【子どもの脱毛】ムダ毛がいじめの原因に?! 肌にも環境にもやさしいシュガーリング脱毛デビュー!
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上紙夏花
2021.07.12 更新日:2021.08.23
ムダ毛が気になるシーズンとお年頃
夏も本番を迎えようとしています。我が家の長男小学校6年生も、昨年は中止だったプールが始まったり、修学旅行があったりとイベント前にソワソワしている様子です。身長も160cmを超えて、昨年とはあきらかに違う体つきになってきました。まだ体毛はそれほどでもないのですが、口ひげが産毛っぽいものからだんだん濃くなってきていて、私の顔そり用電気シェーバーで剃っています。「これから脚や腕の毛も気になりだすんだよな……、相談されたらどうしよう?男の子ってみんなどうしてるんだろう?」と考えていただら……以前に取材した脱毛サロンにティーンズのお客様が増えてきたと聞いて、取材させてもらうことにしました!
初めてのVIO脱毛!「オーガニックシュガーリング」を体験!痛い?効果は?
「毛が目立つとからかわれる」
はじめにお話を伺ったのは、今回シュガーリングデビューする、Hくん。バドミントン部の中学3年生です。部活も夏には引退で受験生なのですが、部活に出ないとしてもやはり、すね毛が気になるのだそうです。身長は既に180cm以上あり、体格もがっしりしてきました。普段からすね毛は、お母さんの顔そり用のT字カミソリでこっそり剃っていたそうですが、お母さんは「また勝手に使ったでしょう!」とご立腹。
実際にムダ毛を処理する方法としては、脱色、薬剤除毛、エステや病院での脱毛、自分で剃る・抜くなどどという方法があります。
ある調査によると「自分で剃る」という方法が最く、やはり男子よりも女子の方が脱毛したいと思っている人が多いようでした。男子でも、わきや脚の脱毛をしてみたいという人が一定数いたことには少し驚きました。
自分で剃っている人の中では、カミソリ負けしたり、剃った場所から雑菌が入って吹き出物ができた…などというトラブルもあるようです。
お母さんご自身の時代は、ムダ毛を気にする男の子は少ない印象だったそうですが、いまでは大人の男性も脱毛している人が多く、街中でも短パンにツルツルの美しい脚を目にする時代。自己処理させるよりも、どこか専門のところで脱毛させたいと思ったそうです。「カミソリだと剃るときに肌を傷つけたりするので、危ないし頻繁に剃るのも肌によくなさそうだし、レーザー脱毛した方がいいのかと迷ってました」とお母さん。脱毛について真剣に考えようと思ったきっかけがもうひとつあったそうです。
「ムダ毛がいじめの原因になっているという記事を読んだんです。身体が大きいけれど、友達に言われたことに対して強く反発したりしない子なので、ムダ毛のことでからかわれるのならば、脱毛する方がいいと思ったんです。実際に息子も、友達からからかわれるから嫌だと言ったんですよね。
でも、まだホルモンバランスも整わないうちから、レーザー脱毛とか、していいものなのかどうなのか不安で。そんなときに、オーガニックシュガーリング脱毛を見つけて、息子に受けさせました。気持ちよさそうだし、本当は先に私が体験したかったんですけどね(笑)」と、お母さん自身、以前からシュガーリングには興味があったようです。
ゴミもほとんど出ない!食べられる素材で脱毛!?
オーガニックシュガーリングは、オーガニックのお砂糖とオーガニックのレモン果汁にお水を混ぜたペーストを使います。そのペーストを肌に塗布し、熟練の技でサッと剥がして、脱毛するというもの。食用ではありませんが、開封したてのペーストならば食べてもいいということで、Hくんはお味見!「甘い!普通に水あめだね」と楽しそう。
「環境問題に意識が向いている人とか、ヴィーガンだったり、情報のアンテナが高いお母さんからのお問合せが増えています。レーザー脱毛もいいとは思いますが、まだ身体が出来上がっていない時期ですし、ティーンズのみなさんには、肌にも地球にもやさしい〝シュガーリング〟という脱毛方法があることを知ってもらいたいですね!」とHIKARIさん。
3mm以上あれば、シュガーリング脱毛は可能ということですが、初回は特に伸ばした状態で来店するのがベストとのこと。タピオカパウダーをふりかけて毛を絡みやすくして、シュガーリングのペーストを人肌に温めて、肌に伸ばします。Hくんは「あったかいね。痛いの?どうなの?」とはじめは緊張気味だったようですが、痛みもそれほどではなく、仕上がりに大満足の様子。翌日の方がツルツル感が感じられ、気持ちいい!と感動したのだとか。それもそのはず、ムダ毛だけではなく、古い角質を除去できるから、肌自体がなめらかになって、肌質の変化を感じる人が多いんだそうです。
「永久脱毛ではありませんが、毛量や毛質も変わってきますから、どんどん処理しやすくなります」とHIKARIさん。仕上がりの心地よさはもちろんですが、施術で出るゴミが本当に少ないことに驚きます。ヘラやふき取りの紙なども一切使いません。グローブやゴミ袋は土にかえる生分解性プラスチックのものを使用。私たちから子どもたちへ、そしてその先の世代にバトンを渡す責任を、ひとりひとりが考える必要がありますね。
生理が止まって考えた、身体にやさしい美容とは?
お二人めは、物静かでありながら内に秘めたパワーを感じる18歳のお嬢さん、Mさん。彼女はこの日の数日後にハワイへの語学留学を控え、HIKARIさんのシュガーリング施術を楽しみにやってきました。
「ダンスを長年やってきたので、衣裳によってはムダ毛が気になるんです。はじめは自分で剃っていたんですが、市販の光脱毛の機器を買って、やったりしてたんですが……。結構高かったのに、残念ながら満足できる仕上がりにはならなくて」とMさん。
15歳くらいのときに過度な糖質制限ダイエットをして短期間で10キロくらい体重を落としたら生理が止まってしまったそうです。そのことがきっかけで、食を見直したいとヴィーガンに。食事以外にも、美容も身体にいいもの、環境にいいものを取り入れたいと調べていたときに、シュガーリングを見つけたのだとか。
「永久脱毛ではないですが、何度も通ううちに、生えて来ても薄いし、量も少なくなりました。肌もツルツルになるし、とても気に入っています」
HIKARIさんの情報によると、ハワイはシュガーリングが盛んなので、日本よりもサロンが見つかりやすいとのこと。「フラダンスも習って、シュガーリングも続けたいなと思います」と語るMさんの心はもう既にハワイへ飛んで行っているかのようでした。そんな姿を見て、HIKARIさんは「Mさんのように素敵な女の子の〝駆け込み寺〟みたいなサロンでありたいなと思うんです。だって、お年頃ならば親や友達に相談しにくいことってあるでしょう?何でも聞くよという体制で待ってます」と微笑みます。技術はもちろんのこと、HIKARIさんを慕うティーンズが増えるのも納得ですね。
ムダ毛は濃い薄い、多い少ない……と個人差がありますし、感じ方にもかなり開きがあるように思います。まだ身体の変化を受け入れられずにいるティーンズは、少しのムダ毛でも気持ちがふさぎ込むことがあるのではないでしょうか。我が家の息子がもし「脱毛したいんだけど……」と言ってきたときは、頭ごなしに「そのくらい平気だよ」なんて言わず、「シュガーリングがおすすめだよ!」と提案できる母でありたいと思いました。
SUGARISTA TOKYOでは、女性の学びとなるさまざまなイベントを企画しています。8月25日には菌カウンセラー みのりさんによる〝菌の世界を覗けばすべてがわかる『スリム菌・ぽちゃ菌』〟を開催予定。
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳