過酷な夏にマスク生活……ゴワつき、インナードライ、毛穴目立ちに悩んでいる人も多いのでは？「そんな肌にこそ乳液です」と小林ひろ美さん。油分と水分のバランスのとれた業界一のぷるぷる美肌は乳液あってこそ。匠が実践する残暑の乳液術を大公開！

ピンクブラウス￥9900／ケティ　ピアス／スタイリスト私物

美容家 小林ひろ美さん

美・ファイン研究所主宰。すべてのアイテムの中でも一番！と言っても過言でないほど乳液好き。しなやかな弾力透明肌もその賜物。

「水分も油分も両方もっている乳液は、肌なじみが抜群で、滞りなく保湿ができるアイテムです。いつもより乾燥しがちだったり、ゆらぎがちになったりするときは、そんな乳液を利用しない手はありません。肌を守りつつ潤いを与えてくれるのはもちろん、ほかのアイテムと肌の仲介役もうまいので、ほかのアイテムと組み合わせてのケアも。マスク荒れ肌の立て直しにもおすすめです」（小林ひろ美さん）

荒れた肌や乾燥ゾーンを守りつつ洗う

「肌荒れが気になる部分や乾燥ゾーンなどは、あらかじめ乳液を塗っておいてからフォーム洗顔するのがおすすめです。乾きやすいゾーンに潤いクッションをのせて洗うことで、必要な部分の水分をプロテクトしつつ、落としたい部分はきっちり落とせるので肌が均一に整います。フォーム洗顔嫌いの人も、ぜひ！」（小林ひろ美さん）

1.まずは部分的に乳液オン

洗顔する前に、乾きやすい部分に乳液を塗ってから通常の泡洗顔を。

2.乳液を塗るのはココ

乾きやすい目元や口元、シワになりやすい眉間、マスクなどで荒れやすい部分をガード。

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マスク内の毛穴が気になるときは「塩スクラブ」

乳液に塩を混ぜるだけ

気になる毛穴やゴワつきなどは、乳液に粗塩を少量混ぜたお手製スクラブでくるくる。

おすすめ洗顔料はこれ！

（右）アミノ酸を高配合した濃密な泡がキメの一つ一つまで美しく。ムースネトワイアントA n 140g￥6600／クレ・ド・ポー ボーテ　

（左）肌を明るく磨き上げながらしっとり。ひろ美さんも愛用中。フォーミング クレイ アクティブ クレンザー 100g￥3000／GOTO BEAUTY

乳液と化粧水を重ねて潤いの層を作る

「乳液と化粧水を皮脂膜のような薄さで交互に7層に重ねるのがミルフィーユ塗り。肌にやさしいもの×7層なので、肌に負担をかけることなく頑丈な膜を作ってくれます。乾燥が激しい、生理前などちょっとした刺激にもゆらぎやすい肌は、ぜひ、こちらを。丁寧に重ねてほしいから、時間のとれる夜のケアにおすすめです」（小林ひろみさん）

1.まずは乳液を薄く

最初は乳液から。適量を手のひらに広げて、顔全体に包み込むようにフィット。

2.乳液×化粧水を7層

乳液×化粧水×乳液×化粧水×乳液×化粧水×乳液で7層を薄く塗り重ねる。

おすすめ化粧水はこれ！

（右）高持続ケラチン保水処方で、過酷な乾燥下でも乾かない肌にケア。エスト ザ ローション 140mL￥6600／花王　

（左）カレンデュラの花びらを配合。肌を穏やかに。敏感肌もOK。キールズ ハーバルトナー CL アルコールフリー 125mL￥2750／KIEHL’S SINSE 1851（キールズ）

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目元のシワには「ギリギリ乳液アイマスク」

上下まぶたも一気にケア

水分と乳液を含ませたコットンを適当な大きさにカットし、目の上下に貼って潤いパックに。

これもおすすめ！

アベンヌ ウオーター150g￥1650／ピエール ファーブル ジャポン

敏感になりがちな肌もやさしく鎮静して保湿する南仏アベンヌ村の温泉水をボトリング。ミネラル成分もバランスよく配合。

次回は、小林ひろ美さんの【残暑の肌に、ベタつかない乳液塾】キレイを底上げする乳液術を伝授！

撮影／天日恵美子（モデル）　KEVIN CHAN（物）　ヘア＆メイク／広瀬あつこ　スタイリスト／程野祐子　イラストレーション／いいあい　取材・原文／山崎敦子　構成／中島 彩
※商品価格は消費税込みの総額表示（2021年8/5発売LEE9月号現在）です。