洗濯動線見直しほか、OURHOME Emiさんの暮らし・収納アイデア4つ【読者が実践】
2021.08.07 更新日:2021.09.03
家族と向き合う時間が増えたり、自宅に夫婦で仕事を持ち込んだり…。働き方が多様化して選択肢が増える一方で、うまく適応できずにモヤっとした気持ちを抱える読者も。本誌連載でおなじみのEmiさんは、「変化の中で心地よく生きるために大切にしたいのは、〝自分軸〟」だといいます。
そして、自分軸のある暮らしをするには、日々の"ちょっとした困りごと"に目を向けることが大切。今回は、Emiさんが、LEE100人隊あやみおさんの自宅のお悩みをヒヤリング。時間と空間を整えるアドバイスをしてくれました!
お悩みを相談したのは?
あやみおさん/LEE100人隊No.007
会社員。夫と、4歳の娘と、2階建ての一軒家に暮らす。夫婦ともに在宅ワークはほぼなく、平日夜はワンオペ状態。趣味はお菓子作り。
仕事をしながら家事も育児も。毎日必死で"できていないこと"ばかりが気になってしまいます
「共働きですが、夫は帰宅時間が遅く、平日夜は一人で家事と育児をこなすのに精いっぱい。丁寧に取り組む余裕がないので、『このままでいいのかな?』と不安です」(あやみおさん)
あやみおさんの暮らしのモヤモヤ
1. 引っ越し以降、家を整えたいと思っているけれど進まない
2. 子どもときちんと向き合えていないような気がする…
3. 洗濯動線がスムーズでなく、あちこち動き回ることに
“できていないこと”が多い現状に焦ってしまう…
Emi(以下E) あやみおさんは平日夜、家事や育児をほとんどお一人で頑張っておられるんですね。
あやみお(以下A) 料理、洗濯、子どもの世話…と毎日必死すぎて、“できていないこと”がいっぱいなのが悩みです。具体的には、昨年引っ越してきてから、家を整えたいと思いながら、なかなか進められずにいたり。子どもに対しても、ゆっくり話を聞いてあげているとは言えない状態だったり。
E そんなふうにしっかり考えられているなんて、すごいことだと思いますよ! もっとご自身を認めてあげてほしいから、私がおすすめしたいのは、日々気づいたことを記録する、マイノート。私は17年、69冊続けているんです。
A 実は、5年日記を買ったのに書けない日が多いんですが…。
E マイノートは、毎日ではなく心が動いたときだけ書けばいいので大丈夫! あやみおさんの場合、最初はうれしかったことや楽しかったことをメモするようにして、“できなかったこと”より“できたこと”に目を向けてみてください。
A はい、挑戦してみます。
E 次に、毎日のルーティンの中で特に大変なことはなんですか?
A 洗濯ですね。1階で洗濯機を回して2階の納戸で干したら、平日は放置してしまって。片付けるときも、夫、私、子ども、とクローゼットが3カ所に分かれているので、ウロウロしてしまうんです。
E なるほど。まず、納戸は“家事室”と呼んで、“洗濯物を干す場所”ととらえてしまえばOK! ネーミングを変えるだけで、ポジティブに考えられるでしょう(笑)?
次に、洗濯動線を改善するために、例えばタオルなどは乾燥機にかけて、そのまま洗濯機近くに収納するのはどうでしょうか。お子さんの衣類も2階ではなく、1階にまとめるとよさそう。キッチンに近く、あやみおさんの目の届く和室に専用のスペースを作ると、「自分で身支度やお片付けをやってみよう! 」という気持ちを後押ししてあげられるかもしれません。
A そうですね、見直してみます!
Emi’s Hint①
マイノートで心を整理することで日常の"いいこと"に気づけるように
帰宅後に子どもと一緒に書くことにしたという、マイノート。「子どもの可愛い一言など、何気ない日常を残せるのがいいですね。夫に対してモヤモヤしたことも書き出してみると、相手がしてくれていることに気づけて、感謝の気持ちを持てるようになりました」(あやみおさん)
Emi’s Hint②
納戸を"家事室"と呼びポジティブにとらえてみる!
Before
平日は2階の納戸に洗濯物が干しっぱなし…
夜に洗濯機を回して納戸に干し、平日はそのままに。「たたんでしまう時間がとれず、いつも罪悪感をいだきながら過ごしていました」(あやみおさん)
Change!
ネーミングを変えただけで、洗濯物を干す気持ちが変化。「物干しもサーキュレーターも出しっぱなしでいいんだ、と割り切れました。この機会に欲しかったアイロン台も購入(笑)。ハンガーに干した洋服は、かけたまま収納することにしたので、しまうのもラクに」(あやみおさん)
Emi’s Hint③
タオル類はここで洗って乾燥して収納!
Before
うまく活用できずにいた洗濯機まわりの空間
洗濯機上には、引っ越し前から使っていたラックが。「なんとなく置いていたものの、うまく活用できず、処分しようか迷っていました」(あやみおさん)
Change!
タオル類のみ乾燥機を使い、ラックに収納することに。「乾きやすいように、バスタオルをフェイスタオルに変更。これまではかさばるバスタオルを2階に持って上がって干していましたが、今は乾いたフェイスタオルをその場でたたんで上のボックスに入れるだけ! 」(あやみおさん)
Emi’s Hint④
キッチン横の和室に子どものものを集めて「自分でしたい! 」を応援
Before
おもちゃは1階、洋服は2階と子どものものがバラバラ…
子どもの洋服を収納していたのは、2階の"将来の子ども部屋"。「しまうのも取り出すのも手間がかかるので、私が管理していました」(あやみおさん)
Change!
おもちゃのみだった和室に衣類の棚も設置して、子どものものを集約。「自分の場所ができてうれしいようで、子どもが洗濯物を片付けたり洋服を選んだりするようになりました。毎日『早く早く! 』と言っていたのに、あまり怒らなくなったのがいちばんの変化です! 」(あやみおさん)
衣類はオープン棚で1ジャンル1ボックス収納。「よく使うものを入れるかごは、フタを取り開けっぱなしに」(あやみおさん)
教えてくれたのは?
Emiさん
OURHOME主宰、整理収納アドバイザー。大手通販会社で商品企画を経験後、’12年に独立。’15年より夫婦で会社を経営。現在は、18名のスタッフとオリジナルアイテムの販売やレッスンの運営を行うほか、執筆、メディア出演など、多方面で活躍中。12歳の男女の双子の母。兵庫県西宮市に、5つ目となるOURHOMEの新拠点が8月3日オープン予定。
他にも「Emiさんの“自分軸のある”時間と空間の整え方」を公開中!
Emiさんのモノ選びの新刊発売中!
『わたしの〝ちょうどいい〟モノ選び』
17冊目となるEmiさんの著書は、モノ選びがテーマ。暮らしや仕事や子育て…いろいろなものとつながっている、モノ選び。本書では、OURHOMEでも人気のレッスンを誌上開催。買い物がラクになるルールを見つけるヒントが詰まっています!¥1430/集英社
次回は「『Emiさんの”自分軸のある”時間と空間の整え方』Emiさんのモノ選びのヒント編」をご紹介します。詳しい内容は2021年LEE9月号(8/5発売)に掲載中です。
撮影/仲尾知泰 ヘア&メイク/杉山えみ 取材・文/藤本幸授美
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年8/5発売LEE9月号現在)です。
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