早くも年の瀬、2020年もあと少しですね。
みなさん、年賀状はもう準備されましたか? すでに投函済みの方のほうが多いでしょうか?
毎年、「今度こそ早めに!」と思いながら、12月の週末にはいつも以上に用事ができてしまう、わが家。今年も、先週末にようやく作ったところです。
でも、今年は、作業自体はわりとスムーズに進んだ感覚が。それは、子どもが生まれて5年経ち、ようやく自分なりの年賀状作りの定番スタイルが見えてきたからかもしれません。
お正月に子どもと一緒に書き初めを
振り返ると、息子が0歳の時、「まだおせちやお雑煮も食べられないし、かるたやコマ回しもできないけれど、一緒にお正月気分を味わえたら」という気持ちで試してみたのが、書き初めでした。
家でいつでもできる、墨と筆と紙さえあればOK、そして何より子どもが楽しそう! というのがわが家には合っていて、以来、毎年、年末年始に1枚書くように。
左が0歳、右が1歳の時のもの。
息子と二人で筆を握るため、じっくり美文字を追求、というわけにはいきませんが、だからこそ一瞬で思いがけない形に仕上がるのが面白いところ。
ちょっとおめかしして一緒に写真を撮っておいたのも、いい記念になっています。
2歳以降は、息子自身も墨や筆に興味津々、好きなように書いてみたり、机や体を汚してみたり、かと思うとすぐに飽きてしまったり(笑)。
かなりドタバタするけれど、遊びながら“作品”ができるのは嬉しいもので、これからも続けていきたい恒例行事になっています。
筆文字を年賀状に使ったら?
昨年、ふとひらめいたんです。この筆文字を年賀状に使ったら?と。
毎年、年賀状は、“親戚や親しい友人に送る家族写真入りのもの”と“仕事関係の方やお世話になった方に送るスタンダードなもの”の2パターン作っていました。
前者はオリジナリティーも変化も出やすいのですが、後者はどうも印象に残らなそう……かといって、自分でデザインする技術もないし……。
そう考えていたところに、筆文字を写真に撮って、家族写真入りのものと同じ方法で年賀状にすることを思いついたのでした。
そこで、昨年は書き初めに代わって、年末に筆遊びをすることに。素材として使いやすいように考えて、シンプルに干支一文字を書いてみました。
写真年賀状を作れるサービス(わが家は「しまうまプリント」をよく利用しています)でデザインを選び、写真に撮った筆文字を配置すると――あっという間に年賀状が完成!
上の写真は、今年用のデザインに合わせてみたものですが、昨年作ったのはこのような雰囲気のもの。
シンプルながら世界に1つの年賀状が、私にもパパッとできました。プリントされた葉書が届くと、息子もとても嬉しそう。来年もこのスタイルで作ろう、と決めたのでした。
今年も同じ方法で作ってみました!
そんな経緯もあったので、今年は動き出してからはスムーズ。
「年賀状作ろう~!」と息子を誘って、書道用品をセット。気づくと、すでに息子が何かを書き始めています。
「ままだいすき」……わぁ、嬉しい! 半紙に収まらない愛(笑)!
何枚か自由に字や絵を描いて、いよいよ本番。書くのは、今年も干支一文字にしました。
いろいろな「丑」を、5~6枚は書いたでしょうか。といっても、1枚にかかる時間は10秒程度。わずか1分ほどで、今年の作品の出来上がり。それを写真に撮ってデザインに合わせてみるとーー。
今年の年賀状のイメージはこのような感じに。昨年の経験から、
・文字を書く時は配置しやすいように余白を大きめにとる。
・作品がフレームに入っているように見えるデザインを選ぶ。
・素材が墨の一文字とシンプルなので、背景やフレームには色や模様があってもいいかも?
ということを意識してみました。
もとの作品は、お正月の間、家に飾ろうかな、と考え中です。
今年も、年末のToDoを1つクリアしてホッとひと息。
年賀状はいつも慌ただしい時期に作ることになるため、楽しく&簡単にできる自分なりの方法が見つかって、ちょっと気持ちがラクになりました。
来年は、現在1歳の娘も参加できるかな? 親子3人より、兄妹2人で書いたほうが、のびのびとした作品になるかも? わが家の年賀状作り、これからもブラッシュアップしていけたらと思っています。
会いたいけれどなかなか会えない人も多かった、2020年。今年の年賀状には、いつもより丁寧にひと言を添えて、気持ちを届けられるといいですよね。
みなさんも、どうぞ良いお年をお迎えください。
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藤本こずみ Kozumi Fujimoto
ライター
1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。