部屋にグリーンがあるとインテリアとしても素敵ですし、何よりすくすくと成長する様子に元気づけられますね。でも「サボテンでさえも枯らしてしまう」という声もちらほら。水やりは多すぎれば根腐れを起こし、少なすぎればもちろん枯れてしまうし、植物を育てるのはなかなか難しいのですよね。でも、今回紹介するスウェーデン発の「ボタニアム」は月に1度、水と栄養素を補充するだけで、自動で水やりをしてくれる夢のような水耕栽培キットなのです。さあ、その魅力をお話しますね!
土の代わりに同梱のハイドロボールを使うのが特徴
ボタニアムが日本で発売されたのは昨年11月の発売ですが、中央部がややくびれ、底面が広がったやさしさと安定感のある北欧デザインと、シンプルな使い心地が気に入って、自宅に2つ、アトリエに1つと、3つも愛用しています。
キットには土の代わりに使用する人口石のハイドロボールと、ミネラルベースの液体栄養素が同梱されていて、種や苗を用意するだけですぐに栽培が始められます。ハイドロボールは水、栄養素、空気をたっぷり含んで、不要な水はタンク内に戻って再利用できる仕組みになっています。だから、約1か月に一度、水と栄養素を補充するだけで済むというわけ。手間がかからないのはもちろんのこと、余計な水も使わず、まさにエコ。しかも衛生的な水耕栽培なので、土壌を媒介とする害虫の心配や、菌の発生などがないのもうれしいですよね。
約3時間に一度の散水のタイミングでは散水口から出る五角形の水の流れが美しく、かすかに水の音がするのもいいなと思います。この散水のタイミングに出合えるとなんだか得した気分になりますよ。
ハーブや果物、野菜を育てるのにぴったり
そして、育てる植物もバジルやオレガノ、ミントなどのハーブ類や唐辛子、イチゴ、トマト、パクチーなど、ひんぱんに水やりをする必要がある野菜や果物が特に向いています。ベランダで育てると虫が付きやすいハーブも室内なら安心。グリーンに心をいやされるだけでなく、毎日の食卓に新鮮なハーブを加えたり、実がなる様子を愛でたりといくつもの楽しさを味わえるのがうれしいですよね。
自宅のリビングの置いてあるボタニアムには、アッシュグレーのほうにブラックペパーミント、スモークホワイトのほうには、観葉植物のシンゴニウム・ポドフィルムの苗を植えて育てています。タイミング的に寒い季節だったのでタネをまいて育てるにはちょっと心配で苗にしたのですが、水耕栽培のものではなかったので、バケツに水を汲んで、根に絡みついた土をきれいに洗い落とすのがちょっと大変でした。
でも、おかげさまですくすくと育って、毎朝、窓際のグリーンの様子を見るのが楽しみな日課になっています。
アトリエでは唐辛子のタネをまきました!
東京広尾にあるアトリエでは、暖かくなるのを待って唐辛子のタネをまきました。芽が出るのに少し時間がかかりましたが、9粒まいたタネのすべてが芽を出して、すくすくと成長しています。アトリエに到着するたびに、ほんの少しずつ大きくなる様子を見るのが本当に楽しくて、植物を育てるのって素敵だなとあらためて思っています。
実は昨年、自宅では土で唐辛子のタネをまいて育てた経験があるのですが、芽が出てからの成長は、ボタニアムの水耕栽培のほうがずっと早いような気がします。聞けば、根に水、栄養素、酸素が常に供給されるために土壌よりも30~50%も早く大きくなるとのこと。これもとてもうれしいポイントですよね。もう少ししたら、元気そうな1本を残して間引きしないといけないのがちょっと心苦しいのですが、赤い実をつけるまで元気に育つのを楽しみにしたいと思います。
ホワイトスモーク、アッシュグレー、ローレルグリーンといずれもマットな質感の落ち着いた北欧カラーがそろっていて、インテリアに合わせて選べるボタニアム。2017年に誕生以来、すでに世界65か国で展開されていると聞いて、やっぱりと納得しています。季節はちょうど春でタネをまくのにちょうどいいので、お子さんがいらっしゃるご家庭では、ハーブやミニトマトや果物などのタネをまいて、植物の成長を一緒に見守り、収穫の楽しみをともに体験したりと情操教育にもいいと思いますし、摘みたてのハーブや野菜を料理に使えば、食育にもなるのではないでしょうか。
DATA
- ブランド:Botanium Japan
- 商品名:自動散水式プランター「Botanium」
- 製品詳細
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
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