誰にどう相談したらいいかわからない、デリケートゾーンの悩み。30代〜40代に多いという乾燥やかゆみ、皆さんも放置していませんか? 「デリケートゾーンならオイルが一番!」と仰る、美容オイルコンシェルジュのYUKIEさんに、ケア方法とその魅力についてお聞きしました。
皮脂が減ると菌も減るんです!
_ここ最近、デリケートゾーン向けのアイテムが増えましたよね。それでもまだ誰に相談したらいいかわからない、恥ずかしい、という人が多いのではと思います。みなさんどんな悩みを抱えているのでしょうか。
「どの年代にもそれに応じた悩みがあるものですが、30代から40代にかけては、ホルモンバランスが崩れやすいタイミング。PMSに加え、自律神経の揺らぎによる月経異常が出てくることもありますし、ホルモン低下によるデリケートゾーンの乾燥やかゆみ、かぶれ、膣萎縮もよく耳にする症状です。」
_具体的に、なぜそのようなことが起きてしまうのでしょうか。
「大きくは年齢を重ねたことでの皮脂の減少が挙げられます。若い頃のスキンケアでは物足りないように感じてくるのと同じことがデリケートゾーンでも起きているんです。皮脂が減ることにより常在菌も少なくなってしまい、自浄作用が低下するというカラクリなんです。これはもう食い止めることはできません。なので、できるだけ潤いを与え、労ってあげることが大事ですね。」
_そんな中、YUKIEさんはオイルでのケアを推奨されています。
「化粧水や美容液を塗るように、デリケートゾーンにも毎日欠かさず潤いを持たせてあげることが必要なんですね。最近は色々なアイテムが出てきましたが、私のオススメはしっかりと保湿できるオイルです。」
_なんでもいいのでしょうか。どんなオイルがオススメですか。
「一言にオイルと言っても、症状や目的に合わせてきちんと選ぶ必要があります。わたしはオイルのプロとして、口にするものから美容用まで、用途別にご紹介していますが、デリケートゾーンにオススメしたいのがココナッツオイルです。」
_ココナッツですか。ちょっと意外な印象です。なぜデリケートゾーンに良いのでしょうか。
「抗菌力があって、酸化しにくいオイルであること。ココナッツオイルは粘膜に直接塗ることで、菌の働きを得て、カンジダの感染力を低下させるんです。」
_ココナッツオイルといえば、調理で使われる方も多いかもしれませんが、食用オイルを使っても良いのでしょうか。
「この質問は難しいのですが、精製度が違うとアレルギーを引き起こしやすいので推奨していません。肌につけても大丈夫なものを用意いただけるといいですね。」
お風呂場でまとめてケアすれば忘れない
_実際にどのようにケアすればいいのか教えてください。
「とにかく続けることが大事なので、皆さんには清潔なお風呂上がりのケアをおすすめしているんです。タオルで拭いた後、まだ肌が湿っているくらいの時に、手のひらにオイルを適量とって、デリケートゾーン全体に乾布していきます。洋服を着る前に済ませてしまうのが、忘れないためのコツですよ。笑」
_同時にケアできる場所はありますか?
「はい、あります! 実はデリケートゾーンと脳は繋がっていることが研究でわかっていて、頭の疲れやストレスもデリケートゾーンの不調の原因になるんです。なので、オイルで顔、頭、お腹、膣、と全身をマッサージしながら潤すのが一番ですね。毎日は難しいかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。今回紹介したココナッツオイルの他にも、抗菌力のあるホホバオイルや、酸化しにくいバオバブオイルなどはデリケートゾーンのケアに向いています。」
_読者の方へメッセージをお願いします。
「フェムテックは市民権を得たテーマになってきましたね。オイルが生活習慣のきっかけになり、女性ホルモンとうまく付き合っていき、年齢を重ねても健やかに美しく生きることができればいいな、と思っています。」
この連載コラムの新着記事
-
【神戸】2泊3日の家族旅行へ行ってきました!ネイチャーライブ六甲、神戸須磨シーワールド…おすすめスポットをご紹介【2024年】
2024.11.17
-
【40代ママライターが試して実感】汗冷え・ムレ・におい…冬の汗悩みは、あったかインナー「ファイヤーアセドロン」で解消!
2024.11.08
-
【無印良品】話題の美容液、化粧水…マニアが選ぶ「使ってよかった!」スキンケアアイテム5選【2024年秋冬】
2024.11.01
-
車の香りどうしてる?話題の「TAMBURINS(タンバリンズ)」カーディフューザーを使ってみた!
2024.10.23
-
【ユニクロ×マリメッコ】2024秋冬を40代ライターが試着!ヒートテックやキッズなど注目アイテムが目白押し
2024.10.22
峰典子 Noriko Mine
ライター/コピーライター
1984年、神奈川県生まれ。映画や音楽レビュー、企業のブランディングなどを手がける。子どもとの休日は、書店か映画館のインドアコースが定番。フードユニットrakkoとしての活動も。夫、5歳の息子との3人家族。