少しづつ、暖かい日が増えてくる季節の変わり目。スーパーに春キャベツや新玉ねぎなどの春の野菜が並んでいると、ついつい手が伸びて色々カゴに入れてしまいます。
そんな美味しい野菜が出回るこの時期にぴったり。昨日、3月1日が「野菜をもっととろうよ!」というテーマで、「ラブベジ®︎」の日と制定されました。
「ラブベジ®︎」とは「Love(愛)」+「Vegetable(野菜)」
この春は野菜を食べよう!
みなさん、スーパーなどで「ラブベジ®」のマークを目にしたことはありますか?
「ラブベジ®」とは、私たちの食卓に馴染み深い企業、味の素株式会社が、『野菜をもっととろうよ!』をスローガンに、国(厚生労働省健康日本21)が推奨する『野菜の摂取目標1日350g以上』の実践を応援するプロジェクトです。
元々は、2015年、「農業が盛んな東海エリアの野菜摂取量が少ない」という課題を解決するため、名古屋支社から始まったプロジェクト。
これまで、行政や生産者、アカデミアと連携した取り組みの他、スーパーなどでのレシピ紹介・絵本仕立てのメニューブックの制作など、私たちが家族でアクションしやすい様々な取り組みを行ってきました。
そして昨年、「野菜を美味しく食べる日」の象徴として、3月1日(サ・イ=菜)に「ラブベジ®」の日が制定。今、その活動は37都道府県にまで広がりつつあります。
日本人の野菜摂取量は、目標1日350g
食を通じて健康になりたい時、ほとんどの人が「野菜をたくさん食べよう!」と思うもの。しかし、1日に食べる量の目安は、具体的にどのくらいかを知っていますか?
日本人の野菜摂取量は目標1日350g(小学校低学年の子供でも200g以上摂取を目指したい)
しかし現状は、 国民平均280.5g (年齢調整無し)。
実は私たち、まだまだ1日あたり平均70gの野菜が足りない現状なのです!
野菜摂取量不足、実は若い世代ほど足りない?
野菜摂取量不足の現状を、女子栄養大学の武見ゆかり先生が教えてくださいました。
「特に、男性・女性共に20代〜40代にかけて、野菜の摂取量が足りない人の割合が高い傾向にあります。(令和元(2019)年国民健康・栄養調査結果)
またこの世代は、主食・主菜・副菜を組合わせた食事が 毎日2回以上とれている人の割合が約4割と他の世代に比べて少なく、不規則な食事習慣が野菜摂取量不足の一因になっているとも考えられています。」(武見先生)
特に仕事や子育てと、何かと忙しいLEE世代は、ゆっくりと食事をすることもままらない事が多いのでは。意識的に野菜を摂取するよう心がけたいですよね。
解決策としておすすめなのは
「必要な量を知ること」と「あと一品を増やすこと」
私たちがすぐにできる解決策も、武見先生に教えていただきました。
①まずは全体量を把握する
そもそも350gってどのくらいなのでしょう?おすすめなのは、1日に使う野菜の全体量を、まず計ってみること。
ある日の我が家の食材です。夫婦2人分で使う野菜(朝;豚汁、昼;ネギ焼きそば、夕;鮭のホイルちゃんちゃん焼き、地元香川の野菜”たべて菜”のお浸し、きゅうりの糠漬け)を「これくらいかな?」と計ってみると丁度約700g! 確かに、実際計ってみると必要な分量がよくわかります。
②副菜をプラス1皿増やしてみる
日本人に不足している野菜70gは、トマト半分、小鉢だと1品分の量です。いつもの食事にプラス1品、副菜を加えるだけで不足分を補うことができます。特に副菜に汁物はおすすめ!(確かに、上記でも豚汁を作ったおかげで沢山野菜を摂ることができました。)
写真は、このイベントで公開された料理研究家・柴田真希さんの「野菜のだし煮」。作りやすいステップだったので、早速次の日の昼食にプラスしました。
私が実際調理で使った野菜は180g(夫婦2人で分けたので、1人90g)。超簡単なレシピなのに、しっかり不足分の野菜が摂れます!
野菜のだし煮レシピ(和風)
【材料】
玉ねぎ…1/2
にんじん……1/3
オクラ……2本
ちくわ……2本
水……200ml
ほんだし®︎……小さじ2杯
①玉ねぎ、人参を輪切りに切る。
②青味のオクラを半分に切る。
③竹輪を乱切りにする。
④水に①②③とほんだし®を加えて煮る
⑤玉ねぎ、人参が柔らかくなったら、オクラを入れてひと煮立ちさせる。
●洋風の場合は竹輪をソーセージ、オクラをキャベツにし、「味の素KKコンソメ」で味付け。
●中華風の場合は竹輪を蟹蒲鉾、オクラを豆苗にし、丸鶏ガラスープで味付け。
このほかにも、「ラブベジ®」のHP上では、『5分で作れる野菜を使った副菜レシピ』なども公開中。ぜひチェックを!
2021年の「ラブベジ®プロジェクト」は?
2021年の「ラブベジ®プロジェクト」、この春には青森県、千葉県、石川県、三重県、兵庫県神戸市、佐賀県、長崎県、熊本県の7県1市の行政と、地域の活動として東海エリア、近畿エリアの2エリアにてプロジェクト活動が展開される予定です。
具体例として、和歌山県JAグループを初めし、各エリアの生産者と協業して特産品の美味しさを発信するプロジェクトなどが進行中。
また、三重県では「ラブベジ®プロジェクト」に共感した地域の人たちとの取り組みの一つとして、三重高校ダンス部の学生たちによる動画が制作されるなど、様々な世代を巻き込んだアプローチも始まっています。
若い世代の野菜不足も問題視されている今、10代の学生からの発信は、より幅広い世代への共感につながりそうですよね!
今こそ食生活の見直しを
このコロナ禍、外食の機会がぐっと減り、自宅で食べる回数が増えました。その分、メニューや具材は、以前よりも調整しやすいのではないでしょうか。
これから野菜の美味しい季節が本格的に始まります。
是非、「ラブベジ®」を意識しながら、まずは、今日調理する野菜たちを測ることから始めてみてはいかがでしょう?
●「ラブベジ®」特設サイト
https://park.ajinomoto.co.jp/recipe/corner/health/lovevege/
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高木綾子 Ayako Takagi
ライター/LEEキャラクター
1981年生まれ。百貨店バイヤー、ヴィンテージショップなどファッション業界を10年経験。その後、LEEキャラクターになったことをきっかけに同世代の女性に役立つ情報を伝える仕事に興味を持ち、ライターの道へ。夫の仕事の関係で2020年より東京から香川へ移住し、ファッションや子育てのほか、四国地方についても執筆。2児の女の子ママ。