料理とは言えないほど簡単なものもありますが、味も香りも彩りも格上げされるように感じました。一度に使うのは少量なので、コスパも抜群です。
ちぎって添えるだけでこんなに変わるなんて、私のようなズボラさんにもおすすめの食材なのではないでしょうか。おうち時間の充実にも、一役買ってくれそうですね。
“いつもの料理をぐっと華やかにしてくれる”フレッシュハーブ、皆さんもぜひお試しください!
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福島綾香 Ayaka Fukushima
ライター
宮城県仙台市出身。夫、息子(2018年9月生まれ)と3人暮らし。これまでフリーペーパー、旅行情報誌などの編集を経験。趣味は食べること、旅行、読書、Jリーグ観戦。