日々の生活費に消える前にチェックを!
一人当たり10万円の「特別定額給付金」、皆さんの手元に届きましたか?
私の住む自治体では郵送申請から約4週間で振り込まれました。この10万円、様々なアンケート調査を見ると、「生活費に使う」という声が多いようです。収入やボーナスがじわじわ減る中、まずは日々のお金というのが現状かもしれません。
その一方で、これまで我慢していた買い物に使う人もいるようで、ブランド品を扱う店で聞いたところ、「10万円が入ると当てにして買っていくお客さんは多い」とも。経済を回すという意味では、生活必需品を買うのも、欲しかったぜいたく品を買うのも結構なことだと思います。
でも、せっかくならお得な使い方ができるといいですよね。例えば、10万円の一部を使い、自治体が発行する「プレミアム商品券」を購入するのも一つの方法。これは地元の商店街などで使える商品券で、購入金額に10~20%のプレミアムを加えたもの。例えば東京都江東区の「こうとうDE元気!お買い物券2020」は1万2000円分(500円×24枚セット)の買い物券を1万円で購入できます。地元のスーパーや飲食店で使うなら、現金で払うよりもおトクになりますね。目黒区「めぐろ地元のお店応援券」ではなんとプレミアム率50%を予定しており、『定額給付金の半分5万円を7万5千円にできる』とPRしています。ただし、こうしたプレミアム商品券は申込方法や受付期間が決まっていたり、配布の上限に達すると締め切られてしまうもの。自分の地元で実施しているか、自治体名と「プレミアム商品券」とキーワードを入れて検索してみて。
寄付に使うという方法も
個人的には受け取った給付金を「ふるさと納税」に使おうと考えています。新型コロナの影響により、大都市だけでなく地方経済も大きなダメージを受けました。地方は使える予算が大都市ほど潤沢でないため、コロナで苦労している生まれ故郷やなじみのある自治体に寄付をし、応援したいと思ったのです。ふるさと納税は寄付する人の節税になるほか返礼品も受け取れますが、地場産品なら地方の生産者や販売者の方たちを応援することにもつながるとの期待もあるからです。
なお、7月4日からの記録的な大雨により九州が甚大な被害を受けました。新型コロナだけでなく自然災害が多発する今、これまで以上に共助・助け合いの意識が大切になるでしょう。こういう時代だからこそ、給付金を一部でも寄付に使うとの選択肢もあるのではないでしょうか。被害に遭われた方へ心よりお見舞いを申し上げます。
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松崎のり子 Noriko Matsuzaki
消費経済ジャーナリスト
消費経済ジャーナリスト。雑誌編集者として20年以上、貯まる家計・貯まらない家計を取材。「消費者にとって有意義で幸せなお金の使い方」をテーマに、各メディアで情報発信を行っている。