アンテナが敏感な8名に、大切な人に贈りたい手みやげをアンテナが敏感なみなさんにリサーチ。真似したくなるものばかりです。
お二人目は、スタイリストの小暮美奈子さん。

「季節の上生菓子」／菓匠 東宮

雅やかな佇まいや包みから伝わる
凛とした姿勢も味わいに

スタイリスト小暮美奈子さん

「歳を重ねるにつれ、和菓子を手みやげにすることが多くなりました。季節ごとに変わる風情があり、同じ店でも選ぶのが楽しいですね」。

お気に入りは創業以来60年、確かな味と商鋪の構えを継ぐ“東宮”。

「生菓子やお饅頭などが控えめに、でもシックな佇まいで並んでいて。餡の上品な風味、絶妙な色合いと装飾、素材によって使う笹や和紙での包み方にセンスが感じられ、“こんな素敵なものはあの人に見てもらいたい！ 味わってほしい！”と思うんです」。

かなり気になるタチという包み紙の、風合いのあるクレープ和紙も“素敵”のエッセンス。

菓匠 東宮
約2週で変わる季節の上生菓子は、添加物を使わず手作り。
写真は蛍狩りや藤、菖蒲、琵琶などで晩春から初夏への移ろいを表現。皮と餡の製法は互いを引き立てる取り合わせを吟味。1つ￥290。

東京都世田谷区桜丘2の29の10　
TEL：03-3420-2573・Fax：03-3425-1038　
営業時間：9:00～20:00（日曜・祝日～19:30）
定休日：第2・第4火曜

LEE DAYS vol.01【食いしん坊なあの人の「手みやげ」】より

撮影／邑口京一郎、取材・文／高井法子　撮影協力／ルック ブティック事業部（マリメッコ）

※商品価格は消費税込みの総額表示（2021年4/20発売LEE DAYS VOL.1現在）です。