オンラインで購入できる!
沖縄で出会ったスパイス調味料
先月より沖縄へ短期移住中のライター古川です。
「私は本当にいま沖縄にいるのだろうか……?」そんな疑問が湧いてくるほど、自宅にこもる生活が続いています。思い描いていた沖縄短期移住生活とは、程遠い幕開けとなりました。
そんななか、沖縄に来たばかりのときに出会ったスパイス調味料が、心の底から「買ってよかったー」と思える逸品だったので、ぜひご紹介させてください。先にお伝えすると、オンラインショップからの購入も可能なので、沖縄以外の方にもおすすめです!
食堂黒猫のメキシカン スパイスミックス
その調味料が、「食堂黒猫」の「メキシカン スパイスミックス」。沖縄のとあるお店で発見し、パッケージに惹かれて手に取りました。普段はあまりこういったスパイス調味料の購入は避けている私。というのも上手く使いこなせず余らせてしまった経験が何度もあるから……。しかし、商品のパッケージにこう書いてあったんです。
“チキンや野菜のグリル、スープなど、一緒に焼いたり煮込んだりするだけ。お子さまから大人まで、ワクワクかぶりつきたくなる味に大変身します”
これなら私でも使いこなせるのでは……? そんな気持ちが湧き、いそいそとレジに持っていきました。
料理の味が一気に格上げ
使ったその日から虜に!
購入したその日から、私も夫もたちまちメキシカン スパイスミックスの虜に! この調味料を使うだけで、自分で作ったとは思えない、手間ひまかけたお店のような味になるんです。
写真は、鶏手羽元にメキシカン スパイスミックスとオリーブオイルで下味をつけて、塩を振って焼いただけ。スパイスの香ばしい香りが口いっぱいに広がり、もうたまらなくおいしい!
これほどまでに完成度の高い調味料を生み出す「食堂黒猫」とはいったいなにもの……? と興味が湧き、お話をうかがうことにしました。
夫婦で沖縄へと移住
メルボルンスタイルのカフェ
「食堂黒猫」は、沖縄・首里の住宅街の一角で、メルボルンスタイルの料理を提供するカフェ。オーストラリア・メルボルンのレストランやカフェで腕を磨いたシェフの沙季さんと、メルボルン出身でバリスタのクリスさん夫婦が、沖縄へと移住し2014年に立ち上げたお店です。
「メルボルン料理を母国である日本に伝えたいと考えたときに、メルボルンのようにさまざまな人々が住まい、緩やかな時間が流れる、沖縄はまさに私にとって理想の地でした。夫のクリスも日本に長く住みたいという想いがあり、夫婦2人と猫1匹で沖縄へ移住しお店をオープンしました」(沙季さん、以下同)
国籍の垣根を超えるメルボルン料理
あまり馴染みのないメルボルン料理ですが、イタリア料理といえばパスタやピザ、といったように代表的なメニューはないのだとか。
「メルボルンは移民が多い街なので、一緒に働くシェフの国籍もバラバラ。国の垣根を超えて、一皿にさまざまな国の味や技術を集結させているため、『これがメルボルンの代表料理』といったものがないんです。そのこと自体が、メルボルン料理の特徴ともいえますね」
当初、メルボルン料理のお店がメキシカンと名のつくスパイスを販売していることに混乱していたのですが、このお話を聞いて納得!
メルボルン料理には国境がなかったのです。
沙希さんは、お客さんに料理で驚きを感じてもらいたいと、見た目の美しさをいかに高められるか、もっと意外な食材の使い方はできないかなど、徹底的に追求。定期的に定番メニューを変えながら、
開店よりその作品数は60作品を越えるとか!
メキシカン スパイスミックスは
メルボルンでも大好評!
メキシカン スパイスミックスは、メルボルンのレストランで働いているときに考案した、沙季さんのオリジナルブレンド。現地のお客さんからも大好評だったそう。
「口に入れた瞬間、香りが爆発的に広がり、そのあとに甘みや辛さが段階的にやってくる……。そんな、お店レベルの味をご家庭で手軽に体感できるスパイスです。コロッケの下味やスープの隠し味など、いろいろな料理でお楽しみいただけますよ」
外食気分を味わいたい人におすすめ!
食堂黒猫では、そのほかにもエキゾチックな「エジプシャンデゥッカ」や、爽やかな風味を放つ「グリークシーズニング」など、さまざまなスパイスミックスを販売。
「メキシカン スパイスミックス」の虜となった私は、次はどの調味料を手に入れようかと早くもうきうき気分で悩んでいます。
商品は公式オンラインストアから購入できるので、「外出を自粛しているけれど、自分の作る味に飽きてきた、外食気分を味わいたい……!」という人は、ぜひチェックしてみてください。
ただ、おいしいだけではない、うつうつとした気分を晴らしてくれるような、そんな食体験を叶えてくれるはずです。
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古川晶子 Shoko Furukawa
ライター
1989年、兵庫県生まれ。主にファッションやライフスタイルの編集・執筆を担当。結婚1ヶ月で夫が沖縄へと転勤。単身赴任生活1年を経て、自身も沖縄へ短期移住することに。趣味はお笑い鑑賞。