この季節になると実は気になる、体のニオイ……。

家の中で家族との時間が増えた今年こそ、自分とパートナーの気になるニオイを制してもっと心地よく仲よく過ごしましょう！

佳奈さん）タンクトップ￥9800／カイタックインターナショナル（ヤヌーク）　デニム￥26000／アンシェヌマン（サイアン）　リング（人さし指）￥16000・（中指）￥15000／ココシュニック　（大葵さん）Tシャツ￥8300・パンツ￥15000／ゴールドウイン カスタマーサービスセンター（MXP）

「汗かきなので、夏はワキのケアを念入りに。殺菌効果のある制汗剤でしっかりデオドラントしてから、香りのいいボディスプレーを重ねて使うとパーフェクトです！」（LEEキャラクター 清家佳奈さん）

「スポーツ関係の仕事をしているので、自分も周りも汗をかいた後のニオイには敏感。フレグランスを使うこともありますし、頭皮ケアに気を使うことで、自分も快適に過ごせます」（清家大葵さん）

LEE読者に匿名で聞きました！
自分のニオイ、実は不安です…！

●車を運転中にふと窓を開けたら、外気と一緒に頭皮のニオイが…（涙）（ノンさん）

●夏場の足！なんでそんなニオイが!？と信じられないほどクサイ（uiiさん）

●生理前や体調がすぐれない日ほど体がにおう気がします…（みかんさん）

●寝起きに子どもが近づいてきて、口がクサイと言われ、大ショック！（さくママさん）

夫のニオイ、ここが気になる！

●カラスの行水の夫。体全体のオヤジ臭が強くなった気がする…（momoさん）

●飲み会の後、とにかくにおいます。別室で寝てほしい…（meeさん）

●隣で話すと口臭が気になります。体調が悪いときはよりクサイ気が！（みかん飴さん）

●起き抜けの寝室。ドアを開ける前からすでににおっています…（ぽこさん）

男性と女性、それぞれのニオイの原因を知って、
正しくケアしましょう！

教えてくださったのは
内科医・認定産業医分・桐村里紗先生

予防医療や常在細菌学などに基づく情報を発信。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるのか』ほか。

皮脂の量とホルモンが体臭の強さの決め手に！

「パートナーのニオイが気になる女性は多いですね。実際、男性はにおいやすい理由があるんです」

というのは、ヘルスケアに詳しい桐村里紗先生。ニオイといえば、大抵皮脂が関連しますが、男性のほうが分泌が多いのです（図❶）。

「皮脂は空気に触れると酸化してニオイになります。男性は年齢にかかわらず皮脂の分泌量はほぼ同じ。一方、女性は量も少なく、20代をピークに減っていきます」

夏場は大量の汗をかきます。「汗は体温調節に必要なので、たくさんかきたいのですが、汗と皮脂が混ざり合うとニオイが発生。皮脂量が多ければなおさらです」

また、男女のホルモンの違いも関連。女性ホルモンのエストロゲンには抗酸化作用があり、皮脂の酸化を抑制しますが、男性ホルモンのテストステロンは皮脂腺を刺激する作用があります。

「上の図❷の青線は男性のもつ男性ホルモン量の年齢変化。年をとっても変化が少なく、ずっと脂っぽくて酸化しやすいのはこのため。一方、赤の線は女性のもつ女性ホルモン量の年齢変化。

更年期以降は分泌が減り、皮脂の酸化抑制機能が一気に失われます。女性はこのころからニオイが気になる人が増えるのです」

さらに加工食品や過剰な飲酒など乱れた生活もニオイの原因に。

「美容に無頓著な男性も自分のニオイは気になるもの。これを機に夫婦で生活改善してみましょう」

次回からは、夫婦でシェアできる「パーツ別【ニオイケア】カタログ」をご紹介。
詳しい内容は2020年LEE6・7月合併号5/7発売に掲載中です。

撮影／さとうしんすけ　ヘア＆メイク／藤本 希（cheek one）　スタイリスト／程野祐子　取材・文／伊熊奈美

※商品の価格は本体価格（税抜き：2020年5/7発売LEE6・7月合併号現在）で表示しています。