家の中の防災対策、皆さんどんなことを意識していますか？

無理をせずに、日常生活で実践できる防災アイデア＆ポイントをピックアップ！

子どもと一緒にできること、家族で確認しておきたいことも見直して、いざというとき慌てないように備えましょう！
この記事は2019年8月7日発売LEE9月号の再掲載です。

家の中でできる防災対策01
家の中で頭上に何も落ちてこない安全な場所を確保する

地震で大きな揺れがあったときには、頭上から物が落ちてこない、安全な場所で待機することが必須。
リビングやキッチンは本棚があったり、日用品もあふれているので無理をせず、寝室だけは高い場所に物を置かない、玄関だけは安全など場所を作って。

家の中でできる防災対策02
物が多いと危険！部屋をすっきり片付ける

部屋に物が多くごちゃごちゃしていると、倒れる危険性があったり、外に出る際の逃げ道を確保できない場合も。また、あるべきところに物を戻さないと、いざというときに懐中電灯など必要なものが見つからないという弊害も。すっきり片付けると日常生活も快適に！

家の中でできる防災対策03
ガラスの飛び散り防止にカーテン、ブラインドはこまめに閉める

地震や台風の際に心配なのが、窓ガラスが割れること。
もし割れると、部屋の中にガラスが飛び散りケガをしやすく掃除も大変なので、ブラインドやカーテンをこまめに閉めるだけでも飛び散りを防止できます。ほんの少しの手間で危険を回避できる！

家の中でできる防災対策、こんなアイデアも！

●キッチンの吊り戸棚には、カップラーメンやフリーズドライ食品、乾物など軽いものだけを入れます。鍋や食器などの重いものを入れると、地震の揺れで扉が開いて頭上から落ちてくる危険性も！

●無防備でいざというときにケガをしやすいお風呂。大きめの窓がある場合は、飛散防止シートを貼って割れないように対策するのもおすすめ。

子どもと一緒にできる防災対策01
公衆電話の場所を確認＆使えるようにしておく

小学生以上の子どもと離れているときの災害で、連絡手段として考えたいのが公衆電話。最近は減っていますが、近所の公衆電話の場所を確認して、一度かけてみて。
最近の子どもは固定電話を知らない場合が多いので、思いもよらぬ使い方をする場合も！

子どもと一緒にできる防災対策02
＂ダンゴムシのポーズ＂で身を守る練習をしておく

頭を両手で抱えて、体を丸めて身を守るダンゴムシのポーズ。災害時、とっさにこのポーズができるだけでも、落ちてくる物やガラスをよけることができて、ケガのリスクが低くなります。
自然とこのポーズがとれるように、遊びの中で楽しみながら練習を。

子どもと一緒にできる防災対策03
学校や保育園の防災対策を知る＆訓練にもできるだけ参加

地域によって、条例では大きな災害後の72時間は会社を出られないこともあり、すぐに子どもを迎えに行けないケースも。
保育園では最大何日間預かってくれて、どのぐらいの備蓄があるのかは、父母会や面談で一度確認を。学校の引き取り訓練に参加するのも◯。

子どもと一緒にできる防災対策、こんなアイデアも！

●サバイバル力のない子どもが多いので、山や川辺で自然の怖さを感じたり、非常食を食べる＂防災キャンプ＂をするのがおすすめ。「はだしで歩くと危ない」など災害時に役立つ知識も確認。キャンプ用品は防災グッズにも。

●ゲームなど電源がないとできない遊びは、停電が長く続いた場合はできずストレスに感じることも。折り紙やお絵かきなど、日常的にアナログでも遊ぶ習慣を。

イラストレーション／藤田マサトシ　取材・原文／野々山　幸（TAPE）
この記事は2019年8月7日発売LEE9月号『家族で見直す、考える「防災チェックリスト」』の再掲載です。