子育てに家事に責任のある仕事。30代、40代は本当に大変な年代。忙しい日々の中で、自分のことは後回しになってしまう人も多いのでは？

「でも」「だって」「どうせ」･･･そんな後ろ向きな気持ちに、「キレイを諦めなくていい」と話すのは、自身もボロボロの肌からV字回復した経験をもつ、美容家の小林ひろ美さん。

その根底にあるのが、母であり、美容研究家の小林照子さんが培ったキレイへの遺伝子。そこには、大人になるほど元気＆ハッピーに輝くヒントがつまっていました！

小林照子さん×小林ひろ美さん
キレイの家宝08｜巡りの追い風を吹かすと年齢に打ち勝てる

ひろ美　巡らせることって大事！特に40代以降はその重要性をひしひしと感じてます。

照子　美容ってね、若いときは内から出てくるから、無理に成分を入れ込もうとしなくても、排出された汚れを取ればいいの。だけど、年齢とともに内からはあまり出てこなくなる。それで、上から与えることが必要になるのだけど、それとともに内側を動かすことがより大事なのね。それが巡り。

ひろ美　ポイントは毛細血管ね。

毛細血管を活性させて巡りを高めれば、ケアの効果倍増!

照子　人間の血管は、90％が毛細血管。これが、末端である肌に水分や栄養を運び、老廃物を回収してくれる。でも、年齢とともに毛細血管はおばけのように消えたりしちゃうのよ。

ひろ美　だから、肌の老化が進んじゃう。毛細血管を鍛えて巡りをよくしなければ！

照子　難しいことじゃないのよ。温めたり頭皮をマッサージするだけで効果的。振動させるのがいいから、笑うのもいいのよ。

ひろ美　心をうきっとさせたりね。

ホットペットボトルをわきや脚のつけ根、ひざの裏などに当てるのもおすすめ。下腹や腰も気持ちいい。

クレンジング＋蒸しタオルで化粧のりピカイチ

クレンジング料やマッサージ料をたっぷりと広げ、くるくるマッサージ。

41〜42℃のホットタオルを30秒〜1分顔全体を蒸してからふき取る。

即席スチーム空間で温蒸しケア

洗面器にお湯を張って、お気に入りの香りの精油を1〜2滴。タオルを頭からかぶり、スチームを浴びる。乳液マッサージの併用も◎。

温冷スプーンパッティングで毛穴がキュッ、シミも薄く！

朝、顔色が悪いときや入浴中の巡り後押しに行うケア。氷を入れたコップにスプーンを2〜3秒入れて冷やす。

顔全体をスプーンの背で軽いタッチでパタパタとパッティング。これだけで毛穴がキュッと。

気になるシミ部分は背をピタッと密着。続いてスプーンを温め同様に。これを何度か繰り返す。

撮影前に、デスクワーク中に、巡りを上げる簡単ストレッチ

リンパが集まる耳は最高の巡りスポット。もむだけで、透明感と血色UP。撮影前は必ず。

椅子の背もたれに手をかけて、縮みがちな胸を開き、そのまま手を伸ばし、肩甲骨を寄せる。

右手で左手の手首を持ち、上に引き上げながら右にひっぱり側面をストレッチ。反対も同様に。

撮影／天日恵美子　ヘア＆メイク／藤枝暁子（美・ファイン研究所）（照子さん）広瀬あつこ（ひろ美さん）　スタイリスト／程野祐子（ひろ美さん）山本瑶奈（物）　イラストレーション／いいあい　取材・原文／山崎敦子　本誌構成／中島 彩
※商品の価格は本体価格（税抜き：2020年5/7発売LEE6・7月合併号現在）で表示しています。詳しくはLEE6・7月合併号をご覧下さい。