圧力鍋は持っているけれど、圧力弁からシューッと蒸気が出たり、なんだか怖くて使わなくなってしまったという声をよく聞きます。今回ご紹介するA-Stage(エーステージ)の「リデポット」は、とても小さくて、圧力切替弁などの仕組みもシンプルで扱いやすい電気圧力鍋。何より、ごはんが短時間でおいしく炊けるのが魅力なのです。
3合炊きの炊飯器よりも小さくておしゃれ
昨年5月にお目見えして以来、じわじわと人気を集め、国際的デザイン賞「Red Dot Award 2021」のプロダクト・デザイン部門において「レッド・ドット・デザイン賞2021」まで受賞したのがこの電気圧力鍋「リデポット」です。電気圧力鍋はどっしりと重く大きいものが多いのですが、約2.8㎏と軽く、ほかに類を見ないないマットな質感がとても素敵。小さいながら、容量2.0Lで最大炊飯容量は4合なのでファミリーでも使えます。
アトリエにあるのはワインを思わせるレッドですが、ほかにブラック、ネイビーがあり、この夏にはホワイトも新たにラインアップに加わっています。
洗米から25分でもっちりおいしいごはんが炊ける!
通常、電気圧力鍋でごはんを炊く場合、圧力をかけている時間は短いものの、浸水時間必要だったり、排気の時間が長かったりで1時間ほどかかるものが多いもの。ところが、リデポットは最大1.8気圧の高圧を保つことで、100℃以上の沸点で調理する“高温高圧調理”が特徴。浸水時間が不要で排気の時間も5分程度と短いから、洗米して25分でふたを開け、ごはんが食べられるのです。
初めて使った時には「でもきっとそんなにおいしくはないのでは?」と疑心暗鬼だった私ですが、炊き上がったごはんは粒立ちがよく、圧力鍋にありがちな外側の煮崩れのようなベタベタ感がまるでないし、噛むともっちりとした弾力が感じられて甘みもあり、感動してしまいました。
一般的な炊飯器の“早炊きコース”の炊飯時間が20~30分ほどですが、この場合、浸水時間をカットしていたりするので、どうしても芯があるようなかための炊き上がりになってしまいおいしくは炊けません。それに比べると、リデポットのごはんは25分なのに十分時間をかけて炊いたごはんのような味わいなのですから、すごいですよね。だから、もうごはん専用の「炊飯器」として使ってもいいくらいなのです。
しかも、加圧後、ピンが下がったら圧力切替弁を回して排気させ、フタを開けられるので使い方も簡単。電気圧力鍋初心者さんにも安心しておすすめできます。
お米の上に生のスペアリブを入れて炊き上げる“ごちそう炊き込みごはん”が絶品
でもね、それだけじゃないのです。リデポットはウェブサイトにたくさんのレシピが掲載されていて、中でも魅力的なのが、お米といっしょに食材を入れて炊く“ごちそう炊き込みごはん”。
たとえば、下味を付けたスペアリブをお米と一緒に炊き上げる「ピリ辛ジューシースペアリブごはん」も、30分程度でごはんには旨みがたっぷり染み込んで肉はふっくらジューシーに。これだけで十分、ごちそうになりますよね。肉も長時間漬け込んでおく必要がないから、すぐに作り始められるのも便利です。
圧力調理のほか、スロー調理や温め直しなどもできるマルチな1台
付属のレシピブックやウェブサイトのレシピを参考に作るには、メニューに合わせて加圧時間を調整済みの8種類のオートモードのほか、ロールキャベツやおでんなど一定の温度を保って調理したい場合に便利なスロー調理、カレーやスープの温め直しに役立つ温めモードも備えていて、マルチに活躍します。
つい最近、作ってみて気に入ったのが、玉ねぎを丸ごと圧力調理して作るスープ。玉ねぎの皮をむいて、十文字に切り込みを入れ、ベーコンを刻む…といった手間しかかからず、内なべに材料を入れたら20分ちょっとで熱々スープが出来てしまいました。「ごろっとまるごと玉ねぎのスープ」という名前のとおり、インパクトのある見た目です。
煮込み時間が短いのに、加圧の力で玉ねぎの甘みがたっぷりのおいしいスープが出来て大満足。玉ねぎを外側からむくように食べていくのがなんとも楽しい1品です。圧力鍋の王道、豚の角煮やビーフシチュー、カレーなども得意なので、いろいろ作ってみたくなること請け合い。もちろん、炊飯専用でもOKですよ。
DATA
- ブランド:エーステージ
- 商品名:「リデポット」
- 製品詳細
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
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