韓国ドラマ好きが、タイBLドラマ「2gether」に沼落ちした理由【画像多め】

石川晴美

2021.07.23

韓国ドラマ視聴歴約20年、趣味が高じて「韓国ドラマコンシェルジュ」活動をしているライター石川が、この半年余りで深く沼落ちてしているのが、「タイ（BL）ドラマ」の世界です。
出会ってからというもの、視聴すると毎回口角が上がり（笑顔になれる）、胸キュンで幸せホルモン（おそらくオキシトシン）が大放出されていると思われ、時に涙腺がゆるんで涙活もできる。個人的に美容効果抜群ではないかと思っていますので、その良さを皆さんにもシェアさせてください！

【タイBLドラマ】沼落ちのきっかけはK-POPアイドル！

推しているK-POPグループ「NCT」に、タイ人のテンというメンバーがいて、漠然とタイの方たちのライフスタイルに興味を持つようになりました。生活情報誌での仕事は、読者の生活を知ることから始まります。以前から家の中や食事のシーンに注目する習慣がついているので、タイという未知の国の生活に興味を持ったのは自然なことでした。まずはケーブルＴＶでＣＭを見かけた作品から視聴し始めました。たまたま最初に観たドラマがＢＬジャンルだっただけですが、家族が居る身としては、劇中で登場人物の親達がどうリアクションしているのかなども気になるところ。世界を知る意味で、物語がフィクションだとしても観てみたい！と思ったのでした。

【タイBLドラマ】沼落ちして抜け出せない理由4つ

1. 顔天才やハーフイケメン、ハイスペックで推したい人だらけ！

キャストのイケメンジャンルがかなりワールドワイド！ハーフやクォーターも多く、初めて目にするタイプの圧倒的なイケメンっぷりに毎回驚かされます。欧米・中東など各国の雰囲気漂う人が居るかと思えば、もし日本に居たら「国宝級イケメン」に認定間違いなしの顔立ちの人まで！韓国ドラマとは違った良さに沼落ちしています！

2. １エピソードに１シーン（あるいはそれ以上）必ず胸キュン！

ＷＥＢ小説やマンガが原作になっているドラマが多いため、胸キュン具合が絶妙です。「そんなキュンもあったのか！」と今まで観た事のないシチュエーションも満載で大人が引き込まれます。そしていつの間にか、登場人物たちの恋が成就するよう応援している自分が居ます。「気が付いたら同性を好きになっていた」というパターンが多いのも、物語に入り込めるポイントです。

3. 早送りする隙を与えない、素晴らしい演技をする俳優陣と目が離せない展開

今まで観てきた海外ドラマの中には「2話まで観たけれどリタイアした」作品もあり、周囲からも同様の話を聞いたことがありました。しかし、現在まで10本以上観たタイドラマには、それがありません。字幕版であることを差し引いても、目が離せない展開、意表を突く演出と脚本、俳優陣の演技も素晴らしく、どんどん続き観たくなるのです。彼らは長期間「演技のワークショップ」を重ねてから撮影に入るそう。それが引き込まれる演技に繋がっているのかもしれません。

4. 視聴後のロスをありとあらゆる方法で補いまくってくれる！

視聴終了後のロスは、メインキャストが歌うことも多いOST、俳優陣のSNSやYouTubeチャンネル、キャスト出演のリアクション動画など、多彩なコンテンツ供給で補い続けてくれるのです。例えば、ひとつのドラマに複数のカップルが生まれ、撮影が終わってもCMやバラエティに一緒に出演するなどはタイBLドラマならでは！「何度でも観たい」と思える作品に多く出会えています。

【タイBLドラマ】まずはこれを観て！胸キュンから感動作まで4選

ここまで読んで興味を持った方も、そうでもない方も、まずは4作品をおすすめします！少しでも気になったらまずはYouTubeや各種プラットフォームで数分間、「予告編」「オフィシャルトレーラー」を観てみてください！

タイＢＬドラマブームの火付け役「SOUTUS／ソータス」

タイＢＬドラマブームの火付け役で、金字塔と言われている作品。主役を演じるシントー＆クリスは、アジア各国でファンミーティングが開かれた程、放送終了後も大人気のカップル。ドラマは、大学の工学部を舞台にした、体育会系青春ラブストーリーです。タイの大学の恒例行事がひと通り登場して、それをきっかけに登場人物たちが繰り広げる友情や恋愛模様。サブキャストの中には、現在主役級の活躍をしている俳優もいるのて、これを見ておくと、その後のタイＢＬドラマがより楽しめます。ラブシーンは少なめで初心者でも見やすいです。

タイＢＬドラマ史上No.1の呼び声が高い「2gether」

自称「シックな男」タインは、同級生男子からの猛アタックを回避するため、学校で一番のモテ男サラワットに「ニセの彼氏になって」と頼むことから話は始まります。本当にさわやか、キュンと清涼感しか感じないラブストーリーです。タイのバンド「Scrubb」や主役の二人が歌うOSTも話題になりました。第5話の公開後にはTwitter世界トレンド1位を記録するほど世界中で話題沸騰。続編の製作や、映画が（新型コロナウイルス蔓延の影響で）タイに先駆けて日本で公開されるなど、日本でも人気は高まるばかりです。彼らが紡ぐラブストーリーを、傍で見守り続けたいと思ったのは私だけではないはず。タイの大学生ならではの、白シャツバリエーションもひそかにチェックしています。

タイBLドラマは泣ける作品もあり！日本にまつわる話や物も登場「Until We Meet Again～運命の赤い糸～」

（写真左）フルーク（ナタット・シリポントーン）／パーム役、（写真中央）オーム（ティティワット・リットプラスート）／ディーン役。二人に身長差があって、胸キュンシーンがより素敵なものに♪ 記事の冒頭で紹介した長身イケメン「カオ」も出演しています♡ 「Until We Meet Again～運命の赤い糸～」U-NEXTで配信中 © Studio Wabi Sabi. All rights reserved.

幼い頃から謎の悪夢に悩まされ続けていたパームとディーン。しかしそれは、悪夢ではなく前世の記憶だったのです。大学で先輩後輩として出会った二人は、その瞬間、互いが運命の相手だと気付き・・・。ライター石川が初めて観たタイＢＬドラマです。これで沼落ちしました。前世の記憶につながれる赤い糸の伝説が物語の主軸にある、輪廻転生ものです。何度も泣けました。一見暗めのストーリーですが、料理上手な主人公がとにかくキュートで友人達も面白い！シリアスな話の合間にはコミカルな場面もあり、それが救いになっています。タイの伝統菓子や料理が数多く登場するので、現地の食文化を垣間見ることもできます。放送が終わっても、イベントやタイアップの仕事で未だに仲良しラブラブ全開の彼らを目にすると、「幸せそうで何より～」とほっこりして、ドラマをまた見返したくなります。

タイＢＬドラマ製作の裏側にも触れた話題作「Lovely Writer The Series」

（中央右）カオ（ノッパカーオ・デーチャーパッタナクン）／ナプシッブ役、（中央左）アップ（プーンパット・イアン＝サマン）／ジーン役。もう、主役の二人がとにかくキュートで表情豊かなイケメン！画面の前で何度「キャー♡」と叫んだことか。参りました。2021年にタイとほぼ同時期に配信開始になった最新のドラマ。「Lovely Writer The Series」U-NEXTで独占配信中 ©2020 Lovely Writer The Series

出版社から依頼を受けて、不本意ながらBL小説を執筆することになったジーンと、ジーンの手掛けたBL小説を原作としたドラマで主演を務める俳優・ナプシッブ。ひょんなことから2人が同居することになり、渋々同居したジーンだったが徐々に距離が縮まってきて・・・。
今までにない、ＢＬドラマ製作の裏側を垣間見られる作品。そして主役の二人がとにかくイケメン！ストーリー展開や演出が新鮮で、本当に面白く、かわいさもシリアスな面もあり、ストーリーもしっかりしていて、OSＴを聞くと毎回ウキウキしちゃうほど好きな作品です。

駆け足で紹介しましたが、気になる作品はありましたか？
独占配信以外の作品は、時期により各種プラットフォームで視聴可能な場合もあります。先入観を持たず気軽に、ぜひ一人で観てください。次回も、まだまだ深い「タイBLドラマの沼」へ、みなさんをご案内する予定です。お楽しみに！