秋口のゆらぎ肌は、症状に応じたベストなコスメとケアが重要。今回は、マスク生活による吹き出物肌「プツプツゆらぎ」について、トータルビューティーアドバイザーの水井真理子さん、「ウォブクリニック中目黒」総院長の高瀬聡子先生に教えていただきました。
「マスク生活で吹き出物が治らない」
プツプツゆらぎの改善策は?
マスク生活ならではの"敏感混合肌"。油分補給は控えめに
今までに経験したことのない、複合的なゆらぎ。マスクによる"こすれ・ムレ・刺激"の三重苦で、頬などこすれる部分は肌が荒れ、皮脂腺のあるところには吹き出物やニキビ、鼻先やあごは皮がむけたりニキビができたり……。
「それがなかなか治らず、ストレスになっている人も多いはず。最善策としては、極力シンプルなケアにすること。今まで使用していたローションはそのままに、洗顔も保湿も油分控えめなジェル状にしてみましょう」(髙瀬先生)
こんな人は要注意!
■ストレスフルな生活
■あごをあまり意識して洗っていない
■マスクが当たる部分が肌荒れする
ジェルクレンジングで洗い、ジェルクリームで保湿。
気になる部分にはニキビ用スポッツケアを
1 帰宅後、座らずに洗面所へ直行!
一日中かけていたマスクには雑菌や汚れがいっぱい。「帰宅したら即、手洗いのため洗面所に行くと思います。そのときに洗顔もしちゃいましょう」と水井さん。
人がいなければマスクを外す
「炎症肌は特性として"嫌気性"があり、密閉空間が好き。なので極力空気に触れさせて」と髙瀬先生。帰宅したら即、脱・マスク!
2 ジェルクレンジングでこすらずにメイクオフ
敏感混合肌は、皮脂バランスを整えながら刺激を与えないクレンジングがベスト。「油分より水分多めのジェルタイプが◎。Tゾーンとあご以外は優しく洗浄しましょう」(髙瀬先生)
肌になじませるとジェルからオイルに変化。
ミネラルたっぷりの植物成分など15種の成分のみで作られている。
肌表面に付着した汚染物質の微細な粒子も一掃。
3 ジェルクリームで優しく保湿
「油分を補うことは大切ですが、こってりなものは避けて!」と水井さん。「秋冬の混合肌はジェルクリームが最も安心して使えますよ」
肌に不足している成分を補い、バリア力を向上。
肌の湿潤状態をキープ。
肌表面に水肌膜を形成し、潤いを守る。
4 吹き出物部分はスポッツ用美容液でケア
マスクが当たる頬にプツプツやあごに大きいニキビが出現。ニキビケア用美容液で清潔&抗炎症を心がけて。
ストレス性ニキビも多発
マスク生活でストレスホルモンが出て、皮脂が過剰分泌しているあごなどは特にケアを。
ホルモンバランスの乱れや乾燥による大人ニキビをケア。
column
寝ている間も日中も、心地よい肌環境をキープ
寝ている間にバランスを整えるスリーピングジェル
就寝中に角層を潤わせて、翌朝もっちりとした肌へ。(右)アベンヌ イドランス スリーピングマスク 50㎖¥3500(編集部調べ)/ピエール ファーブル ジャポン(9月21日発売)(左)アドライズ オーバーナイトジェル 80g¥4000/TAISHO BEAUTY(大正製薬)
日中は肌に負担をかけないフェイスパウダー
毛穴の凹凸やキメを整えることで、美しい素肌を演出する。(右)リペア&バランス スキンケアパウダー SPF32・PA+++¥1400/明色化粧品 (左)フォルミュール アクネオ 薬用 スキンケア パウダー(医薬部外品)¥2800/ドクターフィル コスメティクス
教えてくれたのは…
トータルビューティ アドバイザー水井真理子さん
肌を見るだけで、その人の生活習慣を見抜くほど、カウンセリングは信頼度抜群。効果実感の高い美容法で各誌で活躍中。
「ウォブクリニック中目黒」総院長 髙瀬聡子先生
美容皮膚科医。親身なカウンセリングと的確な治療に定評があり、多くの女性誌や美容専門誌のほか、TV出演などで活躍。
他にも 肌トラブル別『ゆらぎ改善プログラム』公開中!
次回は、「何を使っても刺激を感じる【ヒリヒリゆらぎ肌】改善プログラム」をご紹介。詳しい内容はLEE10月号に掲載中です。
撮影/恩田はるみ イラストレーション/itabamoe 取材・文/小内衣子(PR IMADONNA)
※商品の価格は本体価格(税抜き:2020年9/7発売LEE 10月号現在)で表示しています。詳しくはLEE 10月号をご覧下さい。