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LIFE

夫ともっと機嫌よく暮らしたい!

【一田憲子さんインタビュー】いい夫婦関係のカギは自分を機嫌のいい状態に保っておくこと

  • LEE編集部

2021.07.27

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夫婦がずっと機嫌よく、仲良く暮らすコツってあるの?

数々の夫婦のあり方を取材してきた編集者・ライターの一田憲子さんに、そこから見えたものを教えてもらいました。

この記事は2021年4月7日発売LEE5月号の再掲載です。


さまざまな夫婦の形から見えてきたものは?
自分を機嫌のいい状態に保っておくことが、いい夫婦関係のカギ

編集者・ライター 一田憲子さん

編集者・ライター 一田憲子さん

素敵な暮らしぶりの人の習慣を伝えるライフスタイルマガジン『暮らしのおへそ』(主婦と生活社)編集ディレクターを務める。最新号はvol.31。

『ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく 夫と機嫌よく暮らす知恵』 一田憲子  ¥1540 エムディエヌコーポレーション

『ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく 夫と機嫌よく暮らす知恵』 一田憲子  ¥1540 エムディエヌコーポレーション

何人もの妻が異口同音に「自分を変えるほうが早い」

クリエイターから経営者、主婦までさまざまな分野・職業の人が登場する『暮らしのおへそ』の編集ディレクターである一田さん。
たくさんの女性、そして夫婦を見てきた一田さんが、自分自身の夫婦問題やこれからの生き方を考えて執筆した最新著書が『ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく』。

「私の中に、長いこと夫へのイライラがあったんです。生活習慣など小さなことから、生き方そのものまでそれは幅広くて、決定的な何かがあったわけではないけれど『いつ離婚しようか』と常に心の片隅で身構えている状態でした」(編集者・ライター 一田憲子さん)

一田さんが50歳を迎え、人生の後半戦を考えるようになった頃から「最後に残るのは夫婦。じゃあ、そこにある幸せって?」と思いを巡らせるように。そんな折、同じように夫にイラついている編集者から、夫婦関係についての本の執筆の提案があったそう。

「この本(『ムカついても~』)を書くにあたり、7人の妻に話を聞きました。夫婦の形って本当にそれぞれで、何を理想とするのかはまったく違う。でも、多くの妻が言ったのは『夫を変えるよりも自分を変えるほうが早い』ということ。言葉や表現は違えど、ほとんどの妻の口からこれに近い言葉が出たのは驚きでした」(編集者・ライター 一田憲子さん)

心に響いた言葉『「相手」と「過去」は変えられない。変えられるのは「自分」と「今」だけ』●ライフオーガナイザー 鈴木尚子さん

「私自身、確かに、夫が同じことをしてもムカつくときとそうでないときがある。自分の状態がいいと流せる場合も多いということは、どう感じるかは自分の状態次第なのでは?
取材した中のおひとり、ライフオーガナイザーの鈴木尚子さんが『過去と相手は変えられない。変えられるのは自分と今だけ』とおっしゃっていて、本当にそのとおりだな、って。だったらできるだけ自分の機嫌をよくしていくのが、夫婦関係がスムーズにいく近道なのだと思い至りました」(編集者・ライター 一田憲子さん)

育児、生活、仕事……相談先を分けるほうがうまくいく

「もうひとつ『なるほど~』と思ったのは、夫にすべてを求めないということ。夫に自分のことや家族のことを全部をわかってもらおうとせず、『仕事ならこの先輩』『子育てについてはこの友達』と、理解や共感をくれる人をそれぞれに持つことで、夫を嘆くことも減るという考え方。これも鈴木尚子さんから教わりました。

いろいろな人に話を聞く中で、私自身が『夫(男性)とはこうあるべき』という固定観念があったことにも気がつきました。
夫は仕事にアグレッシブであるべきとか、男性には女性(私)をリードしてほしいとか……。実際の私は男性につき従うタイプではまったくないのに(笑)。夫婦の関係性を考えることは、自分自身を見つめ直すことでもあると実感したんです」(編集者・ライター 一田憲子さん)

心に響いた言葉『回り道をして遠回りして、ようやく夫婦の価値観がピタッと重なってきたなあと』●パン教室・ベーグルショップ元店主 久保輝美さん

「夫婦って自分ひとりの問題ではなく、相手がいるからこそ難しいし、それがまたおもしろみになる。イライラしたり悩んだりするけれど、それがともに生きることの味わいなんだと、7人の妻たちの話から見えた気がしました。

まぁ、そう言いながらも、私だってまだまだ毎日、小さなことで夫にイラつくことはあり、決して達観できてはいません(笑)。

でも、そうやってジタバタしながらも、年をとったときに夫と『今日もいい天気だね』と言い合いながらお茶が飲めたらいい、と考えるくらいにはなりましたけどね」(編集者・ライター 一田憲子さん)


撮影/細谷悠美 取材・原文/遊佐信子
この記事は2021年4月7日発売LEE5月号『夫ともっと機嫌よく暮らしたい!』の再掲載です。商品価格は消費税込みの総額表示(2021年4/7発売LEE5月号現在)です。

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LEE編集部 LEE Editors

1983年の創刊以来、「心地よいおしゃれと暮らし」を提案してきたLEE。
仕事や子育て、家事に慌ただしい日々でも、LEEを手に取れば“好き”と“共感”が詰まっていて、一日の終わりにホッとできる。
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