【自分の幸せにつながるお金の使い方】投資家・ヤマザキOKコンピュータさんに教わりました
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LEE編集部
2021.03.21 更新日:2024.10.31
「貯金さえしてれば将来安心」って本当? 投資家・ヤマザキOKコンピュータさんのお話を聞くと、もっと自分の幸せにつながるお金の使い方が見えてきます。
「月3万円黒字術」で心も暮らしもラクになる!
◆【約4割の読者の世帯収入が減った】コロナ時代の家計の変化を読者306人にアンケート!
この記事は2021年2月5日発売LEE3月号「『月3万円黒字術』で心も暮らしもラクになる!」の再掲載です。
教えてくれたのは
投資家・文筆家 ヤマザキOKコンピュータさん
1988年生まれの投資家・文筆家。お金に関するウェブメディア『サバイブ』での記事が話題に。著書に『くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話』(タバブックス)。
ライブハウスで働いていた20代前半、貯まったお金を預けようと訪れた銀行ですすめられた投資信託に疑問を持ったのをきっかけに、自らお金や投資について学ぶことを始める。
東京、福岡を経て、沖縄に移住。オルタナティブスペース「NEOPOGOTOWN」の運営に携わることに。スペースの一角に自身の執筆場所兼喫茶店を2020年12月にオープン。
1 貯金は誠実でも堅実でもないですよ!
自分でお金の勉強を始めてみて気がついたのは、銀行に貯金してても自分好みの未来にはならないということです。
すぐ使える現金を銀行に預けておくのは便利ではあるけど、銀行は自分が望まない企業に融資していることもあるし、銀行自体も、別に自分が好きな企業ばかりではないですから。
それよりは、自分が応援したいと思える企業を探して株を買ったほうが、自分好みの社会につながると思います。ひとりひとりの力は小さなものかもしれないけど、やらないよりは意味があると感じました。
それともうひとつ。僕は日本経済の今後に少し不安を覚えていて、全資産を日本円で貯金しておくのは危険だと考えています。だから資産の半分以上は外国株に分散しておいて、いつか日本経済がダメになったとしても、ある程度は残るように調整しています。
現金にしろ、株にしろ、何かひとつに集中した資産はもろいから、できるだけ丈夫でしぶとい資産を作るためにも分散投資は有効です。
2 投資の神髄は日常生活にあります!
投資がよくわからなくて怖いという人もいますよね。でも、投資って株式など金融商品を買うだけじゃないんです。
近所の好きなお店で買い物すること、飲食することも投資になる。人々のお金の使い方によって、お店や商品が増えたり減ったりしますよね。
自分が好きなお店を利用し続けることや、いいと思える品を買うことは、未来の自分の幸せな暮らしにつながるはずです。投資のリターンは、お金だとは限らない。
僕が中学生の頃から愛用していたお弁当屋さんが、しばらく行かなくなった間に閉店していた経験があって、それ以来自分のお金は「なんとなく」使っちゃダメだと考えるようになりました。
買い物をするときも、応援したい企業のもの、ずっと続いてほしいお店のものを買うとか、そんなふうに意思を乗せてお金を使うことも、自分好みの未来を作るための「投資」だと思うんです。
ストレスのない範囲で、自分好みの未来につながるものを選んでいけたらいいですよね。
最近僕は喫茶店を経営しはじめて、毎日お客さんから直接お金を受け取っているから、今まで以上にいい未来につながるようなお金の使い方を心がけるようになりました。
3 いい過去を作り続けていこう!
将来苦労しないために、家計を切り詰めて、お金を貯める人もいますが、僕は「今の生活」もあまりないがしろにしたくなくて。
だって人間いつ死ぬかわからないですよね。「いつか投資始めたいな」「いつか固定費見直したいな」って思うだけでやらないと、やらなかった過去がどんどん作られて、そこで人生終わってしまうかもしれない。
だから「明日死んでもいいし、100年生きてもいい」という気持ちで生活してます。
そのためにはお金だけが手元にあればいいわけじゃない。大好きなお店と仲間に囲まれて、健康にも気をつけながら今を楽しんでおくことも、お金を貯めることと変わらない価値があると思っています。
「月3万円黒字術」で心も暮らしもラクになる!
◆【約4割の読者の世帯収入が減った】コロナ時代の家計の変化を読者306人にアンケート!
イラストレーション/沼田 健 取材・原文/古川はる香
この記事は2021年2月5日発売LEE3月号「『月3万円黒字術』で心も暮らしもラクになる!」の再掲載です。
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