ステイホーム中に「個室が欲しい」と子どもから言われたり、オンライン授業がスタートし、子どもの学習スペースの確保に困った人、多いのでは?
収納や勉強がしやすくて、親のインテリアの好みもプラスした、親子ともにハッピーな子ども部屋のアイデアをたっぷり紹介します!
ステイホームを機に低めの壁を設置して半個室に
●ギャラリーマネージャー 関田四季さん
東京・南青山のデザインスタジオ&ギャラリー「EATME GALLERY」のマネージャー。夫と長男(10歳)、長女(6歳)と葉山に暮らす。

海と山を見下ろす高台にある一軒家がギャラリーマネージャー関田さんの住まいです。玄関を入ってすぐのホビールームに仕切りを設置したのは、つい先日のこと。ステイホームを機に、長男が個室を欲しがったのがきっかけでした。
「天井までの壁を作ると圧迫感が出てしまうため、何かよいアイデアはないかと探していたとき、ル・コルビュジエの作品集に出ていた低めの壁を見て『これだ!』とひらめきました」
家を建てた際の建築設計事務所に相談、両面に入れ子の収納とディスプレイフレームを備えた仕切り壁をオーダー。部屋を完全に仕切らない、半個室の子ども部屋が完成しました。
「息子は以前より片付けに積極的に。リビングにあったおもちゃや本がまとまり、親としてもすっきり。壁の高さとバランスが合うよう、ベッドもオーダーメイド。家具は一生使えるものを慎重に選び、妥協しないのがおすすめです」

教科書やピアニカなど学用品は、左のスイス軍の医療用チェストに収納している。電子ピアノの台は夫のDIY。チェストとベッドカバーにしているカンタは、四季さんが以前から愛用していたもの。

ベッドには引き出し収納付きで、将来的には衣類収納に。フェルト素材のMUUTOのバスケットにレゴなどのおもちゃを収納。

子ども部屋から見える窓ぎわの景色。作り付けのベンチにサボテンなど観葉植物が並ぶ。

電子ピアノ上のディスプレイスペースには長男が作った版画、レゴの恐竜を並べて。壁の収納には愛読する漫画を配置。

奥が長男のスペース。手前は長女の遊び場と関田さんのワークスペースを兼ねている。いずれはここの手前にも同様の壁を作り、娘の半個室も作る予定。
【特集】おしゃれで夢がある「子ども部屋」
詳しい内容は2021年LEE3月号(2/5発売)に掲載中です。
撮影/木村文平 取材・原文/武田由紀子
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