鮮やかすぎない曖昧な発色が魅力の「ニュアンスのあるキレイ色」ブームは、服だけでなくスニーカーにも到来。ほどよい華やぎとドラマティックさを併せ持ちながら、どんな色ともすんなりなじみ、大人にふさわしい洒落感を与えてくれます。スタイリスト吉村さんがその魅力を解説!
ボーイッシュな色だけに カジュアルとの相性最高!
モスグリーンやカーキなど、トーンを落としたグリーンは、すでにレギュラーカラーとして服で取り入れている人も多いはず。ボーイズライクな印象漂うカラーだから、カジュアル度の高いスタイリングにはもちろん似合うし、反対に甘い色の服の引き締め役にも(吉村友希さん)
アースカラーでまとめた大人の洗練やんちゃスタイル
王道スケーターシューズの系譜を継ぎながら、日常使いにピッタリの軽さと柔らかさを備えた実用派のスエードスニーカー。茶のハーフパンツと合わせ、秋めくボーイッシュスタイルを堪能して。
仕上げに黒レザーのバッグで大人の格を忘れずプラス。
VANS FALKEN
(右)ヴェネツィア発の注目ブランド「ゴウド」のイチ押しモデルは、リサイクル素材をできる限り利用したサスティナブルな一足。幾何学的な形のソールが、スムーズな歩行をサポートしてくれます。¥58300/ティースクエア プレスルーム(ゴウド)
(左)インソールに高反発のクッションを採用した超軽量ランニングシューズ。ブリティッシュブランド感あふれるネームタグもキュート。¥19800/カメイ・プロアクト(ウォルシュ)
Yuki Yoshimura
スタイリスト 吉村友希さん
トレンドを取り入れながらも、女性らしく上品なスタイリングに仕上げる名手。愛用しているカラースニーカーは、ヴェジャのくすみグリーン。
レトロな色に季節感を託して
これまではカラースニーカーというと、白や黒などベーシックカラーにビビッドなラインが入ったものが主流でしたが、今季はベースにキレイ色を使ったものが豊作。カラーといっても、今年はレトロブームに乗り、少しあせたような発色のものが多いため、大人が気負わず楽しめるのもポイントです。服で色を取り入れるのが苦手な人も、スニーカーなら面積も小さく、顔から遠いため、思いきって冒険できるはず。まずは白Tやデニムなど、いつものアイテムと合わせ、秋の始まりのおしゃれを楽しんでみて。(吉村友希さん)
次回は、スニーカー通がリアルにセレクト!今季ならではのイチ押し「ナイキのスニーカー」をお届けします。
撮影/渡辺謙太郎(モデル) 魚地武大(TENT)(静物) ヘア&メイク/木部明美(PEACE MONKEY) スタイリスト/吉村友希 モデル/竹下玲奈 取材・原文/栗田瑞穂
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年8/5発売LEE9月号現在)です。
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