鮮やかすぎない曖昧な発色が魅力の「ニュアンスのあるキレイ色」ブームは、服だけでなくスニーカーにも到来。ほどよい華やぎとドラマティックさを併せ持ちながら、どんな色ともすんなりなじみ、大人にふさわしい洒落感を与えてくれます。スタイリスト吉村さんがその魅力を解説!
Yuki Yoshimura
スタイリスト 吉村友希さん
トレンドを取り入れながらも、女性らしく上品なスタイリングに仕上げる名手。愛用しているカラースニーカーは、ヴェジャのくすみグリーン。
レトロな色に季節感を託して
これまではカラースニーカーというと、白や黒などベーシックカラーにビビッドなラインが入ったものが主流でしたが、今季はベースにキレイ色を使ったものが豊作。カラーといっても、今年はレトロブームに乗り、少しあせたような発色のものが多いため、大人が気負わず楽しめるのもポイントです。服で色を取り入れるのが苦手な人も、スニーカーなら面積も小さく、顔から遠いため、思いきって冒険できるはず。まずは白Tやデニムなど、いつものアイテムと合わせ、秋の始まりのおしゃれを楽しんでみて。(吉村友希さん)
涼やかすぎず甘さも控えめ。ノーブルに履ける今旬ブルー
水色よりワントーン暗いグレーがかったブルーは、さわやかなのに上品でシック。寒色なのでデニムとの相性もよく、ボトムから足元までをブルーでつなげば、すらりと脚長に見せることができます。キレイ色なのに甘くないから、カラースニーカー初心者にもオススメ(吉村友希さん)
足元のネイビースエードが淡ブルーコーデの引き締め役に
面ファスナーとスエード使いが’70年代を彷彿とさせる復刻スニーカー。サロペットのレトロ感をさらに引き上げる組み合わせで、ムードのあるカジュアルに昇華して。
PANTHER JOGGING MAGIC
(右)’70年代のバスケットボールシューズの形をベースに、スエードと衝撃に強いラバーを組み合わせた、耐久性のある一足。メイドイン久留米。¥16500/ムーンスター カスタマーセンター(ムーンスター)
(左)厚みのあるクッションで、一日履いても疲れ知らず。ブルースエードのアッパーで端正に。¥19800/デッカーズジャパン(ホカ オネオネ™)
次回は、ダスティピンクの「秋映えスニーカー」をご紹介!
撮影/渡辺謙太郎(モデル) 魚地武大(TENT)(静物) ヘア&メイク/木部明美(PEACE MONKEY) スタイリスト/吉村友希 モデル/竹下玲奈 取材・原文/栗田瑞穂
※商品価格は消費税込みの総額表示(2021年8/5発売LEE9月号現在)です。
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