ポイント倍増キャンペーンで、無駄な買い物していませんか?
なかなか給料が増えない時代、お金代わりに使えるポイントをためて節約に役立てる“ポイ活”。実践している人も多いのではないでしょうか。
なかでもTポイント、Ponta、楽天ポイント、dポイントなどの共通ポイントがおなじみですね。電子マネー扱いとされていますが、PayPayを使った時などに付与される「PayPayボーナス」もポイント仲間に入れてもいいでしょう。なるべく効率よく貯めたいからと「ポイントが〇倍!」というキャンペーンに合わせてせっせと買い物をするポイ活達人は多いはず。
ただし、注意点もあります。ポイント倍率が高くなるキャンペーン、例えば楽天市場の「5と0のつく日」などで倍付されたポイントは、有効期間が短い「期間限定ポイント」となっています。期間が短いと失効させたくないがため、無理やりそれを使った買い物をしてしまうことはありませんか? ポイント倍増キャンペーンは一見すると利用者がトクするように見えますが、大盤振る舞いする側にもメリットがあるというわけ。ポイ活を頑張れば頑張るほど、逆にムダな買い物が増えてしまった――なんてことにならないよう、計画的に使う必要があるのです。
ところが、PayPayユーザーに朗報がもたらされました。Yahoo!ショッピング、PayPayモール、ヤフオク!などのキャンペーン特典として付与されていた有効期限つきの「PayPayボーナスライト」ですが、2月1日以降は有効期限のない「PayPayボーナス」で付与されることになったのです。ややこしくなりますが、PayPay残高には4つの種類があります。PayPay残高を送る機能やわりかん機能が利用できる「PayPayマネー」(出金も可能)と「PayPayマネーライト」、それに対して送金はできず主に自分で使う「PayPayボーナス」および「PayPayボーナスライト」。これまでキャンペーンで付与されていた「ボーナスライト」には60日間の有効期限が設定してあり、期限内に使わないと失効してしまうのですが、Yahoo! JAPAN関連サービスについては「ボーナスライト」ではなく期限なしの「ボーナス」付与に変えますというわけ。利用者にとっては嬉しい変更ですね。
ポイント競争が激化すれば私たちにはおトクに?
PayPayボーナスへの変更を、 Yahoo! JAPANサービスのライバルである楽天側はどう見ているでしょう。ひょっとすると、期間限定ポイントの有効期間を延ばしてくることもあり得るかもしれませんね。
ほかにも、最近勢いを感じるのはPontaです。auユーザーに付与される「auWALLETポイント」がPontaポイントに統一されたことで対象店も増え、ずいぶん貯めやすくなりました。また、ショッピングサイト「auPAYマーケット」での買い物にもPontaが使えますが、そのまま使うのではなく「ショッピングサイト限定Ponta」へ交換するとポイント数を増やすことができるのでおすすめ(※100ポイント単位で、一回の交換は2000ポイントまで)。50%増量キャンペーンもたびたび実施しており(現在行っているのは3月1日まで)、たとえば2000ポイントを交換すれば3000ポイントになるのです。ただし、「ショッピングサイト限定Ponta」にはやはり利用期限があるので、買い物に使う直前に交換するのがいいでしょう。
ポイント同士がどんどん競争してくれれば、私たち消費者にとっておトクで使い勝手がいい仕組みにもっと進化するはず。期待したいですね。
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。