スカート『アナザー・ストーリー』

清涼感の中にある影に惹かれる音楽界注目の存在！

澤部渡のソロプロジェクト・スカートの自主レーベル時代の楽曲を再録。圧倒的なメロディの美しさとポップさ、そして清涼感の中にひとかけらの影を感じさせる澤部の声が魅力。特に初期の代表曲である『ストーリー』や『ガール』は一度聴くと心に引っかかる切なさがクセに。映画主題歌を手がけるほか、adieu（上白石萌歌）、藤井隆、堀込泰行など他アーティストのプロデュース、楽曲提供も数多く行う澤部から今後ますます目が離せない。（ポニーキャニオン）

ザ・クロマニヨンズ『MUD SHAKES』

ザ・クロマニヨンズ14枚目のアルバム。時代は変わっても、ヒロトとマーシーが生み出す楽曲は決してブレない。最新シングル『暴動チャイル（BO CHILE）』、すべての＂新人さん＂を応援する気持ちになれる『新人』など、ストレートなフレーズがまっすぐ心に刺さる全12曲。（ソニー・ミュージックレーベルズ）

YOASOBI『THE BOOK』

コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる「小説を音楽にするユニット」の初CD。2020年、Billboard JAPAN年間チャートで1位を獲得した第一弾楽曲の『夜に駆ける』から、第五弾楽曲『群青』までの全曲＋新曲を収録。小説から生まれる新時代の楽曲を味わって。（ソニー・ミュージックエンタテインメント）

ジョナス・ブルー『EST.1989』

トロピカルテイストあふれるダンスミュージックで、全世界での楽曲ストリーミング総再生回数110億回超えのジョナス・ブルー。コロナ禍で延期されたジャパンツアーが2021年4月に決定し、日本のファンだけに向けたアルバムをリリース。最新シングル、未発表音源含む全17曲を収録。（ユニバーサルミュージック）

取材・文／古川はる香